離乳食のいちご!小さい種は食べさせていいの?
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離乳食にいちご!いつから大丈夫?
果物 時期別 食べていいもの悪いもの一覧表
5~6カ月ごろ
ゴックン期 |
7~8カ月ごろ
モグモグ期 |
9~11カ月ごろ
カミカミ期 |
1歳~1歳6カ月ごろ
パクパク期 |
|
いちご | ○ | ○ | ○ | ○ |
りんご | ○ | ○ | ○ | ○ |
みかん | ○ | ○ | ○ | ○ |
バナナ | ○ | ○ | ○ | ○ |
メロン | ○ | ○ | ○ | ○ |
桃 | ○ | ○ | ○ | ○ |
ぶどう | ○ | ○ | ○ | ○ |
かき | △ | ○ | ○ | ○ |
すいか | ○ | ○ | ○ | ○ |
さくらんぼ | × | × | ○ | ○ |
なし | ○ | ○ | ○ | ○ |
キウイフルーツ | × | △ | ○ | ○ |
パイナップル | × | × | × | × |
グレープフルーツ | × | × | × | △ |
いちごは離乳食初期から後期まで食べさせることができます。初めて与える場合は小さじ1杯から。
生後5~6カ月のゴックン期にあげる場合は、裏ごししてなめらかにしてからあげるか、いちごの果汁を搾ってあげてください。
それ以降は食べやすい大きさに角切りにしてあげるといいです。
いちごの栄養効果は?
出典:たけかた農園
(URL:http://www.dokidoki.ne.jp/home2/takeken/ichigo/seiiku/bitamin.htm)
いちごにはビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCといえばレモンのイメージが強いですが、実はいちごの方が効率よく摂取することができるんです。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2015年版」の、ビタミンCの食事摂取基準を見ると、赤ちゃんの1日に必要なビタミンは35mg~40mgです。
つまり、いちご1粒で1/3のビタミンを摂取することができるということになります。
ビタミンCは免疫力を高め、回復力を高めてくれます。また、リンゴや桃と同じくらい消化も早いので、風邪をひいた時にもおすすめです。
イチゴはビタミンCのほかにもカルシウムやペクチン、クエン酸など、赤ちゃんの体調を整える手助けをしてくれる栄養素が豊富に含まれています。
ちなみに、大人の1日に必要なビタミンの量は85~100mgです。
妊娠中や授乳中の方は、その1.5倍程度が必要だと言われています。
ビタミンCは上にあげた他にも肌のくすみや若々しさにも効果を発揮します。
大人も赤ちゃんも、積極的に摂取していきたいですね。
いちごはどういう風にあげた方がいいの?小さい種は?
いちごは水でさっと洗ってから、ヘタをとって赤ちゃんの時期にあった食べ方であげましょう。
いちごの種ですが、離乳食初期のころは裏ごしするなどして取り除いてあげたほうが、舌触りもよくなり食べやすくなります。
種自体はあまり消化がよくなく、便にそのまま出てきてしまうことも。
初めてあげる時は裏ごししてからあげるといいかもしれませんね。
外側の赤い部分が酸味が強いので、そこを切り取ってあげると食べやすくなりますし、いちごの種も一緒にとることができます。
いちごの1日あたりの個数
- 5ヶ月~6ヶ月(ゴックン期)・・・1~2個
- 7ヶ月~8ヶ月(モグモグ期)・・・2~3個
- 9ヶ月~10ヶ月(カミカミ期)・・・3~4個
- 11ヶ月~1歳(パクパク期)・・・4~5個
一度に食べすぎてしまうとお腹がゆるくなったり、消化不良で下痢になってしまうこともあります。
赤ちゃんの場合、ちゃんと消化されずにいちごの赤みが便にそのまま出てしまうことも。たくさん食べるからと与えすぎにも注意してください。
食べてくれない場合
いちごによっては酸味が強く、赤ちゃんの舌は敏感ですので、赤ちゃんによっては嫌な顔をする子や、食べない子もいると思います。
筆者の息子も初めていちごの果汁をあげた時に、酸味を感じたのか「ウゲッ」とするような表情を見せました。
そのままだと食べてくれなかったので、ミルクや豆腐と合わせて与えたら少しずつ食べてくれるようになってきたので、酸味をマイルドにしてくれるような食材と合わせるといいかもしれませんね。
また、いちごが旬の時期ですと、酸味よりも甘さが強く、おいしいものが多いです。
3~4月ごろのいちごを与えるのもいいですね。
いちごは加熱したほうがいいの?
加熱をすることでアレルゲンを抑えることができて、酸味が抑えられて甘みが増します。
しかし、いちごの場合ビタミンCが失われてしまうという欠点があります。
ですので、離乳食初期のときに与えてみて、いちごアレルギーが見られないか様子をみてもいいかもしれません。
ビタミンCはいちごのヘタをとって水に浸しておくだけでもなくなってしまいますので、ヘタをとる前にいちごを十分に洗うようにしてください。
いちごのアレルギーの心配は?
消費者庁から発表されているアレルギーが起こりやすい食材20品目(そのうち果物は5品目)には含まれていません。
(参照:消費者庁、アレルギー表示についてhttp://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin425_2.pdf)
しかし、どのような食べ物でもアレルギーを起こす可能性があります。
果物アレルギーの場合、食べ終わって少しすると、唇が赤くなってしまったり、口の中にかゆみが出ます。果物アレルギーは胃に入るとたんぱく質によって分解されるので、唇や口の中に症状が出る場合が多くあります。
しかし、場合によっては顔の一部が赤くなりかゆみが出てきたり、吐きけや下痢がおこる場合もありますので注意が必要です。
いちごを初めて与える場合は小さじ1杯からにして、万が一アレルギーを起こしてしまった際に病院に駆けつけられるよう午前中に与えて様子をみることを見ることをおすすめします。