赤ちゃんの夜泣きがつらい・・・つらいと感じる5つの瞬間とその乗り切り方
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赤ちゃんの夜泣きは約8割以上のパパやママが体験すると言われています。
赤ちゃんはかわいいけれど、毎晩のように夜泣きが続くと身も心もクタクタになってしまいますよね。
でも安心してください。
今この瞬間も同じように泣いている赤ちゃんがいて、困っているパパやママがいるんです。
ここでは同じ悩みを抱えるパパやママのつらいと感じる5つの瞬間と、乗り切り方を紹介します。
明日、赤ちゃんとの生活が今日よりも少し楽しくなるといいですね。
夜泣きって何?原因は?
夜泣きとは、「いったん眠った赤ちゃんが特に理由なしに夜に目を覚まして泣く状態」のことです。
始まる時期も個人差があり、生後4ヵ月前後~10ヵ月頃がピークと言われています。
中にはまったく泣かない赤ちゃんもいますし、5歳頃まで続く子もいます。
夜泣きの原因はいまだはっきりと解明されていません。
「レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)の切り替わりの時に目を覚まして泣く」
「記憶力がつき、昼間起きていた時に受けた刺激を思い出して、夢に見て泣く」
「寝る前に興奮しぎて泣く」
など、諸説あるようです。
引用・参考文献「はじめて出会う育児の百科 小学館
夜泣きをつらいと感じる5つの瞬間
ここではパパやママが夜泣きをする赤ちゃんを抱え、「つらい!」と感じる5つの瞬間を紹介します。
夜泣きする赤ちゃんを前に感じるつらさは人それぞれですが、自分と似ている状況があるのではないでしょうか。
同じように感じている人がいると思うと心強いですよね!
つらい瞬間1:身体がクタクタ、起き上がるのもつらい時
赤ちゃんの夜泣きが続くと、赤ちゃんのお世話をするにも睡眠不足でクタクタ、身体も動かない!・・・なんて状態に。
一方の赤ちゃんは夜あんなに泣いたのに朝は元気いっぱい!
夜に寝てくれることを願って昼間たくさん遊んだのに、また夜泣き・・・。
大人が疲れるだけで、努力が報われなかったとき、とてもつらい瞬間ですよね。
つらい瞬間2:孤独を感じる時
旦那さんは明日仕事があるし、赤ちゃんの泣き声で起こしたら申し訳ない・・・そんなことを思ってしまうと、どんどん孤独を感じ、つらくなってしまいます。
本当にしんどいのに誰にも言えない。相談しても「赤ちゃんなんてみんなそんなもの」「お母さんなら誰もが通る道」そんな風に励まされたりなんかして・・・。
誰もつらさをわかってくれないんじゃないか。そう感じてしまうのも当然です。
そう感じる時はとても苦しい瞬間ですよね。
つらい瞬間3:近所の目が気になる時
夜中でも関係なく大声で泣き出す赤ちゃん。
一戸建てでもアパートでも、住まいに関係なく近所迷惑じゃないかと心配になってしまいます。
中には直接文句を言われてしまったり、虐待を疑われてしまったり・・・。
そんな話も知っているからこそ、泣き声にドキドキしてしまいますよね。そんな想像をしてしまう瞬間は焦るとともにとてもつらい瞬間です。
つらい瞬間4:いつ終わるのか、まったく泣き止まない時
お腹もいっぱい、暑くもないし寒くもない。抱っこしても授乳しても全然泣き止まない時は、「なぜこんなに泣くの?」と不安になります。
そして泣き止まないわが子を抱えながら、「このまま朝になってしまうのではないか」と、ドッと疲れを感じてつらい瞬間です。
つらい瞬間5:夜泣きをする赤ちゃんがかわいいと思えない時
疲れ切ってしまい、ぐっすり眠りたいのに赤ちゃんの泣き声で目が覚めてしまう。
そんな時、「私を困らせたくて泣いているの?」と、赤ちゃんが急に意地悪な存在に感じてしまう時があります。
本当はかわいくて堪らないのに、どうしてそんなことを思ってしまうんだろう・・・
そんな罪悪感におそわれる時、つらい気持ちでいっぱいになってしまいますよね。
夜泣きのつらさの乗り越え方!
生活リズムを整える
人間の体には、朝日を浴びると活動を開始し、夜になると体を休めようとする働きが備わっています。
昼間はしっかり活動し、夜はゆっくりお風呂に入って休む、という基本的な生活リズムを整えましょう。
ポイントは早起きです。
朝ごはんと昼ごはんが同じ、というような生活では、どんどん生活が夜型にずれ込みます。
そのことで本来休むべき夜になっても「リラックスできない」という状況になり、深い眠りに入れず夜泣きに繋がりやすくなります。
まずは朝、カーテンを開けて朝日を取り込み、赤ちゃんに笑顔で「おはよう」の挨拶をしてみましょう!
