赤ちゃん、子供の誤飲はいつまで?ママができる対策と先輩ママの経験談
赤ちゃんや子供の誤飲はいつからいつまで?予防最前線は収納や片づけ
赤ちゃんや子供の誤飲の時期は?
一般的に赤ちゃんの誤飲が始まるのは、生後5~6ヶ月ごろと言われています。
この頃になると腰がしっかりしてお座りができるようになり、寝てばかりいた頃と比べて視野がぐっと広まって色々なものに興味を示します。
また物を掴む力も強くなってきているので、近くにあるものはすぐに掴んで口の中に入れてしまいます。
赤ちゃんがものを口の中に入れるのは、口に入れたときの感触や温度、味などで、そのものが何かを確認しているそう。
大人が初めて見るものを触ったりにおいを嗅いだりするのと同じです。
この行為は生後7~8ヶ月になってハイハイやつかまり立ちができるようになると、さらに勢いを増します。
今までよりも行動範囲が広くなってより多くのものが目に入るので仕方がないといえば仕方がないのですが、目に見えるものを端から掴んで、口に入れて、確認して、の繰り返しです。
ハイハイをしだした頃から1歳半~2歳頃までが最も誤飲に気をつけるべき時期だといえるでしょう。
1歳をすぎて離乳食がはじまると、口に入れたときに食べ物かそうでないかの区別がつくようになり、この行動は一段落します。
味覚や触覚が発達するので、ものを口に入れなくても見たり触ったりすることでそれが何かわかるようになったり、理解力が身についてきて、親や周りの人が「これは食べてはいけないよ」というのを聞けるようになるのも大きいです。
成長の度合いには個人差があり、2歳頃までものを口に入れる動作が続くこともありますが、焦らずのんびり様子を見てあげてください。
赤ちゃんの誤飲を防ぐ心得
赤ちゃんはものを口に入れてしまうのは、好奇心の表れであり、成長の証でもあります。
ものを口に入れること自体は悪いことではなく、それによって、脳が刺激されたり、免疫力がついたりもします。
成長するうえで避けては通れない行動ですし、この月齢の赤ちゃんを叱って聞かせたとしても理解出来ないことのほうが多いため、大人のほうで事前に防ぐしかありません。そのためには整理整頓が最も重要です。
整理をする場合には赤ちゃんの目線は大人よりもずっと低いということに注意しましょう。
大人が普段は気が付かないカーペットの間のホコリなども、赤ちゃんはすぐに見つけて口の中にいれてしまいます。
普段あまり注目しない低い場所を良く見て防止策を講じるようにしましょう。
次に、赤ちゃんの誤飲を防ぐためのおすすめ収納テクをご紹介します。
誤飲を防ぐ収納テク
その1:子供がいるスペースを安全に作ってしまう
赤ちゃんを誤飲の危険から遠ざけるためには、いっそのこと赤ちゃんが遊ぶスペースを区切ってしまうと楽です。
ベビーサークルなどを使ってスペースを仕切り、その中にはおもちゃや絵本を置くと決めて、誤飲しそうな小さなものは置かない、窓枠などの角にはすべてガードをとりつける、など安全管理を徹底しましょう。
赤ちゃんが遊ぶ範囲を決めてしまると家中の安全管理をするよりもグッと楽になりますし、遊んだあとの片付けも時短できます。
遊びスペースはキッチンから見える場所など、常にお母さんの目に入るところに作るとさらに安心ですね。
その2:目に触れさせない
好奇心旺盛な赤ちゃんは目に見えるもの、特に親が触っているものなどは自分も触ってみたい、口にいれてみたい、と思います。
誤飲の危険がある小さなものや、赤ちゃんに触られて困るものは、高い位置にしまうなどして、とにかく赤ちゃんの目に触れさせないようにしましょう。
このことは、お母さんだけではなく、お父さんや兄姉も徹底する必要があります。あるお母さんは、毎日朝起きてすぐに以下のような作業をされているようです。
- 遊び専用部屋に危ないものが落ちていないか確認する
- テーブルや床に危険なものが置きっぱなしになっていないか確認する
- 赤ちゃんが起きる前に軽くモップ掛けをして小さなごみなどを取り除く
これによって赤ちゃんの誤飲を防げるだけでなく、なくしてしまったUSBのキャップが見つかったり、小銭を拾ったりもしたそうです。
我が家は大丈夫と過信せず、毎日確認をすることが大切です。
家庭内で誤飲に注意したいもの
次に赤ちゃんの誤飲事故が多いものをご紹介します。以下のものが家にないかどうか、ある場合はきちんと赤ちゃんの手の届かないところに収納されているか、床などに落ちていないかしっかり確認してください。
- タバコやその吸い殻
- 薬
- 金属製品(クリップや硬貨など)
- ボタン電池
- 洗剤類
- 食品(お菓子など)
- 乾燥剤
- ペットボトルの蓋など
- 小さなおもちゃ
ちなみに誤飲事故の第1位はタバコやその吸い殻です。
愛煙家がいる家庭では、灰皿を置く位置などに気をつけましょう。
また兄姉がいる家庭では食べかけのお菓子やその袋に入っている乾燥剤、遊びおわったおもちゃ類なども注意が必要です。
お兄さんお姉さんがおもちゃを使ったりお菓子を食べる場所には、できるだけ赤ちゃんを近づけないようにしましょう。
家庭内で危険が潜む場所
誤飲以外にも、口に含むだけで危険があるものも、家庭内には存在します。
感電の恐れのあるコンセントやコード類は手の届かない位置に収納したり、モールで隠すなどして安全対策をしましょう。
ゴミ箱や引き出しの中のものも、口に入れると有害なものが含まれている場合があります。
ストッパーを取り付けて赤ちゃんが開けられなくしたり、高い位置に置いて手が届かないようにするなど、工夫してください。
夕方が最も危険!
赤ちゃんの誤飲事故が起こるのは、夕方が最も多いそうです。
ちょうど夕飯の支度で忙しいぐらいですね。
お母さんはしなければならないことが沢山あり、ついつい赤ちゃんから目を離してしまうこともあります。
この時間帯には赤ちゃんをおぶって家事をする、他の家族に面倒を見てもらうようにするなど工夫して、特に気をつけるようにしてください。