子供の心を育てる上手な怒り方とは?
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怒ると叱るの違いとは
子育てをしていく中で、それだけ長い時間、子供と一緒にいるため、片付けをしないとか、ごはんをちゃんと食べないとか、親もイライラすることもあるでしょう。
しかし、大人が心がけなくてはいけないことは、まず「怒る」と「叱る」ことの違いです。
基本的に子供は何も知りません。様々なことが初めてする行動の方が多いのです。
間違ったことをした場合の行動に対して基本的に容認することが大切で、基本的に許してあげることと叱ることの割合が9:1の割合が良いとされています。
つまり大半のことは許してあげることなのです。
しかし、そんな中で知っておく必要があるのが、「怒る」と「叱る」ことをしっかり使い分けることが大切になります。
それでは、この「怒ること」と「叱ること」の違いについて解説していきましょう。怒ると叱るは、意味合いが全く異なります。
怒るとは・・・
一般的に感情をむき出しにして腹を立てて怒鳴りつけることを言います。
叱るとは・・・
子どもに理論立てて説明を加えながら、伝えることを言います。
決して叱らないことが良いことではありません。子育ての中で大事なことは、重要なのがその叱り方にあります。
理由もなく叱ったり、ただ怒ることは絶対によくありません。
何度も同じような悪いことをする場合には、親も人間です。
怒ってもよいですが、毎回感情で怒ることは絶対しないようにしましょう。
子供を叱る上で一番大切なことは、どうしてそれがいけないことなのか理由をきちんと伝えながら、悪いことだということを認識させることが大切です。
怒っているのですが、実際には怒っているのではなく、伝えいるという、このスタンスを持ちながら冷静に伝えることがとても重要になります。
子供に絶対してはいけない5つの叱り方とは
叱りっぱなしは、ダメ!
叱ることは大切なことです。子供は感情が敏感なので、怒られてばかりいると、子供自身マイナスなイメージしか作らなくなってしまいます。
どうしていけないことなのか、まず理由をしっかり話しましょう。理解をしたら、怒るのは中断です。
どうすればよかったのか、この後どうするのかを一緒に考えましょう。子供なりに考えが出せたら、しっかりと一言褒めることが重要です。
いけない行動はしっかり止めよう!
悪いことをした時は、「やめなさい!」この一言だけよいのです。
それを勢いづけていうことで、すぐに動きを止めさせるためだけに使用するようにしましょう。
そして、どうしてダメなのか理由を優しく伝えることで、子供は十分理解でき、この反復練習こそ重要なのです
小さいうちから考えて行動できるように!
失敗することが多いことに対して、正しいやり方を伝えすぎることで、自分なりの答えを出せないような環境作りはやめましょう。
皆様は、新たなことを仕事で覚えるとき失敗はしませんでしたか?そう、人は皆、失敗をするものです。
小さい頃から「どうすればいいか」ということに対して、考える習慣をつけるさせることで子育ては格段に楽になっていきます。
又自分で考えることを繰り返して教ることで、自分で考えて行動できるような強さを身に付けることができます。
父母二人が一緒に叱ってはいけない
子どもは、叱られる行為が好きなわけではありません。
叱られると、嫌われたという感情が同時に芽生えます。
二人が同時に叱ることによって、その辛い感情から逃げ出す場所を見失ってしまいます。
一人が怒ったら、もう一人が慰めてあげる環境を作りましょう。又叱った後に、理解できたら、ぎゅっと抱きしめてあげることも効果的です。
常に親が見捨てていない、常に親に愛されているという環境作りをすることが大切なのです。
叱らないことはいいことではない
最近の親を見ると、叱らない親もよく見かけます。
しかし、叱るという行動は、子どもに正しいことを覚えさせるためにとても重要なことなのです。
子どもは知らないことが多く、正しいのか正しくないのかの分別がつきません。
だからこそ、その正しい道筋を伝えるために「叱る」という行動がとても大切だということを覚えておきましょう。
子供を上手に叱る3つコツ
小さな子どもは予想外の行動をするので、子どもが危険なことをしたり、逆に人を傷つけたりしてしまった場合には、きちんと叱ることも親の役目としてとても重要なことです。
子供を叱る環境をコントロールしよう
何か悪いことに対して叱る時、大人も興奮して大きな声を出し、感情的になってしまいがちです。
すると子どもも興奮し、それを越えるような大声で・泣き出したりします。
子どものペースで一緒に興奮してはいけません。子どもを落ち着かせて、いつもより声のトーンを下げて話し、子供にいつもと違う真剣さを伝えることで、話を聞いてくれるようになります。
大切なのは子供がきちんと話を聞く状況を作り出すことがとても重要です。そのためには、親も怒りの感情をコントロールする必要があるのです。
叱る理由を伝えよう
感情的に叱ることは、子供は叱られている理由が理解できず、また、気持ちを傷つけてしまうことになりかねません。
相手がどう感じるのか、その時に子供がどう感じたのか、気持ちに寄り添うことが大切なのです。
叱る時の場合分け
どういうことをすると叱られるのか、怒ること・褒められることに対して場合分けをするようにしましょう。
そうすることで、どうしたら怒られるのか子供の感づき、子供も分かって行動するようになります。一度ではどうして怒られるのか分からないものなので、何回も根気よく伝えることが大事です。
まとめ
子供の成長にとって叱られることも経験です。
叱れることの意味をしっかり考えさせ、学ぶ時間を与えることこそ、脳の発達・人の成長には欠かせないものであるということが子供にとってとても重要なのです。
その中で親も子供の成長を妨げないような叱り術を身に付けることが重要なのです。子供は様々なことを十分頑張っているんです。
子供の頑張りや意欲を見逃さずに認めてあげましょう。
「ほめること」と「叱ること」のバランスは、9対1です。こんなことに注意を払いながら、子供との接し方に変化をつけながら生活してみるといいかもしれませんね。