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意外と知られていない オイリー肌の原因とケア方法

健康/美容
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オイリー肌とは?

オイリー肌とは脂性肌ともいい、過剰な皮脂分泌によって顔がテカテカと光るほど肌表面に皮脂がある肌のことです。

正常な肌は皮脂(油分)と汗(水分)がバランスよく分泌されて混ざり合い肌表面に皮脂膜を作ります。

これは天然のクリームとも呼ばれ、肌内部の水分蒸発を防いだり外的刺激から肌を守る役割を持ちます。

しかしオイリー肌の場合は皮脂が多すぎることで正常な皮脂膜ができなくなっている状態なのです。

オイリー肌の原因

オイリー肌になる原因には主に次の4つがあります。

遺伝

生まれつき皮脂分泌が多い肌質であることが原因です。

皮脂分泌の多い世代

10代から20代前半の男女ともに皮脂分泌が活発な時期であることが原因です。

男性ホルモン

皮脂分泌を促すのは男性ホルモンが強く影響します。成人する頃に男性ホルモンが安定してくるので10代の頃よりは皮脂分泌が減ることもあります。

睡眠不足・食事・ストレスなどの生活習慣や環境

ストレスなどによって女性でも男性ホルモンが活発になってしまいます。また皮脂分泌を促してしまう食事などにも原因があります。睡眠不足はホルモンバランスを崩しやすくなります。

隠れ乾燥肌

肌内部の水分量が不足していることで、肌がこれ以上の水分蒸発を守ろうと過剰に皮脂分泌を起こしている状態です。

これはインナードライ肌と呼ばれ主にTゾーンなどがテカりやすくなるのですが、悪化してしまうと顔全体が皮脂に覆われるようになり、さらに脂漏性湿疹や脂漏性皮膚炎などを発症することもあります。

これは過剰な皮脂に肌が負けてしまい皮膚炎や湿疹、赤みの症状がでる病気です。

(インナードライ肌については別記事「30代のママさん必見!自分で簡単にできる毛穴引き締めスキンケア方法」に記載しています。)

これを読んでいるママさんたちに当てはまるのは、おそらく①か④か⑤が主な原因の「大人のオイリー肌」になるのではないでしょうか?

これらの原因に心当たりがあるか自分に当てはめてみましょう。

オイリー肌が引き起こす肌トラブル

オイリー肌であることで起こりやすい肌トラブルは主に次の4つです。

ニキビ

過剰な皮脂が肌表面にあることで、毛穴に皮脂が詰まりやすいためニキビができやすくなります。

さらにオイリー肌はアクネ菌の栄養源でもある皮脂が多いので、アクネ菌が繁殖しやすく赤ニキビなどの炎症ニキビを引き起こしやすいのです。

毛穴の開き

オイリー肌は皮脂分泌量が多いため、皮脂腺が発達してしまい皮脂の出口である毛穴が大きく開いてしまって毛穴が目立つ肌に。

毛穴の詰まり・黒ずみ

過剰な皮脂と古い角質が混ざり合い毛穴を詰まらせる「角栓」ができやすいのもオイリー肌の特徴です。

本来Tゾーン、特に皮脂分泌が最も多い鼻にできやすいものなのですがオイリー肌は鼻に限らず、頬などにもできやすい傾向があります。

またオイリー肌は毛穴に皮脂が常に詰まりやすいので、皮脂酸化を起こして毛穴の黒ずみもできやすいです。

肌の赤み・湿疹

脂漏性湿疹や脂漏性皮膚炎の症状によって肌に赤みや湿疹が出ることもあります。

オイリー肌改善のための正しいスキンケア方法

オイリー肌をなんとかするためにいろいろ頑張っていても、やり方が間違っていては意味がありません。

それどころか、オイリー肌の人は皮脂を気にしすぎてつい間違ったスキンケアに陥りがちです。

逆に言えば、正しいスキンケアがオイリー肌の1番の改善策になります。

ではオイリー肌のスキンケア方法について詳しくご紹介していきましょう。

洗いすぎない!

皮脂が気になってしまって1日に何度も洗ってみたり、ついゴシゴシと力を入れて洗っていませんか?

