引きこもり主婦かも!?引きこもりの原因と子育てへの影響は?
引きこもり主婦って?
近年、深刻な社会問題として取り上げられている「引きこもり」。
引きこもりの定義は「6ヶ月以上自宅に引きこもって社会参加しない状態が続いている」ことを指し、「40歳以上の引きこもりは100万人以上」というデータもあります。
そんな「引きこもり」ですが、最近では主婦の引きこもりも増えているようです。
引きこもり状態の主婦は、「家のこと以外何もやる気が起きない」、という無気力な状態になっているのが特徴です。
また引きこもり主婦の場合、いつも同じように家庭内で家事をこなしているため、周囲が気付くのに時間がかかってしまいます。
もしかして私も引きこもり主婦?!引きこもり主婦の特徴は?
引きこもり主婦チェック
表舞台に出てこないのが引きこもり主婦の特徴です。
もしかして私、引きこもり主婦かも…と心配になった方は次のチェックリストを参考にしてみてください。
ひきこもり主婦チェックリスト
- 家族以外の人と、長期間、話す機会を持てていない
- 悩みを共有できる相手がひとりもいない
- 内科的病気があるわけではないのに、夫がいないときは何もする気が起きない、だるい、疲れる、気分がふさぐ
- 人の気持ちに敏感になりすぎ、気疲れしてしまう
- 人との競争が嫌いで、競争から自分でおりてしまう
- お人好しで、会話でも人に譲りがち
- 断るのが苦手で、他者の期待に応えようと頑張ってしまう
※「大人の引きこもり(池上正樹著 講談社)」より
引きこもり主婦になりやすい人の特徴
引きこもり主婦になりやすい人の特徴には次のようなものがあります。
責任感が強く、真面目
引きこもり主婦になりやすいタイプには、主婦としてしっかり家事をしないと!と思っている責任感が強く、真面目な性格の人がいます。
自分のことよりも家族のことを優先し、家事や頼まれごとをしているうちにいつの間にか寝る時間…なんてことも。
一人で家庭内のことを抱え込んでしまい、気づけば外出の機会を失っていくことを繰り返しているうちに、だんだんと引きこもりに突入してしまうようです。
外出するのが好きではない
外出して人混みにもまれるのが苦手なタイプも引きこもり主婦になりやすい人の特徴です。
主婦として家事をしていれば人付き合いをする必要もないため、あえて自宅の中に引きこもってしまう、という引きこもり主婦もいるようです。
ママ友関係が苦手
子どもが幼稚園に入園すると必ずと言っていいほどママ友づきあいが生まれます。
しかしその女同士の関係がどうしても受け入れられず、最低限の関わりのみ、または完全に関わりを持たないで過ごす人がいます。
中にはママ友を避けるため、子どもを幼稚園に行かせるのを止めてしまうことも…。
そのようなママ友付き合いが苦手なタイプも引きこもり主婦になりやすい特徴を持つ人です。
テレビを見たり、ネットをして過ごすことが好き
じっとテレビを見たり、スマホやパソコンなどでネットをして長時間過ごすことが苦ではないタイプも引きこもり主婦になりやすい人の特徴です。
外出しなくても様々なコンテンツが手に入るようになった近年、ゲームや映画鑑賞が趣味なら画面の前で動かず過ごすのも苦ではないでしょう。
そんな引きこもりのスタイルをとる主婦もいるようです。
家事は自分のペースでやりたい
家にいれば家事をする必要がありますが、何をするにも自分のペースでやりたいタイプも引きこもり主婦になりやすいタイプです。
このタイプはもともと面倒くさがりな性格の人と、反対に極端に完璧主義の人がいます。
面倒くさがりのタイプは、買い物でも家事でも、極力エネルギーを使わないように最小限のことだけしようとします。もちろん外出は準備が面倒くさいのでパス。
そうしているうちに引きこもりの生活に陥ってしまいます。
一方、完璧主義のタイプはある部分を完璧にこなそうとすることで、他の物事に手がつかず、外出もままならなくなっていく…という様子が見られるようです。
このタイプは強迫神経症やうつ病など、精神疾患との関係も深いので注意が必要です。
家族の生活スタイルがバラバラ
自分以外の生活リズムが不規則な場合も、引きこもり主婦になりやすいようです。
ごはんを作っても食べる時間がバラバラだったりすると、その都度時間が取られてしまいます。
そうするとだんだんと自分の時間が減ってしまい、外出する機会を失ってしまい知らず知らずのうちに引きこもり主婦になっていってしまいます。