もう限界!鬱の夫と離婚すべきなのか・・・
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うつ病の夫を支えきれない妻は「悪い妻」?
夫がうつ病になり、献身的に看病してきたけれどもう限界!と別れを決意するのは悪いことなのでしょうか。
世間は「病気の夫を見捨てるなんて、何てひどい妻だ」と非難するでしょう。
でも、うつ病の夫を妻一人で支えるのはほぼ不可能です。
症状が重ければ通院の送迎、付き添いが必要ですし、自殺を考えるような状態では24時間の見守りが必要です。
それに加えて家事や子供がいれば育児をし、夫の代わりに働きに行く妻もいるはずです。
明らかにオーバーワークで心身ともに疲れ切った状況を、離婚することで改善させたいと思うのは「悪い妻」だからではなく、ごく自然なことです。
でも離婚に踏み切る前に、今の状況が「普通ではない」状況であることを思い出してください。
もし普段の自分だったらどう判断するか、一度立ち止まって考えてみましょう。
第三者の意見を聞くのもよい方法です。
それでも「やっぱり!」と思ったら、離婚も一つの大切な選択肢です。
うつ病から離婚に至るケース3例
うつ病の夫と離婚に至る場合、様々な理由で生活が苦しくなること、周囲の無理解に原因があることがほとんどです。
うつ病から離婚に至ることの多い3つのケースについて紹介します。
経済状況の悪化
それまで仕事ばかりしていた夫がうつ病で退職してしまった場合、家計を支えるのは妻になります。
しかし夫の看病や育児をしながら、治療費を含む家計を支えていくのは非常に困難です。
経済的に限界を感じ、離婚を選択するケースもあります。
義両親・親族との関係悪化
本来なら看病や生活の維持のために協力しあう関係の義理の両親や親戚。
しかし中には「妻であるあなたが責任をもって面倒をみてね」と丸投げにされるケースも。
さらには「うつ病になったのは妻であるお前のせいだ」「病院に連れて行ったり、入院させるなんて許さない」と追い詰められてしまうケースもあります。
非常時こそ人間の本性が見えてしまうもの。
もし夫が回復したとしても、今後親戚づきあいを続けていくことに限界を感じ、離婚を選択することがあります。
妻の心身の疲労
夫の看病に家庭生活の維持、それを妻が一身に請け負うことになればその負担は並々ならないものです。
さらに自殺を考える状態であれば終始心の休まる時間帯はなく、精神的に不安な日々を過ごすことになります。
そのストレスが原因で妻が体調を崩してしまったり、今度は妻がうつ病になってしまうことも。
やむを得ず離婚という選択をする夫婦も存在します。