産後のバストケアで垂れ乳に立ち向かう!サイズダウンしない8つの方法と
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出産すると(産後は)バストはどう変わるの?
出産すると、授乳に向けて乳腺が発達し急激にバストサイズが大きくなります。
サイズアップの度合いは個人差がありますが、例えば元々バストが小さめだった人でも、産後バストサイズが2〜3カップもUPして大きくなったりします。
そして一般的には、授乳をしなくなってから約1年ほどかけて、ゆっくりと元のバストサイズに戻っていきます。
なぜ産後にバストが垂れるの?
産後にバストが垂れてしまう原因には主に次の6つが考えられます。
女性ホルモンの急激な減少
妊娠中から授乳期間にかけて増えていたエストロゲンとプロラクチンという女性ホルモンが、断乳後に急激に減少してしまいます。
乳腺はこの2つのホルモンによって発達しているのですが、急激な減少により乳腺が縮小してしまいバストが小さくしぼんでしまうのです。
皮膚が伸びる
妊娠中から授乳期間は約1〜2年。その短期間にバストサイズが急激に大きく変化することで、バストやその周りの皮膚が大きく伸び、皮膚の真皮を断裂させるなどして大きな負担がかかります。
そのため断乳後などに乳腺やそこについている脂肪が急激に減少。皮膚がしぼんでしまい、シワやたるみができ垂れてしまうのです。
特にこの短期間でのバストサイズの変化が大きい人ほど、垂れたバストになる可能性が高いのです。
クーパー靭帯が伸びる
バストはクーパー靭帯というもので支えられています。そのクーパー靭帯がバストサイズが大きくなるにつれて伸びきってしまいます。
すると今度は断乳後などにサイズダウンした時、クーパー靭帯が元に戻れずに支える力を失い、垂れてしまうのです。
授乳の仕方
授乳経験のあるママさんはわかると思うのですが、おっぱいをあげる時って乳首を下に向かって引っ張られるように吸われる状態が多いです。
生まれたての新生児の頃は吸う力も弱いのでさほど影響はないかもしれませんが、数ヶ月経つと次第に赤ちゃんの吸う力もしっかりしてきます。
すると結構強い力で下方向に引っ張られ続けながら授乳をする形になります。
こうした状態が毎日、授乳期間の間積み重ねられることで皮膚が引っ張られて伸びてしまい、バストが垂れてしまう原因となるのです。
姿勢の悪さ
授乳・オムツ替えなど赤ちゃんのお世話をするときの姿勢は前かがみになる場面がとても多いです。
こうした猫背の姿勢はリンパの流れや血行が悪くなることで、代謝も悪くなります。
すると体に栄養が届きにくくなったり、女性ホルモンの分泌を低下させたりすることでバストのハリや弾力を失っていき垂れ下がってしまう原因になるのです。
下着
カップ付きキャミソールやワイヤーのないタイプのブラなど、最近は締め付け感の少ないブラが人気がありますよね。
確かに1日中つけていても楽チンで快適なのですが、こうした下着はバストを綺麗な形に保つためのホールド力があまりありません。
そのためバストの脂肪が横にながれたり、下に下がったりして形の悪い垂れたバストになりやすいのです。
元のバストに戻すための産後バストケア方法!
産後のバストが垂れる原因や垂れやすさは乳腺の数に影響するというお話をしました。
乳腺の数で決まってしまうなら、自分ではどうすることもできないの?と思ってしまいますが、それは違います!
私は元々、小さめのバストでしたが産後の短期間で急激にバストが2カップほどサイズUPしました。
しかし母乳量はそんなに多くなかったので混合で育てました。母乳量は乳腺の数に比例するようなので、私は乳腺の数が多くなかったのだろうと思われます。
こうして垂れやすい条件が揃ってしまっている私は案の定、断乳後に見事にしぼんで垂れて残念なバストになりました。
でもそんな私でも、諦めずにバストケアをしていたおかげで、ちゃんと元の大きさと形に戻りましたよ!
