赤ちゃんにはいつから水道水やミネラルウォーターを飲ませていいの??赤ちゃんに飲ませて良い水分とは?
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ミネラルウォーターは赤ちやんも飲める?何歳から?
先ほど赤ちゃんには硬水のミネラルウォーターを与えないように、と書きましたが、そのことについてもう少し詳しく説明いたします。
ミネラルウォーターを選ぶ際のポイントについてもご紹介します。
赤ちゃんにミネラルウォーターを飲ませてはいけない理由
ミネラルウォーターは何歳から飲んでよいか?という問いに対して明確な答えはありませんが、基本的に内臓機能が正常に働く5歳ぐらいまでは避けたほうが良いとされています。
赤ちゃんの時期はまだ内臓機能が発達しておらず、ミネラル成分を分解・解毒できる機能が充分ではないため、下痢や腹痛を起こしたり、体調不良に陥る可能性があるのです。
体調不良に陥る原因は、ミネラル成分の分解・解毒不足といった要因のほか、体の中のミネラルバランスが崩れてしまうということも要因になります。赤ちゃんにミネラルウォーターが向いていないのは、ドラッグストアのベビーコーナーに、ミネラル分がほぼはいていない「純水」が置かれていることからも分かりますね。
大人でもミネラルウォーターを摂りすぎると、下痢や腹痛になったり、ひどいときには腎臓結石の原因にもなります。
このように年齢に関係なく、体にあった飲み方をしないと、健康に悪影響を与えてしまう恐れがあります。
赤ちゃんでも飲めるミネラルウォーターがある?
ミネラルウォーターの中でも、ミネラル成分の含有量が低い「軟水」と呼ばれる種類のものは赤ちゃんに飲ませても大丈夫。
体への影響もありません。逆にミネラル成分を多く含む「硬水」は、ダイエットや美肌には向いているのですが、慣れていないと大人でも飲みにくいと言われています。
ミネラルウォーターは軟水と硬水の違いがあるほか、商品によって含まれている成分も大きく違い、そのため体への影響も商品ごとに異なります。
また体調や体質によっても影響が変わってきますので、ミネラルウォーターを選ぶ際はどのような成分がどれぐらい配合されているかを確認し、体に合ったものを選びましょう。
赤ちゃんが飲むミネラルウォーター・湯冷まし・麦茶の注意点
離乳食前の赤ちゃんに飲ませても良い水分
次に、離乳食前の赤ちゃんに母乳やミルク以外で飲ませても良い水分についてご紹介します。
基本的には母乳やミルク以外は必要ないのですが、夏場や体調不良時で水分が足りていないときや、離乳食間近でミルク以外の味に慣れさせる必要があるときは、軟水のミネラルウォーター、湯冷まし、麦茶のどれかを飲ませます。
ミネラルウォーターについては先ほど詳しく説明しましたので、ここでは湯冷ましと麦茶について、飲ませ方や注意点などをご紹介していきます。
湯冷まし
煮沸した水を冷ましたもので、白湯よりも温度が低い、常温に近いもののことを言います。
水道水から作る場合には、カルキ抜きのために10分ほど煮沸するようにしましょう。
その後常温~人肌になるまで冷ませば、口当たりが柔らかくなり、赤ちゃんでも飲みやすくなります。
湯冷ましは時間がたつと菌が繁殖してしまうので、作ったその日のうちに飲みきるようにしてください。
麦茶
通常は離乳食開始と同時ぐらいから飲ませ始めます。
早くても生後3~4ヶ月ごろから飲ませるようにしてください。通常の麦茶だと赤ちゃんにとっては苦く感じるため、飲ませる際には湯冷ましや白湯を加えて味を薄めてからにしてください。
目安は通常の2~4倍の薄さです。市販のベビー用の麦茶はすでに味を薄めてあるので、そのまま飲ませて大丈夫です。