ママをわざと困らせる子どもの試し行動の原因と子供への対応方法とは?
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子どもが試し行動をする理由
「試し行動」の理由はただ一つ、愛情確認です。
どこまでなら受け入れてもらえるのか、また同じように見捨てられるのではないか、という大人の愛情への不安を行動として確かめているのです。
この時のポイントは子ども自身が大人の顔色をうかがいながら、気を引くようにあえて悪いと思っていることをするところにあります。
これは成長とともに自然になくなっていくものではなく、親の愛情を納得できるまで色々な形で表現されます。
試し行動をする子どもへの対処法と関わり方 2つのポイント
1、子どもへの愛情を伝え続けること
一番のポイントは子どもに愛情を伝え続けることです。
試し行動によって大人の側も感情が揺れ動きます。
悲しくなったり、理不尽さに感情的に怒りをぶつけてしまったり…。一方でそんな自分に嫌気がさして罪悪感でいっぱいになってしまったり。
どうしてそんなことをするのかというと、子どもは「見捨てられないか不安」だからです。
そのため大人は苦しい気持ちを抱えていても、「あなたのことを愛しているよ」と伝え続けることが試し行動を早く解消させるためのポイントです。
2、良いこと・悪いことの区別を明確にすること
試し行動をした時に、ある時は許し、ある時には激しく叱る…なんて一貫性のない対応をしていては状況は悪化するばかりでしょう。
大人が自分の感情のみでその場限りの対処をすることで、子どもはさらに愛されているのか不安になり試し行動は悪化します。
そのため、善悪の判断を大人がしっかり行い、「ここまではいいけれど、ここから先はダメ」とライン引きをする必要があります。
このラインをしっかり大人が持っているということが、子どもにとって信頼関係を築けるかの目安になるのです。