協力してくれる人を探す
夜泣きする赤ちゃんのお世話には誰かの協力が不可欠です。
その時は夫婦で協力しながら乗り切りましょう。
もしお母さんが旦那さんに赤ちゃんのお世話をお願いするときのポイントは、
- 誰が
- なぜ
- どのくらい
- どうしてほしいのか
はっきりと伝えることです。察してもらいたいと期待することはやめましょう。
例えば
といった伝え方です。
仕事の関係などで夫婦間の協力が難しいといった場合は、自治体でやっているファミリーサポートなどを利用して、昼間の赤ちゃんのお世話をお願いするなどの方法もあります。
一人で抱え込むことだけはやめましょう。
十分休息をとる
夜泣きで夜起きている分、睡眠不足になりがちです。
そんな時は家事はお休み。ごはんもレトルトやお惣菜で済ませてしまうもの一つの手です。
赤ちゃんが昼寝をしているときは一緒にごろごろして過ごしましょう。
遊ぶときも横になったまま、赤ちゃんを膝にのせて持ち上げたり、座ったまま歌を歌って揺れたりなど、なるべく体力温存できる遊び方もありますよ。
ゆっくり休んで体力を回復させるのも、赤ちゃんのお世話のために大切なことです。
自分の好きなことをしてみる
赤ちゃんが泣いていると、どうしてもそちらに集中してしまいます。
それは赤ちゃんの泣き声は不快に感じる周波数になっているため。
泣き声が耳につくのは、お世話をしてもらうための赤ちゃんの生きる術なのです。
でも何をしても泣き止まない夜泣き・・・。ずっと向かい合っていては身も心も参ってしまいます。
そんな時は少し気分転換。好きな音楽をかけたり、録りためていたドラマを見たり、自分の時間として使ってみましょう。
リラックスして過ごしているうちに赤ちゃんも落ち着いてきますよ。
比較することをやめる
誰かに話を聞いてほしくて相談しても、「うちはこんなに大変で~」と、夜泣きの悲惨さ大会になってしまうことがほとんど。
協力的な環境に恵まれている人もいて、「なんで自分ばっかり大変なんだろう」「もっとしっかりしないと・・・」と落ち込んでしまうことってありませんか?
そこで誰かの状況と比べて落ち込むのはやめましょう。
「よそはよそ、うちはうち」です。的外れなアドバイスは忘れちゃいましょう。
あなたの愛情と一生懸命な姿は赤ちゃんにしっかり伝わっていますよ。
話を聞いてもらいたいだけのときは、「アドバイスなしに、ただ聞いてほしいだけなの」と前置きしておくといいですよ。
夜泣きは必ず終わる時が来る!
夜泣きは必ず終わりが来るものです。
しかし泣いている最中は終わりが見えず、とてもつらいものです。
「今日の夜、明日の夜も泣いてしまうかも・・・」という心配は赤ちゃんに伝わってしまいます。
大人が不安になっているとなぜか赤ちゃんも不安になるのです。
パパやママがどっしり構えていると、意外と赤ちゃんは落ち着いて寝てくれるようになります。
そして赤ちゃんは毎日、すごいスピードで成長しています。
気が付くと「あれ、今日は泣く時間が短くなっている」という日がやってきますよ!
赤ちゃんからのサインを見逃さないで
ただの夜泣きかと思っていたら、赤ちゃんの病気が隠れていた!ということがまれにあります。
熱があったり、顔色が悪かったりしませんか?
呼吸の音はおかしくありませんか?
どこかを痛がる様子はありませんか?
泣いている赤ちゃんの様子はよく観察しておきましょう。
夜泣きのようだけどいつもと違う気がする、判断に困る・・・というときは
「小児救急電話相談 #8000」
で相談してみるのも一つの手です。
関連リンク: 厚生労働省 小児救急電話相談事業
まとめ
赤ちゃんの夜泣きがそれぞれ違うように、パパやママの感じるつらさも人それぞれです。
そして必ず同じように悩んでいる人がいるはずです。
つらい気持ちが少しでも減り、赤ちゃんににっこり笑顔を向けられる日が増えるといいですね。
筆者も子どもの夜泣きが3歳まで続き、悩んだうちの一人です。
この子は、今や寝相を直しても起きないほどぐっすり眠れるようになりました。
夜泣きは必ず終わりがくるものです。紹介した方法を参考に一緒に乗り切りましょう!