子供たちが健全な食生活を送れるよう、食についての知識を育む「食育」。
「食」は、人間が生きていく上で必要不可欠なもの。
忙しい現代は、「食」の大切さがどうしても軽んじられる傾向にあります。
満腹になるためだけに、栄養バランスを無視してただ食べればよいというものではありませんね。
健康に過ごすために役立つ、食事についての正しい知識を子供たちに伝えていきたいですよね。
また、食材が手元に届くまでにいろいろな人や物が関わっているということも知ることができます。
食べ物への感謝、作ってくれる人たちへの感謝も育むことができます。
そこで、子供たちが食に興味を持ち、健康を考えた食材を選べるように「食育クイズ」にチャレンジしてみましょう!
子供たちだけではなく、ママにとっても何か新しい発見があるかもしれませんよ。
それではスタート!
基本をおさらい!「食育」とは?
栄養バランスが取れた食事は、健全な身体と心を作る基本ですね。
子供たちが、この健全な食生活を送れるようにするのが「食育」。
栄養や調理法など食べものに関する知識はもちろん、旬の食材や食べ物の選び方など、より良い食生活を送る方法を子供たちに伝えていきたいですよね。
また、産地や栽培方法など知ることで、一つの食材ができる過程も見えてきますね。そして、いま食べているものが多くの人たちの手を経て、手元に届いているということも。
食べ物に感謝する心を育むことにもつながります。
食育クイズで食の知識を深めよう!
それでは、「食育クイズ」にチャレンジしてみましょう!まずは、初級編から!
食育クイズ初級編
まずはウォーミングアップ!どれくらい知っているかな?
Q1.ご飯はお米を炊いてできていますね。では、パンは主に何からできている?
- 片栗粉
- 小麦粉
- 上新粉
クイズの答え
- 2.小麦粉
パンは、おもに小麦粉からできています。
そのほか、塩や砂糖、お湯、イーストなどを加え、発酵させて焼きます。
最近では、お米の粉である「米粉」でできたパンもあります。
Q2.野菜にはいろいろな種類がありますが、にんじんやほうれん草などの緑色や黄色の野菜は何と言う名前?
- 淡色野菜
- 濃色野菜
- 緑黄色野菜
クイズの答え
- 3.緑黄色野菜
野菜は、緑黄色野菜と淡色野菜に分けられます。
緑黄色野菜とは、皮や根っこなどを取り除いた食べられる部分100gあたりのβカロテンの量が600 μg以上の野菜のことを言います。
βカロテンは身体の中でビタミンAに変換されます。
βカロテンが多く含まれるにんじんやかぼちゃのオレンジ色や黄色は、まさにβカロテンの色なんですよ。
Q3.次の食品のうち、牛乳からできていないものはどれ?
- バター
- マーガリン
- ヨーグルト
- チーズ
クイズの答え
- 2.マーガリン
マーガリンはバターと同じように使われますが、実は大豆やコーンなどの植物油脂からできています。
Q4.魚に一番多く含まれる栄養素はなに?
- ビタミン
- 炭水化物
- タンパク質
クイズの答え
- 3.タンパク質
ちなみに、魚に含まれる良質なタンパク質は肉に比べて消化されやすく、子供やお年寄りにおすすめの食材です。
食育クイズ中級編
難易度が上がりますよ。さあ、気合を入れてLet’s try!
Q5.タンパク質が豊富な大豆。大豆からできる食品は次のうちどれ?
- みそ
- しょうゆ
- きな粉
クイズの答え
- 全部
日本の食文化に欠かせない大豆製品は、植物性タンパク質が豊富で、とてもヘルシー!
みそやしょうゆなどの調味料のほか、きな粉や豆腐や豆乳、油揚げ、湯葉などがあります。
Q6.にわとりは、一日に何個卵を産むでしょう?
