離乳食にバナナ!生で食べさせていいの?注意点とお勧めの食べさせ方!
離乳食にバナナ!いつから大丈夫?
5~6カ月ごろ
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7~8カ月ごろ
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9~11カ月ごろ
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1歳~1歳6カ月ごろ |
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生後5、6カ月の初期から食べさせることができます。
バナナはご飯やパンと同じ糖質を含んでいるので、主食代わりにもなります。
簡単にすりつぶすことができて、生でも食べさせることができますので、しっかり加熱をしたり、裏ごしをしたりと手間がかかる離乳食初期には嬉しいですよね。
ただ、生で与える場合は衛生面には特に注意をして、手洗いや調理器具は清潔にしておきましょう。
バナナは冷凍保存できる?
- 皮をむいて、1回分の量輪切りにして、ラップに包み保存袋に入れる。
- 月齢にあった大きさにすりつぶすなどしたあとに、1食分ずつ小分け冷凍する。
解凍するときは20~30秒ほど電子レンジで加熱をします。初期のころは白湯やミルクを入れてのばしながら加熱をして、それ以降は加熱解凍したあとに、月齢にあった大きさで食べさせましょう。1週間を目安に使い切ってください。
加熱をすると甘みととろみが増して食べやすくなっていますよ。
茶色く変色したバナナは大丈夫?
バナナには「ポリフェノールオキシダーゼ」という酸化酵素が含まれており、空気に触れることで酸化をして、見た目が悪くなってしまいます。
リンゴなども切ったあとに変色してしまうのはこれが原因です。
ただ、色味が変わったからといって、味や栄養に影響があるわけではないので安心してください。
バナナの変色をなるべく防いで保存したい場合は、下記方法を試してみてください。
バナナの変色を防ぐ保存方法
レモン汁をかける
バナナの切り口にレモン汁を塗るか、レモン汁に浸すと変色を防ぐことができます。
しかし、酸っぱい味がバナナにも移ってしまうことから、離乳食初期のころには向きません。
離乳食後期辺りになれば、少量であれば使用してみてもいいかもしれません。
砂糖水につける
水200ccに砂糖大さじ1を入れた砂糖水にバナナを浸す方法です。
砂糖は離乳食中期(7~8カ月ごろ)から使うことができます。
ミネラル豊富なきび砂糖やてんさい糖をおすすめします。
早めにラップにおおう
空気に触れることがバナナの変色してしまう原因なので、バナナを切ったら手早くラップなどにくるんで空気に触れないようにさせましょう。
上記2つに比べると効果は薄いですが、味をつけたくない場合におすすめです。
ヨーグルトに混ぜる
ヨーグルトに入れて混ぜてしまえば空気に触れなくなるので、変色を防ぐことができます。
ヨーグルトとバナナの相性もよく、離乳食でも中期から取り入れることができますよ!
バナナのアレルギーの心配は?
どのような食べ物でもアレルギーを起こす可能性がありますが、消費者庁から発表されているアレルギーが起こりやすい食材20品目に、バナナも含まれています。
参照:消費者庁、アレルギー表示についてhttp://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin425_2.pdf
20品目のうち5品目が果物で、バナナの他、リンゴ、りんご、桃、オレンジ、キウイフルーツがあがっています。
果物アレルギーの場合、食べ終わって少しすると、唇が赤くなってしまったり、口の中にかゆみが出ます。
また、果物アレルギーは、胃に入るとたんぱく質によって分解されるので、唇や口の中に症状が出る場合が多く、場合によっては顔の一部が赤くなってかゆみが出てきたり、吐きけや下痢がおこる場合もあります。
バナナを初めて与える場合は小さじ1杯からにして、食べさせたあとは口の中や体調が悪くなっていないか確認するようにしましょう。
万が一、アレルギーを起こしてしまった際に病院に駆けつけられるよう午前中に与えてみて、様子をみながら与えるようにしましょう。