おっパイが張らない…胸が張らず母乳が出ないその原因と対策はあるの?
見出し
母乳の出を良くして差し乳にするには?
おっぱいは張らないけど必要量がそのつど分泌される差し乳が母乳育児にとって理想的な状態とお話ししました。
ならばこの差し乳になるためにはどうすればいいかというと、「頻回授乳を頑張る」という答えに尽きます。
なぜなら母体は赤ちゃんに吸われる刺激によって母乳の分泌が活発になるようにできているからです。
つまり母乳が出るから赤ちゃんが飲むのではなく、赤ちゃんが飲むから母乳が出るという仕組みがママの体に元々プログラミングされているのです。
ですので赤ちゃんが欲しがる時に欲しがるだけおっぱいをあげるようにしているとだんだん母乳量が増えていきます。
教科書通りに考えれば、授乳の間隔は3時間置きで1日8回となるかもしれませんが、頻回授乳はとにかく1日に12回〜15回は普通で、最低でも10回以上は根気よく授乳することになります。
「考えただけでも大変だから無理。そうまでして母乳育児にこだわりはない。」
という考えなら無理にやる必要はありません。
それも立派な育児の選択肢の1つだと思います。
ですがもしも
「やっぱり母乳で育てたい!出来れば完全母乳育児をしたい」
という希望を持っているのならば、1度だけでもまずは頑張ってみることをオススメします。
頑張り次第で理想の母乳育児が叶うチャンスかもしれません。
ではいよいよ頻回授乳にあたっての準備や方法について具体的に説明していきましょう。
頻回授乳の準備
母乳を出すためには肝心の母乳の通り道である乳管を開かせなくては出るものも出ません。
ですのでまずは乳管を開かせる「乳管開通マッサージ」を行なってください。
乳管は片方の乳頭の先に約20本ほどあるのですが、このうちの5〜6本くらいの乳管が開くように出来れば十分です。
初産婦の場合は乳管がしっかり開くまで時間がかかるので、しばらくは根気よく行いましょう。
特に痛みやしこりなどがないなら入浴時や蒸しタオルなどおっぱいを温めた状態で行うとより効果的です。
乳腺炎などおっぱいトラブルがある場合は病院で診察を受けたり、母乳外来などで専門の母乳マッサージを受けるようにしてください。
またある程度授乳のリズムが安定してきてからも乳管の通りをチェックするために、乳管開通マッサージを入浴時などに行うことを習慣づけるようにしましょう。
母乳がほとんど出ない状態からの頻回授乳の方法
乳管開通マッサージをしてから母乳を与えつつ、ミルクを1回の規定量よりも少し少なめに与えます。
母乳のみの回数が1日12〜15回くらいを目標に頑張りましょう。
そして様子を見ながら少しづつミルクの回数や量を減らしていくようにしましょう。
母乳が出てはいるが、充分な量ではない状態からの頻回授乳の方法
乳管開通マッサージと頻回授乳を根気よく続け、どうしても辛くなったりしんどい時だけミルクを規定量より少なめに(40〜60ccくらい)を与えるようにしましょう。
母乳育児寄りの混合育児にする方法
混合育児は続けるけれど、なるべく母乳メインの混合育児にしたいという人は、先に述べた方法でがんばるのももちろん良いです。
しかしこれではちょっとキツイという場合は今まで通りの混合のリズムでかまわないので、その代わり1回に足すミルクの量を10ccづつ減らしていくようにしてみてください。
こうして1日の総ミルク量を減らしつつ、その分母乳のみの授乳の回を設けるようにしてください。
こうして徐々に母乳のみの比率を上げていき、最終的にはミルクは夜寝る前に足すだけといったような1日1〜2回くらいのペースとなることで、母乳のみがメインの理想の混合育児に変えていけると思います。
尚、母乳の出を良くするためには水分をなるべく1日1リットルくらい摂取する、身体を冷やさない、ストレスを溜めないといったことに気をつけるようにしましょう。
また母乳分泌に効果的なハーブティーを飲むと、リラックス効果やリフレッシュ効果もあるのでおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
おっぱいが張らないから母乳が出ないというのはほとんどは誤解と思い込みです。
そして母乳量を増やすことはママの努力次第で十分可能なのです。
ですが私は無理に頑張りすぎてまで母乳育児にこだわる必要はないと思います!
ママと赤ちゃんが健康に毎日笑顔で楽しく過ごせるということが1番大切なことですからね。