ひらがなに興味がない子供にひらがなを教えるとっておきの方法
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ひらがなの教え方・・・いつから、どんな練習をする?
さいごにご紹介するのは、幼児教室で子供を医者にするための教育法を指導している熊野貴文さんからのアドバイスです。
熊野さんは内科医として勤務したあと、自分が受けた教育法を世に広めるために幼児教室の運営を行っています。
実際にお医者さんになられた方の体験を基にしたアドバイスなので、効果が期待できますね。早速見て行きましょう。
派手な広告に、焦らないで!
新聞や本屋さんで見かける広告には「今年4歳になる子が自分の名前を書いて驚きました」「うちの子は3歳なのですが、すでにひらがなを覚えています」といった利用者の声が載っていて、それを見て、自分の子は世間に比べて遅いのかも・・・と焦ってしまう親御さんがいますが、焦る必要はありません。
というのも、ひらがなの読み書きができる、というのは断片的な能力で、イコール頭が良いということにはならないからです。頭が良い子というのは
- 自由に発想し、それを作りあげる
- 状況判断ができ、自分で考えられる
- 物事の本質を見る目がある
という能力を持った子です。それでは、そのような能力を養うためには、いつからどのようにひらがなを練習していけば良いのでしょうか。
ひらがなはいつから教え、練習させるべき?
子供にひらがなを教える目安は、「女の子の場合は4~5歳」「男の子の場合は幼稚園の年長さんの時」です。
子供がひらがなに興味を持ったときがベストなタイミングで、最も知識を吸収しやすいのですが、できれば小学校に入るより前に覚えておくと勉強がスムーズに進みます。
以下の大切なポイントを覚えておいてください。
- ひらがなを教えるのは、年齢が早いほど良いわけではない
- 子供が興味を持ったときこそが、ひらがなを教えて練習させるべきとき
- 男の子と女の子では、ひらがなを練習させ始める年齢が違う(興味を持つ時期が違うため)
ひらがなの練習、教え方の2つのポイント
実際に子供にひらがなを練習させる際にも気をつけてもらいたいポイントが2つありますのでご紹介します。
1.まずは読みから教えていく
読めないものを書く事は難しいので、まずは周りにある絵本や看板などで読み方を押してあげてください。
何度も言い聞かせるうちに、自然に覚えられるようになっていきます。書く練習は一通り読めるようになってからで良いでしょう。
2.筆圧を強くすることを意識する
指先は脳に繋がっているといわれていて、筆圧が弱いと脳が刺激されません。
強い筆圧で書くことで、読みやすくなるだけでなく、脳もしっかり刺激されます。小さいうちから強く書くことを習慣化させましょう。
効果的なひらがなを練習するタイミングや方法をご紹介しましたが、熊野さんの仰るとおり、ひらがなを書けるイコール頭が良い、ということではありません。
親御さんはひらがなだけに固執せずに、色々な遊びを通して子供の興味や能力を育ててあげましょう。
まとめ
いかがでしたか?
ひらがなは周りの子たちが読み書きできるからといって、特にあせって教える必要はありません。
子供が興味を持ったときが教えるのにベストなタイミングです。教えるときは、かるたや文字探しゲームなどひらがなを使ったゲームで興味を持ってもらい、まず読めるようになってから、書き方を教えると良いでしょう。
ただし、ひらがなが書けるからといって頭が良い、というわけではありませんので、あまりひらがなに固執せず、さまざまな遊びや経験をさせてあげてください。