妊娠中にできてしまった首いぼの原因は?イボの治し方6選
妊娠中に首いぼができる原因と3つの理由
なぜ妊娠中に首いぼができるのでしょうか?
それには次の3つの理由が考えられます。
妊娠中は免疫力が低下するから
妊娠中はお腹の赤ちゃんに栄養を送り込んでいます。また子宮を大きくしたり母乳を作る準備などで母体にも大きな変化と負担がかかってきます。
そして妊娠中はお腹の赤ちゃんを身体が「異物」だと認識してしまうため、免疫力も下がってしまいます。
すると代謝も悪くなり体内の老廃物やウイルスが排出されにくくなることで「いぼ」として溜まっていき表面化してしまうのです。
ターンオーバーが低下するから
体の代謝が低下すると肌のターンオーバーも低下します。
すると古い角質がたまって剥がれ落ちなくなり、肌表面にどんどん溜まっていき、いぼになってしまいます。
ホルモンバランスの変化で敏感肌になるから
妊娠中はホルモンバランスの変化によって、妊娠前よりも肌が敏感肌に傾きがちです。
そのため少し刺激や摩擦などが原因で首いぼができやすくなっています。
そしてできている首いぼに刺激が加わることでさらに大きく悪化してしまうこともあります。
妊娠中にできる首いぼ3種
ひとくちに「いぼ」といても、妊娠中にできる「いぼ」は3種類あります。
いぼによって治し方も変わってくるので、それぞれの違いを把握しておきましょう。
アクロコルドン
画像出典:http://www.mg-clinic.com/wart/neck.html
妊娠中にできる首いぼといえば、そのほとんどがこの「アクロコルドン」になります。
いわゆる「老人性いぼ」とも呼ばれるもので、30代以降くらいから年齢を重ねるごとにできる首いぼです。
また急激に太ってしまうことでもできやすい傾向があります。
アクロコルドンは一般的に3mmほどか、それ以下の小さいいぼで、出来るのは首だけでなく脇の下や胸元など、皮膚が薄くて柔らかい部分にできやすいのが特徴です。
妊娠性痒疹
画像出典:https://akasugu.fcart.jp/taikenki/entry/2016/07/02/212349
その名の通り、妊娠中に出来るブツブツとしたかゆみが伴う発疹です。
主に妊娠3〜4ヶ月頃や2人目以降の妊娠時に出来やすく、腕や脚、胴体に出来やすいのが特徴です。
このいぼは妊娠中に適切なセルフケアをすれば産後に自然と治るパターンが多い症状とされています。
かゆみ止めの市販薬は副作用の心配や逆にいぼが悪化するという可能性もあるので、あまりにも痒みが酷い時は医師に相談してみることをおすすめします。
PUPPP
画像出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11102592116
このいぼは初産婦に発症しやすく、時期は妊娠後期ごろにみられることが多いとされています。
このいぼは強い痒みと赤い発疹ができ、主にお腹、お尻、脚に発症しやすいのが特徴です。
これも妊娠性痒疹と同じく、産後には自然と治る場合が多いのですが、痒みが強いため掻きむしった跡が色素沈着を起こして黒ずんだりしてしまう可能性もあります。
さらに妊娠中は肌が敏感でバリア機能も弱いため、跡が治りにくい状態でもあります。
かゆみが酷い場合は産婦人科の担当医や皮膚科などで適切な処置を受けるようにしましょう。
首イボの治し方 6選!
