日本だけが誤解している!?おむつなし育児の本当の目的とは!
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おむつなし育児って?
おむつなし育児という言葉から想像すると、あかちゃんに24時間おむつを付けずに生活させることで早くおむつを卒業させ、トイレに慣れさせる育児法のように思えてしまいますが、実際はそうではなく、あかちゃんが排泄しそうなときにおむつを外し、なるべくおまるやトイレなど、おむつの外に排泄させてあげる方法です。
つまり普段の生活や就寝時、外出時などはおむつをつけていてOKということです。
普段からおむつを外したままでいてももちろん良いのですが、失敗すると色んなところを汚してしまいそうであかちゃんから目が離せず、気が気じゃないですよね。トイレ以外の時間はおむつをつけていて良いと聞くと、服や周りを汚す心配もないので、気軽に挑戦できそうな気がしてきます。
おむつなし育児の目的とは
そもそもおむつなし育児の目的は、おむつが早く取れるようにすることではなく、排泄を通した親子間のコミュニケーションです。
まだ言葉も喋れないあかちゃんの出す、排泄したいというサインを受け取り、おまるやトイレなどおむつの外で排泄させてあげる。もちろん最初は難しいですが、トレーニングを重ねるうちにだんだんとあかちゃんの出すサインが分かってきます。
あかちゃん側もこういうサインを出せば、おむつの外で気持ちよく排泄させてもらえるのだと分かってきて、排泄したいときに合図を送ってくれるようになります。
あかちゃんが言葉を話しだす前から親子間で意思疎通ができるなんて素敵ですよね。
おむつなし育児を始めるタイミングですが、生後半年以上おむつをつけたままでいると、あかちゃんがおむつの中に排泄することに慣れてしまうので、おむつなし育児を始めるのは早ければ早いほど良いと言われています。
考えてみれば、おむつの無い時代は日本でもおむつなし育児が当たり前でした。
現代でもアフリカなどいくつかの国ではおむつなし育児が主流になっています。
そのような国では1歳半~2歳ぐらいで排泄が自分でできるようになるそうです(日本では2歳半~3歳ぐらいが、おむつが取れる平均年齢)。
アメリカなどの先進国でも、あかちゃんの自然な排泄を促し、その後の成長段階における便秘や頻尿などの排尿トラブルを防ぐためにも、積極的におむつ無し育児を取れ入れる人が増えてきているようです。
このように考えると、おむつなし育児はあかちゃんの持って生まれた能力を生かした自然な育児法なのですね。