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3歳児のしかり方!子供を叱るときの上手なやり方とNGなこと

子育て
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怒りに任せて叱るのは絶対にNG!

「怒る」と「叱る」の違いを見極めよう

3歳児は物事の善悪を判断する力は未熟です。

しかし自我が芽生え始め、自己主張だけは大人顔負けです。

そんな姿に大人がまじめに向き合おうとすると、その理不尽さにイライラしてしまい、やみくもに怒りをぶつける結果に…。

子供を叱る際に最もNGなやり方は「怒る」ことです。

「怒る」ということは、感情をそのまま相手にぶつけることで、悪いことをしたと相手に伝える「叱る」行為とは異なります。

「怒る」ことばかりしていては、子供もその感情につられるようにますます反抗をエスカレートさせていきます。

しっかりとダメなものはダメと伝えていくことが大切です。

どんな時でも手をあげてはいけない!

どんなに止めても危険なことを何度も繰り返す子供の姿に、思わず声を荒げたり、時には手をあげたくなることがあるかもしれません。

しかしそれは絶対にやめましょう。

そんな時こそなおさら冷静に「してはいけない」と伝える必要があります。

怒鳴りつけたり、叩いて止めさせようとすることは、恐怖心や暴力で子供をコントロールすることになります。

その時はおとなしくなるかもしれませんが、やがてその恐怖心にも慣れてしまったり、大人になってからも続く根強いトラウマを生んでしまうかもしれません。

また、うまくいかないことは暴力で解決できると学習してしまう可能性もあります。

子供は大人の姿をよく見ていることを忘れないようにしましょう。

「ダメなものはダメ!」をしっかり守る

3歳児の上手な叱り方の一番のポイントは「ダメなものはダメ」としっかり伝えることです。

物事の善悪をまだ理解していない時期の子供に、声だけで「ダメよ」と言っても伝わりません。

子供は大人の感情の変化に敏感に気づきます。

その人が本気で「ダメ」と言っているのか、言っていないのかで態度を変えます。

危険なことをしそうになった時には、しっかり目を合わせ、真剣に「それはいけない」と根気強く伝えることが重要です。

その時に理由をくどくど説明する必要はありません。

なぜ危ないのか、簡単な言葉で説明し、言うことを聞かなければ大変なことが起こる、と思わせるような叱り方をする必要があります。

その際、例えば夫婦間で叱る基準が違うのも子供の混乱を招き、行動の悪化につながります。

そのため、叱る基準はしっかりと話し合って決めておくべきでしょう。

3歳児の上手な叱り方

3歳児の上手な叱り方のポイントは次のようなことが挙げられます。

止めてほしい行動を止めたらいったんOKにする

叱る際に、長時間くどくどと言い聞かせるように叱るのは止めましょう。

3歳児では長い時間集中して話を聞くことが難しいものです。

話が長くなってくると、なぜ叱られているのか根本的なところがわからなくなってきてしまい、いくら叱っても嫌な思いしか残らないようになってしまいます。

そのため、叱る際は簡潔に、何がいけないのかをしっかり伝えるようにしましょう。

そして止めてほしい行動をどのような形でも止めることができたら、いったんそれで叱るのはおしまいにし、止められたことをほめるようにしましょう。

男の子を叱る時は回りくどい言い方は止める

この時期の子供でも、男女それぞれ叱り方によって効果が異なります。

男の子の場合、「着替えてほしいなぁ~」など、して欲しいことをにおわせるような言い方では、「ふ~ん」という感じでスルーされてしまいがちです。

「今は着替える時間です」というように、直接的な言い方で、しっかり視線を合わせて真剣に伝えるのが効果的です。

女の子には背伸びしたい気持ちを利用した叱り方

この時期の女の子はお姉さんに憧れる気持ちを持つ子が多いようです。

そのため頭ごなしに「言うことを聞きなさい!」と言うようでは、さらに反抗するようになります。

女の子は周囲の様子をよく見ています。

そのため、「~してくれるとママはとっても助かるの。」と、あなたの行動で誰かが助かる、というような言い方にすることで、役に立てることが嬉しくなり、言うことを聞いてくれるようになる可能性が高まります。

3歳児と言えどプライドがある

いくら子供と言っても大勢の目があるところで叱られるのは恥ずかしい上に、やる気もなくしてしまいます。

さらにこの頃は周囲のお友達の様子が気になってくる時期です。

叱られたことを「なんで?」「どうして?」と聞かれて、さらにつらくなってしまうことも。

即座に叱る必要のある場合でなければ、出来れば他の子供の目のないところで叱りたいものです。

自分で選択させる

自我が芽生えるこの時期は、大人から「ああしなさい」と言われると反抗したくなってしまうもの。

かといって、自分で「こうしたら上手いく」という良い方法をとることも出来ないもの。

そのため、大人が「○○と△△ならどちらにする?」と、選択肢を与え、選ばせるのもよい方法です。

自分で選んだという責任があるので、すんなり納得してくれることが多いものです。

パパと協力して乗り切ろう!

叱られた子供の逃げ場所に

日常生活ではママが子供を叱る場面が多いものです。

そのため、パパが子供の逃げ場所とh2して、叱られた子供を「よしよし」と慰めてあげましょう。

この時パパも叱り役になってしまうようでは、子供は行き場所がなくなってしまいます。

こっそり後から子供の言い分を聞いてあげるのも良いでしょう。

ママの話を聞いてほしい

いつも子供を叱ってばかりでは、ママもモヤモヤでいっぱいになってしまいます。

そんなママの話を相槌を打ちながら、ママの気持ちや子供の様子を聞いてあげることで、イライラで興奮したママも、叱ってばかりで悲しくなってしまっているママも心が軽くなるはずです。

まとめ

第一次反抗期真っただ中の3歳児に向き合うのは、大人もとてもエネルギーが必要です。

しかしそれも成長の証です。

どうしてもイライラしてしまうことも多いですが、上手な叱り方を意識して乗り切りましょう!

また夫婦で協力しながら、楽しい親子の時間を作っていけると良いですね。

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ヨウカ

ヨウカ

臨床心理学を専門に仕事をしてきました。
今は二人の子どもの子育て中です。自分が子育てをする中で気づいたことや、心配に思ったことをそれまでの経験と照らし合わせながら、日々勉強させてもらっています。
皆さんにもわかりやすくその気づきをお伝えできれば良いなと思ってます。
どうぞよろしくお願いします。