クリニック・皮膚科での治療
液体窒素
マイナス196度の液体でいぼを急激に冷やして低温火傷を起こさせることで、いぼの表面の皮膚を壊死させて取り除くという方法です。
壊死した後、その皮膚の奥では新たな肌細胞が活性化し再生されます。
しかしこの方法は火傷を起こした状態になるので、強い痛みが伴う場合もありますし、火傷部分からウイルス感染を起こさないようにするケアも必要になります。
またこの方法は表面だけを取り除くため、肌の奥のいぼの根っこまでは除去できずに再発してしまう可能性もあります。そのため1回の治療で完治とはいかずに、年単位で治療を継続する場合もある治療になります。
でもこの治療は自費の美容医療ではなく保険適用なので、安価で治療を受けることができます。
レーザー
画像出典:http://www.mg-clinic.com/wart/neck.html
CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)でいぼを削り取る方法です。レーザーをいぼに当てると、その部分の細胞内の水分が反応。熱エネルギーを発生させていぼを削り取ります。
削るといっても肌に負担がかからないよう、いぼの状態に合わせて浅く削り取るので、跡も残りにくく痛みや出血なども少ないのがメリットでもあります。
でも、いぼ取りのレーザーの値段設定は「いぼ1個につき◯円」といったように個数で値段が決まります。
そのため数が多いとそれだけ高額になる場合があります。
また液体窒素もレーザーもどちらの場合でも、妊娠中は皮膚が敏感になっていることもあるため、施術によって色素沈着を起こすこともあるかもしれません。
どちらにせよ、妊娠中の施術のリスク面も踏まえつつ、クリニックの医師に相談の上で行なってください。
いぼ取りの市販薬
イボコロリ
いぼ取りの塗り薬として1度は耳にしたこともある市販薬ですが、イボコロリは基本的には足や手の指など比較的皮膚が硬い部位専用の薬です。
なので、首や胸元などに使用すると、人によっては赤みや痒みなどを引き起こす場合もあります。特に妊娠中は肌が敏感になっているので刺激になってしまう可能性もあります。
イボコロリの説明書にも明記されているように、妊婦又は妊娠していると思われる人は医師や薬剤師に相談してから使用することをおすすめします。
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スピール膏
こちらもイボコロリと同じく、皮膚の固い部分に使用する薬なので、首や胸元など皮膚の薄いところにできているいぼにはあまり向いていません。
まずは医師や薬剤師に相談してから使用するようにしましょう。
とはいえ、たいていの市販薬には「妊娠中の使用は医師や薬剤師に相談を」と書かれているものです。
どちらの市販薬も主な成分はサリチル酸なのですが、これはいぼを取る効果が高くよく効く薬ですし外用薬として少量使う分には特に問題もないことがほとんどでしょう。もちろんお腹の赤ちゃんに直接影響のあるものでもありません。
あくまで妊娠中の肌が過敏になりがちなため、刺激になり得るものとして注意する必要があるということです。
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ハトムギ茶
ハトムギ茶にはイネ科の植物であるハトムギの種から抽出される「ヨクイニン」というものがあります。
これにはたんぱく質・カルシウム・ビタミンB群・カリウム・鉄などの栄養成分が豊富に含まれていて、昔から健康茶として有名でもあります。
これを飲むことで妊娠中に低下している免疫力を高め、イボの原因であるウイルスや老廃物を排出していく効果があります。
ちなみにニキビや吹き出物にも効果的とされていて、美白効果や保湿効果など美容効果も期待できます。
でも薬ではないので、飲んですぐに効くというものではなく治るまでにある程度時間がかかるものなので気長に続けるようにしましょう。
イボ取りジェル・クリーム・美容液
化粧品でのケアなので、治療や薬のようにリスクや副作用の心配がなく妊娠中でも安心して使用できます。
その代わり効果が現れるまでには個人差がありますし、薬ではないのですぐに効くものではありません。
なのでこれも気長に続けていくことが大切です。
妊娠中の敏感肌でも使えるような肌に優しい成分のものを選ぶようにしましょう。
乾燥ケアもできるものなど、美肌効果も兼ね備えたものを選んで、毎日のスキンケアとして取り入れると一石二鳥ですね。
また、いぼ専用の化粧品というのもあるのでチェックしてみてください。
オススメのイボ取りクリームは|クリアポロン
オススメのクリームはインスタで話題になっているクリアポロンです。
ツルスベになれると話題みたいです。
食事・睡眠
バランスの良い食事
肉や魚、野菜など栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
特にトマトやセロリ、バナナなど老廃物を排出する作用を持つ食べ物を積極的に摂るようにすることで、いぼ改善に効果的に働くでしょう。
よく寝る
妊娠中はホルモンの影響もあり、眠りが浅くなりがちです。特に妊娠後期になるとお腹が大きくなり、胎動などもあるので苦しくてよく眠れないことも。
でも睡眠はどんな美容液にも勝る!と言われるほど、肌トラブルの改善にはなにより睡眠が効果的に働きかけてくれます。
寝つきが悪いようなら寝る前にアロマオイルをたいたり、ホットミルクを飲むなどしてしっかり眠れるように工夫してみましょう。
身体を温めて代謝を促す
いぼ改善には体内の血流を促して代謝を高めることが大切です。
手軽に代謝をUPさせる方法としておすすめなのが「入浴」です。
妊娠中は特に代謝が落ちて老廃物が溜まり、それがいぼの原因になるので、お風呂に入ることで代謝を上げていき老廃物の排出を促していきましょう。
なるべく毎日、湯船に浸かることを習慣づけることで、いぼの治りが早くなることが期待できます。
またお風呂あがりにストレッチを行うとより代謝UPに効果的です。
またマタニティヨガやウォーキングなどの適度な運動も、毎日少しの時間でも構わないので習慣として続けていくといいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
妊娠中はさまざまな肌トラブルが起こりやすいものですし、首いぼもその一つです。
首は人目につきやすい部分なので特に気になりますよね。
でも焦らずあわてずに、いぼの症状に合わせて適切なケアをしていきましょうね。