- 1個
- 2個
- 3個
クイズの答え
- 1.1個
成長した卵黄は卵管を24~26時間かけて進みます。途中で、卵黄の周りを卵白がくるまり卵殻膜という薄い皮ができて、最後に卵の殻ができ上がり「卵」となります。
ですから、にわとりが生む卵の数は一日に1個なのです。
Q7.元気な身体でいるために一日に必要とされる野菜の量は、大人の場合は何gかな?
- 250g
- 350g
- 450g
クイズの答え
- 2.350g
元気な身体のために、一日に摂る野菜の量は350gが必要とされています。
350gの内訳は、「緑黄色野菜」を120g、「淡色野菜」と「きのこ類」、「海藻類」を合わせて230g摂るのが理想とされています。
ちなみに、次の表は「緑黄色野菜」と「淡色野菜」の100gあたりの摂取目安量です。
少しずつでもたくさんの種類なら、350g摂れそうですね!
出典:タニタの健康応援ネット「からだカルテ」 からだサポート倶楽部より
Q8.ブロッコリーはどの部分を食べているでしょう?
- 葉
- 根
- つぼみ
クイズの答え
- 3.つぼみ
ブロッコリーは「つぼみ」の部分を食べていたんですね。
ブロッコリーは何と言ってもビタミンCが豊富。
緑黄色野菜なのでβカロテンも多く含まれます。
ほかには、鉄分や葉酸も含まれるので、妊婦さんにもおすすめの野菜です。
ちなみに、ブロッコリーの「茎」の部分は、「つぼみ」よりも栄養価が高いのです!捨てるなんてもったいないのです!
食育クイズ上級編
いよいよ上級編!一筋縄ではいかない?!
それでは、チャレンジしてみよう!
Q9.美味しいご飯を炊くには、お米はどのように研ぐのがいい?
- サッと3~4回洗う
- 水が透明になるまでよく洗う
- お米どうしを強くこすり合わせて洗う
クイズの答え
- 1.サッと3~4回洗う
お米は「研ぐ」と言いますよね。
「研ぐ」とは、軽く洗って表面のぬかを取り除くこと。
お米は軽く研ぐだけでOKなのです。水が少し濁っていても大丈夫ですよ。
Q10.和食でよく使われる「だし」は、次のうちどれから取れるのかな?
- かつおぶし
- とびうお
- にぼし
クイズの答え
- 全部
「だし」はいろいろな食品から取れます。
「かつおぶし」、「とびうお」、「にぼし」のほか、「さばぶし」や「こんぶ」、「干しシイタケ」などあります。
料理に応じて使い分けるとメニューも広がりますよ。
Q11.大根は部位によって辛さが違います。一番辛いのはどこかな?
- 上の部分
- 真ん中
- 下の部分
クイズの答え
- 3.下の部分
大根は根に近い下の部分が一番辛いので、漬物やおみそ汁の具などにするのがおすすめ。
葉っぱに近い上の部分は辛味がないので、大根おろしやサラダにおすすめです。
真ん中の部分は辛味が少なくみずみずしいバランスのとれた部分なので、煮物などに向いています。
Q12.リンゴの皮をむいた時、果肉が茶色く変色するのを防ぐには?
- ただの水につける
- 塩水につける
- 熱湯につける
クイズの答え
- 2.塩水につける
切ったリンゴが茶色く変色するのは、リンゴに含まれるポリフェノール酸化酵素の作用で、空気に触れることでポリフェノールが酸化するからなのです。
塩水だけでなく、ハチミツを入れた水や炭酸水、酢水、砂糖水でも変色を防げますよ。
まとめ
どれくらい解けましたか?クイズにすると、楽しみながら知識を深められますね。
「食育」と一言で言っても、内容はとても幅広いですね。
子供たちがさらに「食」に親しめるように、毎日の食事作りやお手伝いを通して、「食」の大切さを伝えていきたいものです。
調理や食材選びの知恵は食生活の基盤にもなり、自立した生活にもつながりますね。「食育クイズ」を親子で解きながら、「食」の知識を増やしていって下さいね!
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