子供に自信をつけさせるメンタル強化トレーニング!
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子供に自信をつけさせるメンタルトレーニング
先ずご紹介するのは、元サッカー選手でメンタルトレーナーの森川陽太郎氏が推奨するメンタルトレーニング法です。
どんな場面でも実力を発揮できる「OKライン®メソッド」
緊張したりプレッシャーを感じる場面でも、自信を持って本来の実力を発揮するためには、「緊張するな」「心配いらないよ」という声掛けは逆効果。
子供にとって自己肯定感が持てるような声掛けをしてあげましょう、というのが森川さんの推奨する「OKライン®メソッド」です。
例えば、逆上がりができない子が鉄棒に触れたら「嫌だったのに触れて偉いね」「今日は鉄棒に近づけたね」と、出来たことにフォーカスして褒めてあげることが大事。子供は成功体験を積み重ねることで「できる」という自信を身につけることができます。親はその子に応じて適切な「OKライン®」を設定してあげましょう。
「OKライン®」は子供が確実にできるレベルで設定することが重要です。子供は目標が達成できないと自信をなくしてしまします。そのため「OKライン®」は世間の求めるレベルとは無関係に設定してOK。
例えば、文字が読めない子供に対して、親戚や幼稚園の先生は簡単な絵本を読めるようになることを求めるかもしれませんが、それではレベルが高すぎて、達成できない可能性があります。
自分で好きな本を選ばせて、1冊持ってこられたら「自分で選べたね、すごいね」と褒めてあげる、という程度で良いのです。
どんなレベルであっても設定された目標を達成できた、という体験によって子供の自己肯定感が高まり、どんな目標に対しても高いモチベーションを持てるようになっていきます。
成功体験を積むには以下のような簡単なトレーニングもおすすめです。
家庭で出来る簡単なトレーニング
同じ色を探す
自分がいる場所(部屋の中や公園の中など)で、同じ色を探すゲームをしましょう。
目標は7つ。レベルが上がってきたら時間設定を設けても良いでしょう。
幼稚園に行くのをぐずるときには、「幼稚園に行くまでに今日は赤いものを7つ見つけよう」というようにアレンジしても使えます。
鉛筆立てゲーム
小さい子には少し難しいかもしれませんが、小学校入学前ぐらいの子にはおすすめ。
鉛筆をテーブルを垂直になるように立てるゲームですが、倒さずに連続10回立てられれば成功です。
挑戦できるのは1日2回だけ、など制限を決めると、いざという時に集中力を高められる練習にもなり、勝負強さが身に付きます。
チャンスは何度もあるわけではありませんので。
10円玉立て
さらに高学年の子におすすめなのが、テーブルの上に3分間で10円玉を何枚立たせることができるか、というゲーム。
これをやってから宿題に取り掛かると、集中力が高まった状態で臨めるため、効率的に宿題をすることができます。
ペットボトル当て
子供が当てられる距離にペットボトルを置いてボールを転がし、当てて倒すというゲームです。
10回投げて7回倒せたら成功とします。
成功体験が得られる上に、試行錯誤を行ったり、集中力を高める訓練にもなります。
わくわくグッズ
宿題がなかなか進まない子におすすめです。
好きなキャラクターの消しゴムや鉛筆などのグッズを買っておいて、ここまで出来たらこのアイテムを使って良い、とルールを作ります。
宿題の途中に目標を設定することで小さいな成功体験が積み重ねられ、また集中力やモチベーションも持続します。
ガッツポーズやハイタッチ
1日の中で嬉しいことがあったら、ガッツポーズをする、親とハイタッチをする、など決めておきましょう。
これを10日間、1日10回と、期間と回数を決めて行いましょう。
小さなことにも達成感を感じ喜びを表現することで自己肯定感が高まり、自信を持って行動できるようになります。
最初から高い目標を設定してしまっては、それが達成できなかったときに子供が自信を失ってしまいます。
それよりも確実に達成できるゴールを設定してあげて、達成できた喜びを味あわせてあげるほうが、自己肯定感やモチベーションの向上につながり、どんな場面でも自信を持って挑んでいけるようになります。
目標設定のレベルが重要になりますので、子供の能力をよく見極めて設定してあげてくださいね。