卒乳後におっぱいが垂れる原因と産後のバストアップ方法
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なぜ卒乳後におっぱいがしぼんで垂れてしまうの?
妊娠中・産後直後や授乳中はあんなにふくよかだったバストが、卒乳後にどうしてしぼんでしまうのでしょう?
そこには主に5つの原因があります。
乳腺の衰え
授乳期は母乳を作るために乳腺が発達します。その乳腺を守るためにその周りに脂肪もつきやすくなることでバストサイズがアップします。
また妊娠中に大量分泌される女性ホルモンの影響も相まって、妊娠前よりも2〜3カップ大きくなることもめずらしくありません。
当然バストが大きくなるのに合わせてバストの皮膚も伸びていきます。
そして卒乳後、母乳を作る必要がなくなった乳腺が衰えることによって、妊娠前のバストサイズにゆっくり戻っていきます。
しかし大きくなった時のバストの皮膚は伸びきった状態のままになり、垂れてしまうというわけです。
さらに乳腺の周りについていた脂肪も乳腺の衰えにより支えを失い、その脂肪が脇や背中に流れていき、バストは脂肪を失いしぼんでしまうのです。
授乳中、下に引っ張られる
実際に授乳している・していたママさんならわかると思いますが、赤ちゃんの吸引力は思っている以上に強いです。
そのため授乳中はずっと赤ちゃんの口でおっぱいが引っ張られている状態です。
特に、横抱っこの体勢での授乳なら下に引っ張られ続けている状態のため、これが垂れてしまいやすい原因になるのです。
伸びてしまったクーパー靭帯
クーパ靭帯とは乳腺組織を支える土台のような役割です。
授乳中、乳腺組織は母乳を作るために発達することでバストを大きくします。
しかしその発達が急激なため大きく重くなった分、クーパ靭帯も急激に引っ張られて伸びてしまいます。
残念なことに1度伸びてしまったクーパ靭帯は2度と戻らないため、乳腺組織や脂肪を支えられなくなり垂れてしまうのです。
姿勢
授乳、オムツ替え、沐浴、抱っこなど子育ての動作はどれも前屈みの姿勢になりがちです。妊娠前から正しい姿勢を心がけて生活していた私でも子育て中、気づけばどうしても猫背の姿勢にならざるを得ない状態であることにとても驚きました。
そのせいもあり、生まれて初めて腰痛や肩こりにもなってしまいました。
姿勢の悪さは血流やリンパの流れを悪くさせることで代謝も悪くなります。
これによりバストにも当然栄養などが行き渡らずにハリが失われていくのです。
また姿勢が悪いとバストを支える土台の筋肉である大胸筋が衰えてしまい垂れやすくなるのです。
加齢
現在は高齢出産の人も多く、1人目が高齢でなかったとしても2人目、3人目と出産回数を重ねる度にどうしても年齢は高くなっていきます。
歳をとるとそれだけ筋力にも衰えがきます。
当然、姿勢良く保つのに必要な背中の筋肉やおっぱいを支える大胸筋にも衰えが出てきてしまい、結果垂れてしまうのです。