ママをわざと困らせる子どもの試し行動の原因と子供への対応方法とは?
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子どもの「試し行動」って?
試し行動とは?
子どもの「試し行動」とは、子どもが自分自身をどこまで受け止めてもらえるのか、反応を見ようとわざと大人を困らせるような行動をとることです。
この試し行動は、2歳前後のいわゆる「イヤイヤ期」以降に始まる自我の芽生えによる反発とは異なり、愛情確認のための行動です。
そのため大人を信頼対象としていない、虐待を受けた子どもにより多く見られる行動です。
また離婚・再婚家庭で「また見捨てられないだろうか」と不安を抱えた子どもが、継母・継父、もしくは面倒を見てくれる祖父母などに行うこともよく見られます。
子どもの試し行動の例
では具体的に「試し行動」とはどのようなものがあるのでしょうか。
年代別の行動の特徴について紹介します。
低年齢の場合
幼児期では、激しく泣き叫ぶ、物を投げる、噛む、たたく、過度のわがままなどがあります。
それまで出来ていたこと、例えばトイレなどが出来ず、おむつをしたがるなどの赤ちゃん返りの形で表現する子どももいます。
小学校に入るくらいになると、大人の顔を見ながら叱られるのがわかっていることをしたり、直前に注意されたことを何度も繰り返すなど、「悪い」とわかっていることをアピールするように行うことが目立ってきます。
小学校中学年~思春期
このころになってくると単純に大人への反抗的な行為だけではなく、非道徳的なことや、反社会的なことも目立ってきます。
不登校や引きこもりなど他人との繋がりを断とうとする行動や、友達へのいじめや、万引きなど法に触れる行動に及ぶこともあり、対応はより困難になってきます。
また売春行為などの性犯罪にも発展することがあります。