なぜ!?夕方になると母乳が出ない その原因と対処法は?
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原因 その③ 赤ちゃんの疲労で母乳が吸えない
赤ちゃんも毎日いろんなものを見たり、ママとお散歩しながら外気や太陽の光をあびることなどの些細な日常生活の中でも赤ちゃんなりに体力を使うので疲れてしまいます。
また赤ちゃんにとっておっぱいを吸う行為自体かなり体力を消耗する行為でもあります。
まして低月齢の赤ちゃんならなおさら体力もないので疲れやすいでしょう。
ママが夕方に疲れのピークが来るのと同じように赤ちゃんも夕方ごろに疲れがたまって来るのです。
そうすると赤ちゃんはお腹は空いているのに夕方ごろには吸う力が足りなくなって必要なだけの母乳が飲めなくなってしまいます。
この状況を「母乳が出てないからだ」と勘違いしてしまうことが原因ということもあります。
本当はお腹が空いていておっぱいが欲しいのに吸えなくて泣いてしまう。
でもママはおっぱいをあげても泣く。
オムツが濡れているから?暑いから?寒いから?といろいろチェックしてもどれも当てはまらない。
そうなるととにかく抱っこしてあやす。
しかし赤ちゃんは抱っこを求めているわけではないので泣き続ける。
そうするとママ自身の疲労もあいまってイライラしてしまい、それが赤ちゃんに伝わりさらに泣いてしまうといった最も良くない悪循環に陥ってしまいます。
赤ちゃんの疲労に対する対処法
赤ちゃんの哺乳を手伝ってあげる
疲れている赤ちゃんがおっぱいを飲みやすいようにママが助けてあげましょう。
例えば赤ちゃんが吸っている時におっぱいマッサージをしながら授乳すると、赤ちゃんの吸う力が弱くても母乳が出やすくなり赤ちゃんが哺乳しやすくなります。
詳しいマッサージは方法は『母乳ケアは大丈夫?妊婦さんにおすすめ おっぱいマッサージ方法』の記事に記載していますが、単純におっぱいを揉みながら、溜まっている母乳が乳頭に向かって流れ出るようなイメージで揉み出すようにするだけでもかまいません。
母乳分泌を促進することも目的なら、きちんとしたおっぱいマッサージをするとより効果的でしょう。
ちなみに私はうっすらしこりができた場合などに、しこり部分を優しくマッサージすることでそこに溜まった母乳を外に出すようにしながら授乳していました。そうすることで乳腺炎の予防にもなりました。
ただし注意して欲しいのは、この哺乳のサポートを毎回のようにしてしまうと赤ちゃんも楽に吸えるので自分で努力して吸おうとしなくなってしまいます。
あくまで夕方などの赤ちゃんが疲れてしまっている時にだけ手助けしてあげるようにしましょう。
その他の注意点
先述したように、母乳分泌には血流を促すことが重要になります。
肩こりや腰痛などがあると血流が滞っている証拠なので、当然母乳分泌に影響します。
出産前は肩こりや腰痛とは無縁の人も、出産後は毎日の抱っこなどで肩こりや腰痛を引き起こしやすくなります。
長時間の抱っこや抱っこ紐で抱っこしたまま家事はこれらの大きな原因になるので、赤ちゃんが寝たらなるべく早めに抱っこをやめて横にさせるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回いろいろな対処法を紹介しましたが、いろいろ試してみてもどうしても改善しないようなら夕方は仕方がないことだと割り切るのも大切です。
夕方の1回くらい不十分でも赤ちゃんは平気です!
あまり完璧を求めすぎないよう、肩の力を抜いて母乳育児を楽しんでくださいね!