赤ちゃんはどうして玩具よりティッシュで遊ぶの!?ママが知りたいその心理とは!!?
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赤ちゃんのティッシュ遊び~何が楽しいの?ママが知りたいその心理
一瞬目を離したすきに赤ちゃんの隣にそびえるティッシュペーパーの山…。
次から次へとティッシュを引き出す赤ちゃんの姿を、茫然と眺めてしまったママも多いはず。
赤ちゃんが黙々とティッシュを引き出すのは、いたずらをしてママを困らせたいからではありません。
一番は「楽しいから」です。
シュッと引き出す音や、次から次へと出てくる紙、それが周りにたまっていく様子は赤ちゃんにとって、とても楽しいものなのです。
でも日常的に使うティッシュを無駄にされてはママにとっては困りものです。
しつけのため、と思って叱っても赤ちゃんには何でだめなのかわからないでしょう。
ティッシュ遊びが「楽しい」と思っている時期は、叱られても遊びをやめようとはしません。
それはティッシュを日用品と理解しておらず、さらには引き出して遊ぶ事で得られる感覚が、その時期の赤ちゃんにはとても分かりやすく、魅力的な感覚だからです。
ティッシュ遊びがいけないことだと理解出来る時期には、もうティッシュを引き出す遊びが面白いとは思えないはずです。
そのようにティッシュ遊びは赤ちゃんの成長の中の一時期にみられる遊びです。
ティッシュ遊びで育つ力とは?
なぜ赤ちゃんはティッシュを引き出す遊びが大好きなのでしょうか。
それは「ティッシュを引き出す」という行為が、人間の五感の多くを刺激するからです。
「五感」とは、
- 視覚
- 聴覚
- 嗅覚
- 触覚
- 味覚
です。
赤ちゃんはこの五感を成長させている最中です。
ティッシュ遊びはこのうち、視覚・聴覚・触覚に刺激を与えています。
シュッと引き出す時の音、何枚も何枚も次々に出てくる様子、柔らかな紙の手触り。
そしてこれ以外に重要なのは引き出す時の手ごたえです。
この手ごたえは「固有覚刺激(こゆうかくしげき)」と言って、人間の筋肉に直接伝わる刺激です。
例えば大人でも緩衝材のプチプチをつぶすことが癖になって繰り返してしまうように、ティッシュを引き出す遊びは感覚が未熟な赤ちゃんでもわかりやすく、何度も繰り返したくなってしまう感覚なのです。
つまり指先を使ってさまざまな感覚に刺激を与えるティッシュ遊びは、赤ちゃんの成長にを促すにはとても良い遊びなのです。