ママをわざと困らせる子どもの試し行動の原因と子供への対応方法とは?
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怒るのはダメ!試し行動を怒ることでのリスク
子どもの試し行動では大人もその理不尽さにイライラしてしまうもの。
そこでその行動をやめさせようと、むやみに怒りをぶつけるのは良い方法ではありません。
怒りでは子どもの「自分は本当に愛されているの?」という不安や不信感は消えません。
もし試し行動を怒り続けるとどうなるのでしょうか。
「試し行動=怒られる」のパターンが出来てしまい、子どもはどんどん不安になります。
そのため試し行動がエスカレートする可能性があります。
そして子どもは「愛されている」「認められている」という人との信頼感を得ることができず、とても不安定な人間関係を築くことしか出来なくなってしまいます。
そのことは将来的に不登校であったり、非行、引きこもりなど、社会に適応しづらい状況に繋がるリスクが高まる原因になってしまうのです。
試し行動がエスカレート!もう手に負えない… そんな時はどうしたらいいの?
「受け入れる」ことと「好きにさせる」ことは違う
子どもの試し行動を「受け入れる」ことと、「好きにさせる」ことは違います。
子どもの気持ちに応え、十分に安心するまで子どもを認めるのは大切なことです。
しかし好き放題させているだけでは、試し行動はエスカレートしていく一方になるでしょう。
子どもはある程度「してはいけないこと」を理解し、試し行動を行っています。
それをあえて見逃し、叱らないようでは子どもは「叱られない=愛されていない」と感じ、さらに大人を振り回すようになります。
試し行動であっても、危険なことやしてはいけないことをしっかり伝え、根気強く子どもと向き合っていくことが大切です。
対応に限界を感じたら…
子どもの試し行動がもう自分たちの手に負えないと感じたら…。
そんな時は専門機関に相談しましょう。
例えば…
- 保健センター
- 児童相談所
- 医療機関
などです。
もしかしたら試し行動の背景には発達障害や病気があるかもしれません。
色々な方向から子どもの姿をとらえるために、保健師や医師、心理士などのチームで対応出来る機関に相談するのが良いでしょう。
外部の機関に相談することは「親失格」ではありません。
誰よりも真剣に子どもの事を心配し、考えている証拠です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
愛情を確認したいために大人を困らせる子どもの試し行動。
しかしそんな行動をとっているとき、子どもの心の中は不安でいっぱいなのです。
もし試し行動に気づいたときは、しっかり愛情を伝え、大人がどんと構えて対応していくことが大切です
怒ってしまっても仕方ない場面だけれど、逃げずにしっかり自分に向き合ってくれる。そんな大人の姿を見せることが子どもの安心に繋がります。
しかし激しい試し行動に大人も対応が難しくなってしまったときは、専門家に相談するのが大切です。
色々な角度から子どもの姿を見ることで、新しい解決法が見つかるかもしれません。