もう限界!鬱の夫と離婚すべきなのか・・・
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うつ病の夫を支える、という選択肢~支えるポイント7
1、うつ病への理解を深める
うつ病には様々な種類があり、特徴もそれぞれ異なるものです。
まずは周囲がタイプの違いを理解することが、治療に効果的な日常生活のサポートにつながっていきます。
2、通院の付き添いなど治療に協力する
うつ病の症状の重いときは、自分で通院することも出来なくなってしまいます。
そんな時には通院のサポートや服薬の管理が必要です。
また治療に付き添うことで主治医からサポートのコツを聞くことができたり、家庭での様子を報告して治療に生かすことができます。
3、休むよう促す
真面目に頑張りすぎてしまう典型的なうつ病の人には、まず休養をとれるよう環境を調整する必要があります。
この場合は頑張りすぎてエネルギー不足になってしまった状態だからです。
励ますのは逆効果です。
一方、非定型うつ病の人は、休みすぎると何事も避けたいと思う傾向が強まります。
そのため、状況を見ながら励まして活動するように促していくことも必要になってきます。
4、腫れ物扱いせずにさりげないサポートを
病気になってしまった、といって腫れ物に触れるかのように特別扱いをされる印象があると逆に気にしてしまう人もいます。
サポートを受けること自体苦手な場合が多いので、静かな環境を作るなど些細な事でも良いので、さりげない心遣いに気をつけましょう。
5、長い目で見守る
うつ病の回復は波があります。良くなったかと思うと、また調子が悪くなったりを繰り返して回復していきます。
また一日の中でも波があるので、「じっくりしっかり治す」という気持ちで付き合うことが大切です。
また少し調子が良くなると「早く良くならないといけない」との思いから頑張ってしまい、また調子を崩してしまう人がいます。
そんな焦りを本人と同じように妻も抱いてしまいがちなので、ここは気を付けたい点です。
6、症状の変化に気を付ける
うつ病では身体も動かない状態が少し回復し、活動ができるようになってきたときに自殺が起こりやすいと言われています。
また躁うつ病の躁状態では、高額のものを相談も無しに簡単に買ってしまったり、あちこちで喧嘩などのトラブルを起こしてしまうことがあります。
本人が勝手に薬を飲まなくなってしまったり、飲んだふりをして捨ててしまうこともあり、症状が悪化している原因がわからないというケースもあります。
本人の行動や症状の変化を見逃さず、医療機関に相談しながら治療を進めていくことが大切です。
7、妻も支援を受けること
医療機関ではうつ病の患者さんに通常医師や心理士、看護師、その他の医療スタッフなどでチームを組んで治療にあたることが多いものです。
妻が夫の様子を一人で見ているのでは、その負担はかなり大きいものです。
夫の症状を医療機関に相談するだけではなく、妻自身もサポートを受ける必要があります。
例えば育児や家事を手伝ってもらい、ゆっくり休む時間を作ることが大切です。
また病気が長引いている場合、障害年金など経済的な支援を受けられる可能性もあるので、病院や行政の相談窓口などに相談してみてもよいでしょう。