正常な肌というのはある程度の皮脂量が絶対に必要です。

それに肌というのは皮脂が取られれば取られるほどよけいに皮脂を分泌してしまうものです。ですので洗顔のやりすぎは皮脂を取りすぎてしまい逆効果にしかなりません。

しかも洗顔時のこすりすぎは肌に摩擦や負担をかけてしまい、ニキビや肌荒れの原因になってしまいます。

しっかり泡だてた洗顔料を肌に乗せるようにして、けして肌を引っ張らないよう弱い力で洗うようにしましょう。

そして朝は前夜にきちんと洗顔しているので肌はさほど汚れていません。思い切って朝だけ洗顔料を使うのをやめてぬるま湯のみの洗顔にしてみてください。しばらく続けてみてオイリー肌が治まってくるようなら今まで洗いすぎだったということがわかりますよ。

また洗顔料もスクラブ入りのものは肌に摩擦がかかって肌を傷めたりニキビの原因になることもあるので控えるようにしましょう。

水分保湿&毛穴引き締め化粧水を使う

洗顔の後は必ず保湿しましょう。

オイリー肌だからこそ肌内部は水分不足になっています。水分不足が過剰な皮脂分泌の原因でもあるのでしっかりと水分メインの保湿をしていきましょう。

水分自体を与えることは化粧水にしかできないので化粧水選びはとても重要です。

そして保湿化粧水と同時に、過剰な皮脂分泌で広がってしまった毛穴引き締めケアとして「収れん成分」の入った化粧水も選びましょう。

収れん化粧水は皮脂の分泌のバランスを良くし、毛穴を引き締めテカリを抑えてくれる化粧水です。

保湿と収れん作用を併せ持つ代表的な成分がビタミンC誘導体(APPS)です。

ビタミンC誘導体にもいろいろありますが、ここでは進化系ビタミンC誘導体といわれてい「APPS」をオススメします。

ビタミンCはコラーゲン生成を促し肌にハリと弾力を与える効果があります。

またオイリー肌の場合、肌表面の皮脂が酸化しやすいため、肌の老化原因物質の活性酸素が発生しやすいのですがこの活性酸素を抑制する働きもあります。(抗酸化作用)

しかしビタミンCそのものだけでは肌に吸収されにくいため、しっかり肌内部に届けるためビタミンC誘導体が必要なのです。

このビタミンC誘導体の中でも特にAPPSという成分は高い浸透力やコラーゲン合成力も優れているのでエイジングケアにもなります。

APPSは保湿も毛穴引き締めも同時に可能なので、保湿用と収れん用で化粧水を使い分ける必要もなく、忙しいママにピッタリの万能成分なのです。

セラミドを補う

大人のオイリー肌は水分の吸収力も維持力も低い状態です。その理由はオイリー肌はセラミドの量が少なくなっているからです。

セラミドは細胞間脂質といい、肌の中で水分を含んだ細胞と細胞をしっかり掴んで肌外部に逃げないようにつなぎ合わせてくれています。

でもオイリー肌はこの力が弱まっているので肌内部は水分不足で乾燥しています。そのため肌細胞がうまく育たないのでターンオーバーが乱れてしまいセラミドもなかなか作られなくなってしまうのです。

セラミドは細胞間「脂質」というだけあり、一応油分なので、化粧品には主に乳液やクリーム、美容液などに含まれることが多い成分です。

オイリー肌に乳液などの油分は抵抗があるかもしれませんが、セラミドは肌に浸透しやすいので表面がベタつくこともあまりなく、適度な油分を与えることもできるので大人のオイリー肌向きでしょう。

ただしニキビができている場合は負担になる恐れがあるので、乳液はセラミドではなくオイルフリーのニキビ用乳液を使って水分蒸発を防ぐようにしましょう。

少しのひと手間!オイリー肌ケアのポイントと注意点

蒸しタオル30秒後に洗顔を

洗顔前に毛穴に詰まった皮脂がなるべく出やすいように、蒸しタオルで毛穴を開かせてから洗顔しましょう。

蒸しタオルは水で濡らして絞ったタオルをレンジで約40秒ほど温めると出来上がります。

蒸しタオルを30秒ほど顔に当ててから洗顔するとゴシゴシ洗わなくても毛穴の汚れがきちんととれます。

目元や口元はオイリー肌でも乾燥する!

目の周りや口元は皮脂腺が発達していないので皮脂分泌ほとんどありません。

ですのでどんなオイリー肌でも目元や口元は乾燥しがちです。季節や肌の状態に合わせて目元や口元にはクリームなどをつかって保湿するのを忘れないでくださいね。

油取り紙は逆効果!

油取り紙はベタつく皮脂をスッキリ取り除けるのでついつい使いたくなりますが、大人のオイリー肌には必要な油分まで取ってしまう行為です。

代わりにティッシュで抑えるくらいが取りすぎることもなく、十分余分な皮脂が取り除けます。

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Nemonon

Nemonon

元BA(ビューティアドバイザー)& 美容クリニック勤務経験を活かして「いつまでもキレイなママでいたい!」そう願うママさんたちがもっと輝くための美容情報を提供していきたいと思っています!

同じ子育てママとしての立場からファッション関連や妊娠・出産・子育て関連など、みなさんのお役に立てるような情報も書かせていただいてます。