車にマタニティマーク!貼っておくべきその理由とは?
トラブル防止・緩和のための対策
何をしても文句を言ってくる人はいますが、少しでもトラブルを緩和したり回避するために、出来る限りの対策をしておきましょう。
マタニティマークを携帯し、車にもマタニティステッカーを貼っておく
妊婦の場合、見た目では分からずに、健常者が優先駐車場を利用していると思われることがあります。
これらのマークやステッカーなどを利用して、周りの方に自分が妊婦であるということをアピールしましょう。
利用するときはなるべく体調の悪い状態の時だけにする
妊婦と分かっていても、まれに周囲から冷たい視線を浴びたり、暴言を吐かれたりすることもあるかもしれません。
年配の主婦や、高齢者の男性が絡んでくることが多いようです。
実際、国際シンボルマークの駐車場を妊婦が利用することの是非については、具体的な決まりがあるわけではなく曖昧になっていることもありますので、可能であれば健常者用のスペースを利用した方がトラブルの回避につながります。
体調が悪いけれどもどうしても外出しなければならないような時は、遠慮せずに利用させてもらいましょう。
できるだけ同伴者と一緒に利用する
誰かに暴言を吐かれたり詰め寄られたりしても、冷静に反論してくれる同伴者がいれば安心です。
特に高齢者の男性などは、若い女性なら言い返せないだろうと思って詰め寄ってくることもあるので、同伴者が男性だと尚良いでしょう。
「妊婦も使ってもいいですと許可をとっていますので」と冷静に返せれば良いのですが、話し合いができるような雰囲気でないときは、相手にしないのが一番です。
パーキングパーミット制度を利用して許可書を交付してもらう
後で詳しい説明をしますが、パーキングパーミット制度というものを利用すれば、自治体から優先駐車場の利用許可証を交付してもらえます。
これがあれば、優先駐車場に停めても良い、という証明になりますので、詰め寄られたりしたときにも堂々と反論できる材料になります。
パーキングパーミット制度
現在30府県2市で導入されている制度で、自治体によって名称は異なります。
対象者が自治体に申請をすれば、身体障害者用駐車場を利用する際の利用許可証を交付してもらえます。
ただし自治体によってどのような人が対象になるかや、申請方法が異なるよう。
この制度を最初に導入した佐賀県では、妊娠7ヶ月から産後3ヶ月の妊産婦が対象になります。
郵送で申請できるところもあるようですので、お住まいの自治体の制度を一度調べてみてください。
車いすマーク以外にもある!妊娠・子育て中ママを助けてくれるマーク
マタニティマーク
先ほどから何度か出てきていますが、周囲に妊娠中であることを知らせるためのマークです。
特に妊娠初期の見た目では妊婦と分からない時期に役に立ちます。キーホルダーになっているので、カバンなど身近なものにつけておくと良いでしょう。
マタニティーステッカー
車に貼ることができるタイプのマタニティマークです。
妊娠中はハンドルが握りにくかったり、シートベルトが締めにくかったりと、動作に手間取ることもあります。そんなときにこのマークを貼っておけば、周囲も不要にイラついたりせずに配慮してくれるはずです。
またゆっくり慎重に安全運転をしたいとき、このステッカーを貼っておけば「お先にどうぞ」「追い越してください」の合図にもなりますので、気持ちの上で安心できます。
ベビーカーマーク
公共交通機関などで見られる、「ここはベビーカー優先スペースで、使用しても構わない」という意味のマークなのですが、認知度は低く、知らない人がほとんど。
電車やバスなどでベビーカーを使用すると、スペースを取ることもあって、周囲から非難されるケースがあるようです。
このマークのある場所だと、ベビーカーを使用しても良い場所だということがみんなに分かりますので、お母さんも使用しやすいですね。
妊娠中・子育て中はこれらのマークを利用して周囲の理解を促し、優先駐車場などの制度を有効利用しましょう。
社会の理解が進み、もっと出産・子育てがしやすい世の中になると良いですね。
まとめ
いかがでしたか?
残念ながら車いすマークの駐車場については正しい理解が浸透しておらず、妊婦さんがトラブルに見舞われるケースもあります。
マタニティマークをつけるなどして、なるべくトラブルを回避するための対策を行いましょう。
それでも暴言を吐いてくる人に対しては、正しい知識で反論したり、ひどいときには110番をするのも手です。
何よりも自身の安全を確保してください。少子化対策のためにも正しい理解がすすみ、出産・子育てをしやすい世の中になることを願っています。