将来はげちゃうか心配!知らなきゃ損 赤ちゃんの髪質診断とケア方法
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髪の毛が薄い赤ちゃんって将来はげちゃうの??
ズバリ結論から言ってしまうと、赤ちゃんの髪の毛が薄いからといって将来はげたり薄毛になるということはありません。
そもそも赤ちゃんの毛の量は実はみんなほぼ同じ量なんです。つまり髪の毛が薄く見えたり濃く見えたりと個人差があるのは、実は毛の「量」ではなく毛の「色素の濃さ」に個人差があるからなんです。
そして毛の色素を含め、赤ちゃんの毛質というのは成長とともに変わるもの。
そのため今、薄毛の赤ちゃんだからといって将来はげるということはありませんし、反対にフサフサの赤ちゃんが将来はげるといったこともありません。
あくまで乳児や幼児の頃の髪の状態は一過性のものということ。
つまり赤ちゃんの時の髪の状態と大人になった時の髪の状態との関連性はほとんどないのです。
赤ちゃんは胎児の頃から毛が生えている
赤ちゃんの髪の質というのは成長とともに変化します。
最初は赤ちゃんに生えている毛は体毛も髪の毛も全て「産毛」になります。生まれたばかりの赤ちゃんは柔らかくてホワホワも綿毛のような産毛に覆われています。
この毛は妊娠3〜6ヶ月の胎児の時から全身の毛穴から生えていて、この産毛で赤ちゃんは自分の体を温めています。
そしてほとんどの場合、妊娠32〜36週頃にはこの産毛が全部抜けて羊水の中に吸収されます。
しかし未熟児や早産、またそう言った理由はなくとも一部の赤ちゃんの中には産毛が抜けないまま生まれてくる子もいます。
そんな赤ちゃんでも結局は生後2〜3週間ほどで産毛が生え変わることがほとんどなので心配いりません。
これは赤ちゃんの肌を守るための役割だった産毛が、皮膚が成長し強くなっていくにつれ、その役割を終えて抜けていき新たに幼児の毛質へと変わっていくという立派な成長過程でもあるのです。
子供の髪質は変化する
髪質は生まれつきの遺伝もありますが、生活習慣や環境などさまざまなものが合わさることで髪質・毛質に影響していくとされています。
まず生まれたての赤ちゃんに生えているのは「産毛」といわれるとても細くて柔らかい毛です。そして幼児期には産毛よりは丈夫ですが、まだ未成熟な「軟毛」とよばれる毛に生え変わっていきます。
そして小学校高学年頃からの思春期の時期からは「硬毛」とよばれる、大人の毛質と同じ毛質へと変化していきます。
つまり小学校を入学する頃くらいに、その人のその後の毛質・髪質がおおよそ決まるのです。
全部の髪の毛の生え変わりサイクルというのは約6年ごとといわれているので、生まれてからまずは小学校入学ごろ、次に小学校卒業する頃という節目で髪質がはっきり決まっていきます。
また生え変わり方にも子供によって個人差があります。
特に乳児から幼児にかけての生え変わりの頃は、毛が抜けながら同時に生え変わっていく子は常に量も変わらずフサフサの状態が保てます。
一方で一旦、生え変わる毛が全部抜けてしまってから生え変わっていくタイプの子もいます。
その場合、生え変わるまでの期間は薄毛になってしまうこともありますが、これもただの個人差で一過性のものなので心配いりません。