授乳後に赤ちゃんがゲップをしない!!赤ちゃんにゲップが必要な理由と上手にさせる方法
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ゲップはいつまでさせるべき?
赤ちゃんの首や腰が座りだしたり、寝返りがうてるようになる頃には自然と余計な空気を飲み込まなくなってきます。
また赤ちゃん自身もゲップを上手に出すコツを覚えてくるのでママやパパが手助けをしなくても自然と出せるようになってきます。
背中をいくらトントンしても出ないといったことが増えてきたらやめ時かもしれません。
目安としては早くて生後3〜4ヶ月、平均すると生後5〜6ヶ月頃がその時期にあたります。
しかし生後6ヶ月以降でもゲップが出なくて苦しそうなら手助けをしてあげてください。
ミルクを吐いてしまう場合はどうすればいいの?
赤ちゃんの胃は丸に近い形をしていて、胃の入り口の筋肉が未発達なため一気にたくさん飲みすぎると胃から溢れてこぼれやすい形状です。そのため赤ちゃんや特に新生児はミルクを吐き出してしまいやすいのです。
これは飲みすぎた分を出しているということだったり、急に体勢が変わることで気持ち悪くなってしまって吐いていたり、ゲップの勢いが強くて思わず吐き出してしまっているといったことが理由なのですが、これらは全て赤ちゃんにはよくある自然なことです。
頻繁に吐くと心配にもなりますが、基本的に元気で体重も増えているようなら心配いりません。
吐いたミルクをしっかり拭き取ってあげて、縦抱っこをして赤ちゃんの気道を確保してあげると落ち着くでしょう。とにかく焦らずに対応するようにしてくださいね。
吐いてしまうのが病気の可能性の場合
噴門弛緩症(ふんもんしかんしょう)
胃の入り口の筋肉が生まれつき弱いため、おっぱいやミルクが逆流してしまい吐いてしまう病気。
基本的に機嫌は良く、口からダラダラと垂れ流すように吐くのが特徴。
ほとんどの場合は2歳ごろまでには成長とともに自然に治る。
ただし、1日に何度も吐いたり下痢もあるようなら別の病気が併発している場合もあるので受診を。
幽門狭窄症 (ゆうもんきょうさしょう)
胃の出口が生まれつき狭いため、おっぱいやミルクが詰まってしまう病気。
噴水のように吐き出すのが特徴。
悪化すると吐いたものの中に血が混ざったり、胆汁が混ざり緑っぽい色になることも。
体重もあまり増えなくなり、顔色も悪いなど様子がおかしいようなら受診を。
ゲップが出ないときの対処法
ゲップが出るまでいつまでも頑張って抱っこし続けたりトントンし続けていてはママやパパの身体が持ちません。新生児や赤ちゃんのゲップが出ないことはよくあることです。
知らないうちに出ていることもありますし、空気を含まずに上手にミルクが飲めている場合もあります。
抱っこの体勢を変えた途端出るということもよくありますし、おならと一緒に出るということもあります。
特にぐずることもなく苦しそうにもしていなければ焦らずに、横に寝かせてみて様子を見ましょう。むしろ寝ている時にゲップが出ることもよくあります。
寝かせる際は、体の右側に胃の出口があるので赤ちゃんの右側を下にして横にしましょう。消化がスムーズになりますし胃の中の空気も上に上がりやすくなります。
タオルをクルクルと巻いたものなどを赤ちゃんの身体の左側の背中の下に置くと、身体が斜めになり自然ん右下の体勢になります。
注意して欲しいのはゲップとともにミルクなどを吐いた時に、仰向けだと吐いたものが気管に詰まってしまい窒息の恐れがあるのでけして仰向けに寝かせないでください。
また寝返りの打てない時期の赤ちゃんの場合はうつ伏せに寝かせるのも危険なのでやめてください。
まとめ
いかがでしたか?
ゲップが上手にできるかどうかには赤ちゃんそれぞれに個人差がありますし、ゲップが出なくても赤ちゃんが元気なようならむやみに心配したり焦ったりする必要はありません。
ぜひ今回紹介した方法や対処法をいろいろ試してみてくださいね。
そのうちお子さんにピッタリ合ったゲップを出やすくするコツが見つかると思いますよ!