布おむつと紙おむつのメリットは?布おむつも捨てたもんじゃない!布おむつの良い効果とは?
布おむつのメリット・デメリット
まずは世間一般で広く知られている布おむつのメリットとデメリットを見ていきましょう。
布おむつを使うことのメリット
トータルコストが安い
布おむつは最初に用意するときに初期費用がかかりますが、その後何度も買い足さなければならない紙おむつと比べると、全体的な費用は安くつきます。
また後ほど説明しますが紙おむつを使うときよりも、おむつ離れが早く進む事が多く、その面でも紙おむつと比べて費用が節約できます。
また2人目、3人目にも使いまわせるため、弟妹ができたときにはトータルコストの差がさらに大きくなります。
ゴミを出さないので環境に優しい
おしっこなどの水分を含んだ紙おむつは意外とかさばるので、ゴミ捨ての際には結構な容量になります。
布おむつだと捨てずに使いまわすのでゴミにならず、環境に優しいと言えます。また、自治体によってゴミ袋が有料の場合はゴミ袋代の節約にもなります。
買出しの手間が省ける
おむつは毎日使うものなので、紙おむつの場合は頻繁に買い足したりまとめ買いをする必要がありますが、布おむつだとその手間がかかりません。
あかちゃんの肌がかぶれにくい
布おむつは紙おむつと比べて吸水性が低いため、おしっこをしたらすぐにおむつを替える必要があります。
そのためおむつが湿ったままでいる時間が短く、かぶれにくくなります。
あかちゃんの肌に優しい
ご存知の方も多い通り、紙おむつにはダイオキシンや塩素系漂白剤などの有害物質が含まれています。
あかちゃんによっては肌に触れる事でアレルギーを起こしたりすることもあるそうですが、布おむつではこうしたリスクを防ぐ事ができ、敏感肌のあかちゃんでも安心して使えます。
おむつから早く卒業できる
布おむつは紙おむつより吸水性が悪く、おしっこをしてしまうとすぐに濡れた感触になって気持ち悪いため、あかちゃん側もおしっこをしたくなると教えてくれるようになるそうです。
そのタイミングでトイレやおまるに連れて行ってあげれば、トイレで排尿することに慣れ、おむつからの卒業が早くなります。
布おむつを使うことのデメリット
おむつ交換に時間と手間がかかる
紙おむつは交換しやすいように作られているため、片手でお尻を拭きながらパッパと交換できますが、布おむつは一度完全に脱がせて、新しいものをはかせなければならないため、それなりの時間と労力がかかります。
排泄後の処理が大変
排泄後はポイと捨ててしまうだけの紙おむつに比べ、布おむつの使用後は一旦排泄物を軽く洗い流したあとにつけ洗いをし、その後洗濯機にかけて干してたたむ、という工程があるため、手間がかかります。
慣れるまでは大変と感じる人も多いようです。
尿や便が漏れてしまうことがある
布おむつは紙おむつに比べて吸水性が劣るため、おしっこがたくさん出た場合や、便がゆるい場合はおむつの外に漏れて、服や床を汚してしまう可能性があります。
夜中でも排泄するとあかちゃんが泣く
おしっこをすぐに吸水してさらさらな感触を保ってくれる紙おむつと違い、布おむつはおしっこをするたびに濡れてしまうので、夜中でもあかちゃんが排泄をすると不快感を感じて泣き出してしまいます。
夜中の授乳だけでも大変なお母さんの中には、これが辛い人もいるようです。
外出時の荷物がかさばる
布おむつはこまめに替えなければならないため、外出時にはどうしても荷物が多くなってしまいます。お泊りなどで洗剤や洗濯グッズを一緒に持っていく場合はなおさらです。
こうしてメリットとデメリットを見てきましたが、よく見てみると布おむつのデメリットはほとんどがお母さん側の手間や時間がかかるという問題です。
赤ちゃんのデメリットは排尿したときにおむつが湿って気持ち悪いということぐらいでしょうか。コスト面や環境面、また赤ちゃんの肌への安全面を考えると、布おむつのメリットが大きいようです。
とは言っても、お母さんの負担があまりにも増えると大変ですので、普段は布おむつ派の人でも、外出時や寝るときは紙おむつを使うなど、状況にあわせて紙おむつと布おむつを使い分けている人も多いようです。