赤ちゃんにはいつから水道水やミネラルウォーターを飲ませていいの??赤ちゃんに飲ませて良い水分とは?
見出し
赤ちゃんの水分摂取の際の注意点
次に赤ちゃんに水分を与える際の注意点です。たくさんありますが、簡単なことばかりですので、ぜひ覚えておいてください。
温度は常温以上か人肌で
冷たい飲み物を飲むと消化器官が刺激され、下痢や嘔吐を引き起こして、逆に脱水症状になる可能性があります。
また低体温になって免疫力が低下し、病気にかかりやすくなる恐れもあるので、飲ませる水分の温度は必ず常温~人肌程度にしてください。
量は10-20ccが目安
母乳やミルクを飲んでいるうちは、水分は足りているので、飲ませる量は少量で構いません。
スプーンを使って少しずつ口に流し込んであげてください。
慣れると哺乳びんを使って飲めるようになります。
授乳時間を避ける
水でおなかがいっぱいになって母乳の飲みが悪くなると、栄養不足になる可能性があります。
水分不足を感じたときも、まずは母乳やミルクを飲ませて様子を見るようにしてください。
月齢に気をつける
生後0~3ヶ月の赤ちゃんに飲ませる水分は、湯冷ましや白湯がおすすめです。
ミルクの調整にも使う水分ですので、赤ちゃんにとって飲みやすいと考えられます。
4ヶ月以降だと、ミルク以外の味に慣れさせる練習も兼ねて、軟水のミネラルウォーターや麦茶をあげても良いでしょう。
保存状態に気をつける
湯冷ましや作りおきの麦茶を保存する場合は、ポットに入れてその日のうちに飲みきります。
外出する場合は魔法瓶に入れて持ち歩きましょう。
普段母乳育児のママがミネラルウォーターを用意する場合は、500ml以下の小さいサイズを選び、赤ちゃん用にして、大人用とは分けておきましょう。
雑菌が発生してしまうので、決してペットボトルに口をつけて飲ませないようにしてください。
それ以外でも一度開封したものは時間が経つと雑菌が繁殖するため、余ったらもったいないと思わずに前日のものは捨ててください。
果汁は摂取させない
昔は赤ちゃんに果汁を与えていましたが、現在は栄養面、口腔ケア、脱水症状、アレルギーの観点から、あまり赤ちゃんに果汁は与えない方が良いと考えられています。
ママは脱水症状の傾向を把握しておく
最後に赤ちゃんの脱水症状に関してです。
赤ちゃんは大人の2倍以上汗をかくので脱水症状になりやすく、注意が必要です。脱水症状の赤ちゃんの対処は意識がある場合、不明確な場合、離乳食前の赤ちゃんの場合で分かれます。
意識がある場合
積極的に水分と電解質を補給します。
イオン水などを飲ませると良いでしょう。水分を飲ませても30~60分間回復傾向がないようなら、かかりつけ医に連れて行って診察を受けてください。
意識がない場合
すぐに救急外来か救急車の手配を行います。無理に水分を飲ませると嘔吐してしまう可能性があるため、無理に飲ませないようにしてください。
離乳食前の場合
脱水症状が見られた時点で病院に連れて行くように。症状が軽いようなら、まずは母乳やミルクで補給します。
飲まない場合は、湯冷ましを少量ずつ飲ませるようにしてください。
赤ちゃんにとって脱水症状は命に関わる一大事です。以下のような症状がある場合は、脱水症状を疑ってください。
- おしっこの量や回数が少ない、もしくは色が濃い
- 泣いているのに涙が出ない
- よだれが少ない
- 肌や唇がかさかさしている
- 口の中が乾燥している
- 体が暑いのに汗をかいていない
- 顔がやたら熱くて赤い、もしくは逆に血の気が引いて青い
- めまいや立ちくらみがある
その他にも赤ちゃんの状態がいつもと違うと感じたら脱水症状を疑い、必要な場合はミネラルウォーター・湯冷まし・麦茶を適切な用法で赤ちゃんに飲ませてあげてください。
まとめ
いかがでしたか?
まとめると、基本的に赤ちゃんに母乳やミルク以外の水分を与える必要がありませんが、水分不足を感じたときには軟水のミネラルウォーター・湯冷まし・麦茶のどれかで補給してあげるようにします。
水分を与えすぎると下痢などを引き起こして逆に脱水症状になる恐れもありますので、適切な方法で飲ませるようにしてください。
今回の記事が参考になれば幸いです。
この記事を読んだ方はこちらの記事も読んでいます。
おすすめ記事:離乳食に牛乳いつから飲ませていいの?赤ちゃんに牛乳を飲ませる時の注意点
おすすめ記事:赤ちゃんのお祝い行事!生まれてから1歳までのお祝い事一覧