育児ママ必読!3歳までが勝負!子供が虫歯になる原因と虫歯にさせないために必要なこと。
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どうして乳歯が虫歯になるの?
大人の口の中にはさまざまな細菌が何百種類と存在しています。
その中で虫歯菌として有名なのが、「ミュータンス菌」と「ラクトバチラス菌」の2種類です。
歯は「エナメル質」というとても固い物質でできていますが、酸に溶けやすい性質を持っています。
虫歯菌の素になる細菌の1つの「ミュータンス菌(SM菌)」は、食べカスや歯垢に生息しており、糖分をエサとして活発に酸を作りだします。
口の中に長い間とどまることによって、歯の表面のエナメル質を少しずつ溶かしていきます。
それが原因で歯が染みたり、痛みを感じたりします。
もう1つの虫歯を作りだす細菌は「ラクトバチラス菌」。
ヨーグルトにも入っている乳細菌の一種で、腸内環境を整えてくれますが、ミュータンス菌によってもろくなった歯にくっつくことで、虫歯へと進行させてしまいます。
酸によって溶かされた歯は元通りになることはなく、放っておくと進行してしまいますので、早い段階で処置することが必要です。
虫歯菌が移りやすいのはいつからいつまで?
口腔内の菌は3歳ごろに完成し、そのあとは菌の状態は変わらないと言われています。
それまでにミュータンス菌を防ぐことができれば虫歯になりにくいのですが、病原性がもっとも高いのです。特に生後19ヶ月(1歳7ヶ月)から31ヶ月(2歳7ヶ月)は「感染の窓」と言われており、早期に感染し、定着してしまえば虫歯菌は住み続け、生涯虫歯に悩むことになってしまいます。
虫歯菌に感染するのが遅ければ遅いほど、虫歯になりにくいと言われていますので、その間にそれだけ防げるかが重要になってきます。