眉毛が薄いからといって眉毛入れ墨はやめましょう!育毛方法&ケア用品
眉毛入れ墨ってどんなもの?
眉毛入れ墨は簡単に一言で言うなら「眉毛部分に入れる入れ墨(タトゥー)」のことです。
一度入れたら一生取れないタイプの眉毛入れ墨もあれば、アートメイクと呼ばれるもののように、入れても約1年くらいを目安に消えていくので、形や眉毛の色を変えることもできるものもあります。
眉の毛を1本1本描いていくという手法なので、元々生えているように自然な立体感のある眉毛に仕上がるようです。
そして眉毛入れ墨には手彫りと機械で彫るという2パターンがあります。
手彫りは施術者が上手い人なら自然な眉毛に仕上がるようですが、そうでない人の場合は意に沿わない形になる可能性もあります。
機械で彫る場合は手彫りほど技術力に左右されにくいので、安定した形に仕上がりやすいようですが、手彫りより平面的でのっぺりとした仕上がりになりやすいとも言われています。
眉毛入れ墨をオススメしない5つの理由
眉毛は顔の印象をかなり左右する重要な部分です。
ポイントメイクの中で最も大切なのが眉毛!忙しい朝でも眉毛さえ綺麗なら他のポイントメイクを省くことも可能といってもいいくらいです。
とっても便利なのはわかります…でも眉毛入れ墨はあまりオススメしません!
なぜなら眉毛入れ墨には様々なリスクやデメリットがあるからです。
それは主に次の5つ。
眉毛は流行に左右されやすいパーツだから
眉毛って実は顔のパーツの中でも最も流行り廃りが激しい部位なんです。
そして眉毛が流行遅れだと顔全体の印象も古臭くなってしまうんです。
せっかく髪も服も最新のトレンドのものにしているのになんだか垢抜けないという場合、その原因は眉毛が流行遅れだからということが多々あります。
眉毛の流行はおよそ10年ごとと言われていますが、10年ごとにいきなり変わるというよりも、実は徐々に変化していたりします。
そんな流動的なパーツを眉毛入れ墨で一生取れなくしてしまったら…大変なことになりますよね?
髪色を変えられなくなってしまうから
眉毛の色は基本的に髪の毛の色味とのバランスで決めていきます。
髪の毛の色に合わせて同じトーンや色味の系統をそろえたりするので、髪の色を変えてしまうと眉毛の色も変えなくてはいけません。
でもこれも眉毛入れ墨を入れてしまうと、眉毛に合わせなくてはいけないので好きな髪色に変えられなくなってしまいます。
加齢によるたるみ 眼瞼下垂
歳をとるにつれてまぶたはたるんで垂れ下がってくる傾向にあります。ひどくすると、特に高齢の人に多くみられる「眼瞼下垂症」のような目が開けにくくなるという症状が出ることも。
まぶたがたるむと眉毛と目の距離が長くなってしまうのですが、眉毛入れ墨やアートメイクを入れる場合、それをカバーするために本来の眉毛の位置よりも少し下に入れることになると思います。
するとまぶたを引き上げる手術を行う際、眉毛の下の部分を切って引き上げるので結果、眉毛と目の距離が近くなりすぎてしまうことに。
施術によってはMRIなどの医療検査が受けられなくなる
「正しい検査結果が出ないから」「火傷の可能性があるから」など様々な口コミがネット上でも見られるようです。
病院によって対応に違いがあるようで、顔や体のどこかに入れ墨が少しでも入っているという時点でMRIはできないとしている病院もあるようです。
これは病院で扱っているMRIの磁力の数値、また入れ墨に使用されているインクの金属成分量などによって危険度が変わるため、入れ墨への対応は病院によってまちまちになるようです。
日本メディカルアートメイク協会では、眉毛入れ墨やアートメイクをしているかどうかをMRI検査時に必ず病院側に伝え、その指示に従うことを推奨しています。
実際は入れ墨の色素内に含まれる酸化鉄などの金属成分量はごく微量なため、MRI検査に支障をきたすことはまず無いとしています。
その上でどうしても気になるようならばMRIは眉毛入れ墨の施術前に行うことを勧めています。
このように、ほぼ大丈夫としながらもはっきり危険性を否定しきれない部分があるというのが現状のようなので、万が一のデメリットも念頭に置いておくべきかもしれません。
感染症・アレルギーなどのリスクがあるから
例えば衛生管理の悪い店の場合、施術の際に感染症を起こす可能性があります。例えばB型・C型肝炎、HIVなどです。
また眉毛入れ墨を入れた後、いつまでも腫れがひかないということがあり、これはアレルギー反応である可能性があります。
また、本来なら異物が侵入したら分解や排除しようとするはずの体の働きが、まれにうまく機能せずに炎症を起こして赤く激しく腫れあがる「肉芽腫」という症状が出るということも。