【先輩ママの経験談】妊娠するまで、子供嫌いの私が母になる決心ができた理由
初めての妊娠、戸惑いと葛藤
そんな私が妊娠、いわゆる出来ちゃった、という状況でしたが、なぜか中絶したいとは微塵も思いませんでした。妊娠しているとわかった時、母から「世の中の人全てが五体満足じゃなし、内蔵が揃っていない子だっているんだよ。もしお腹の子に障害があっても育てられるの?」と言われました。
確かに悩みました。
でも、どうやったら産めるんだろう、どうやったら育てていけるんだろう、とそればかりでした。どんな子が産まれたって育てるんだ、たとえ手足がなかろうと内蔵が足りなかろうと、たった一人の私の子、絶対に育てる!と決めていました。
酷いつわり、自分自身の変化・・・ママになる決心
ママになるぞ!と気持ち新たに過ごしていましたが、トイレと布団を往復する毎日で、健診に行くのも運転が心配でタクシーを使っていました。待ち時間も吐き気がすると吐いてしまうのが心配で何度もトイレに行ったり、とにかく毎日が不安でした。
空腹でも吐き、満腹でも吐き、食べては吐いてを繰り返していたのですが、吐き気が治まってきても食べる癖が治らず、吐く回数が減るにつれてどんどん太っていきました。
健診でも体重について注意される事が増えていましたが、なかなか制限できずにいました。
今すぐ入院!?どうしよう…
妊娠8ヶ月に入る頃、お腹の張りが頻回にあり、痛みを感じる事が増えていました。2日後が健診だったので相談してみると、ちょっと内診しましょうか、と。
診察室に戻って先生が一言、「いつ産まれてもおかしくない状態になっています。今日の午後から入院してください。」
ええええええ!?今日からですか?
家で様子見じゃだめなんですか?
入院だけはなんとか…!
と相談したんですが、絶対安静で24時間点滴で張り止めを入れておく必要がある、今産まれてしまっては赤ちゃんがどうなるかわからない、と怒られてしまい泣く泣く入院することに。
病室に案内されると、私のベッドにはトイレ以外歩行禁止の張り紙がされており、トイレにすら行けなくなる人もいるから、絶対に歩かないように、と念押しされて入院生活がスタートしました。