赤ちゃんとママの紫外線対策 いつからいつまで必要?10月まで必要なの?
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紫外線対策は必須!赤ちゃんの肌は薄くてデリケート!
赤ちゃんの肌はその構造自体は大人と同じく、表皮・真皮・皮下組織といった構成になっています。
しかし作りは同じでもそれぞれの層の厚さが大人と比べると赤ちゃんはとても薄いのです。特に真皮は大人の3分の1ほどしかありません。
しかし汗腺は大人よりも多く密集しているため、大人の2〜3倍もの汗をかいてしまいます。すると汗とともに肌の水分も蒸発してしまうので肌表面とても乾燥しやすくなります。
しかも生後3ヶ月以前は皮脂も汗も分泌が多いので乳児湿疹なども起こしやすくなりますが、生後3ヶ月以降は汗の量は減らずに皮脂量は激減するため、肌を守る正常な皮脂膜が作られにくくなります。
つまり赤ちゃんの肌はもともと薄い皮膚構造であること、また汗が多く皮脂が少ないというアンバランスな分泌によって肌を守るバリア機能が不完全なため、紫外線などの外的刺激によるダメージをとても受けやすいということなのです。
産後ママも紫外線対策は必須!産後の肌は肌荒れ・老化しやすい!
産後のママの体はホルモンバランスが乱れによって美肌ホルモンといわれるエストロゲンという女性ホルモンが急激に減ります。
すると出産前とは肌質が変わってしまい、不安定で敏感な肌質に変化しやすくなります。
ここに出産後の身体の疲れ、育児疲れや睡眠不足、ストレスなどが重なることで肌荒れや肌老化が進行してしまいます。
さらに産後の肌が紫外線を受けると出産前よりもかなりダメージを受けやすくなり、肌の老化や肌荒れがより悪化してしまうのです。
こうした産後の不安定な肌状態は、個人差はありますが出産後、半年から1年は続くといわれています。
夏だけじゃダメ!紫外線対策は10月まで必要な理由
画像出典:日本ロレアル株式会社
赤ちゃんの肌も産後ママの肌も紫外線のダメージを受けやすいデリケートな肌です。
特に真皮にまで届きやすい紫外線UVA波は冬でも夏の2分の1程度しか減少しません。また1日の中でも朝昼夕のUVAの量に大きな変化はありません。
UVAは肌の弾力を奪ったり、シミやくすみを作るなどの肌老化の原因です。真皮が薄い赤ちゃんの肌や抵抗力が弱くなっている産後ママの肌のためにはUVA波から肌を守ることが最重要課題なのです。
つまり紫外線対策はできれば季節を問わず1年中、心がけることがベストでしょう。
とはいえ、1年中毎日欠かさず紫外線対策をしていくのは難しい、自信がないというママさんもいますよね?
その場合はせめて紫外線が強くなる4月から10月までは紫外線対策を心がけるようにしてください。
紫外線のピークは9月ぐらいまでが強く、10月からは気温の低下とともに紫外線も和らいできます。
通常はこの頃から紫外線対策をやめてしまう人が多いのですが、ここで油断は禁物です!
なぜなら10月は日によって紫外線量の違いがとても大きく、紫外線がまだまだ強い日もあります。
デリケートな赤ちゃんや産後ママの肌にとっては9月ではなく10月までの紫外線対策というのが重要なポイント!
最低でも10月いっぱいまでは気を抜かずにしっかりと紫外線対策を心がけましょう。