日々の育児に追われながら自分のケアをするのは大変ですが、出来る範囲でコツコツ継続すれば結果が出ると思うので頑張ってみてくださいね。
産後の垂れたバストのケアには次の8つの方法があります。では詳しくご紹介していきましょう。
産後の垂れたバストのケアの8つの方法
適切なサイズのブラをつける
授乳中はつい楽なので手放せなかったカップ付きキャミやワイヤーなしのブラは胸の脂肪が流れてしまい垂れる原因に。
自分のサイズに合った正しいブラをつけるだけでもバストの形は補正されていくので、なるべく毎日ちゃんとしたブラをつけるようにしましょう。
注意して欲しいのは、妊娠前と産後の今とではサイズが変化していることも多いので、きちんと今のバストサイズにあったブラを選ぶようにしましょう。
マッサージ
ボディ用の保湿クリームなどを使って胸やデコルテを優しくマッサージしましょう。
お風呂上がりなどにつけると結構も良い状態なので保湿効果もマッサージ効果もUP。
バストマッサージ方法
- バストの上半分を手のひらで覆うようにしながら、上に向かって引き上げる。左右それぞれ行う。
- バストを下から上へ持ち上げるようにマッサージ。左右それぞれ行う。
- 脇の下の肉を胸に向かって引き寄せるようにして斜め上に押し上げる。左右それぞれ行う。
筋トレ・エクササイズ
バストはクーパー靭帯だけではなく、大胸筋でも支えています。
大胸筋を鍛える筋トレやエクササイズでバストアップをしていきましょう。
産後は筋力が落ちているので、次のような簡単であまり激しくない筋トレやエクササイズがおすすめです。
合掌のポーズ
バストアップのエクササイズとしてとても有名ですよね。
両手のひらを胸の前よりも少し高い位置で合わせて、互いの手のひらを思いっきり押し合います。これを1回に10〜15秒を目安に続けましょう。
腕立て伏せ
大胸筋を鍛えるといえばこれ!ただし一般的な腕立て伏せは女性や筋力が落ちている産後には負担が大きいので、次の方法の腕立て伏せをしましょう。
- 膝を床につけて、かかとは上げた状態。
- 腕は肩幅よりも少し広めに開きましょう。
- 胸の筋肉を意識しながら無理のない回数から始めてみましょう。
これでもキツイという場合は床ではなく壁に向かって行う腕立て伏せでもかまいません。
タオルでバストアップ
タオルを肩幅より広く開けて両手で持ちましょう。
そのタオルを真上に持ち上げていき、頭よりも後ろへ倒してその状態で30秒キープ。
授乳の仕方
日々赤ちゃんに引っ張られながら授乳している状態だと皮膚が伸びてバストが垂れてしまいます。
なので授乳の時はなるべく赤ちゃんを胸に近い位置、高い位置にで抱いた状態にするよう心がけましょう。
高い位置を抱っこでキープするのは大変なので、授乳クッションを2個使いするなど工夫してみてください。
姿勢をよくする
授乳時やオムツ替えなど、赤ちゃんのお世話をするときの姿勢は猫背の前傾姿勢になりがちです。姿勢の悪さはバストが垂れる原因です。
姿勢を正すというのは基本的には日々の心がけや意識によるところが大きいですが、姿勢を整える作用のある産後下着・ガードルなどを使うことで骨盤矯正もできて一石二鳥なのでおすすめですね。
自然な卒乳をする
垂れる原因には急激なホルモン現象が大きく関わっています。
例えばまだまだ授乳時期である乳児期のうちに突然、断乳をして授乳を無理に終わらせてしまうと、発達していた乳腺が急に縮んでしまうのでバストも急激に垂れてしまいます。
できれば自然にフェードアウトするように母乳量を徐々に減らしていく(自然に減っていく)という「卒乳」という方法をなるべく選択すればバストの垂れを防ぐことができます。
栄養・サプリメント
バストアップに効果的な栄養素を取り入れることで身体の中から働きかけましょう。
食事から取りきれないようならサプリメントも併用してみましょう。
バストアップに効果的な栄養素はタンパク質・ビタミンA・ビタミンE、また女性ホルモンに似た働きを持つイソフラボンや女性ホルモンを増やして活性化するボロンという栄養素も効果的でしょう。
ボロンは主にキャベツやひじき、りんごなどに含まれています。
良質な睡眠とストレス改善
睡眠不足やストレスなどがあると女性ホルモンの分泌量が減少する原因となります。
また良質な睡眠は成長ホルモンの分泌を活発にしバストアップに働きかけます。
赤ちゃんのお世話で大変かもしれませんが、出来る限りでいいので睡眠を良く取りましょう。
また自分の時間を少しでも作りリラックスすることで日々のストレス解消につなげていきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
産後のバストケアについていろいろご紹介しましたが、全てをやらないと効果がないということではありません。
私も出来るものだけを、出来る範囲でコツコツと続けるだけでも結果が出ました。
皆さんもけして無理のない範囲でかまわないのでバストケアを続けてみてくださいね!
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