授乳時期の乳首が痛い!乳首が痛くなる原因とケア方法まとめ
乳首の痛み対処・ケア方法
正しく吸わせる
赤ちゃんの口を大きく開かせアヒルの口の形の状態で、乳輪全体が隠れるようにしっかり咥えさせるようにしましょう。
この時赤ちゃんの唇は外側にめくれている状態が理想的です。
乳首の先だけを吸うような状態だと乳首に負担がかかり傷ができてしまいます。
赤ちゃんが正しい理想の哺乳の口になっているかどうか、授乳時には確認するようにしましょう。
授乳のポジショニング
乳首の同じ部分に負担をかけないように、またすでに傷がある場合はその部分に当たらないよう授乳のポジションを縦抱き、横抱き、フットボール抱きなどいろんな角度で試してみたり変化をつけてみましょう。
ただし傷が乳頭の根元部分にある場合はどのポジションにしても痛いことがあるので、その場合どうしても辛いようなら搾乳して哺乳瓶で飲ませるようにしてみましょう。
授乳時間を短くする
遊び飲みやダラダラ飲みなど長時間赤ちゃんが乳首を咥えていると、唾液によって乳首がふやけて痛みやすい状態になりトラブルの原因や悪化につながります。
片方のおっぱいで10分くらいを目安にして左右交互に吸わせるようにしましょう。
赤ちゃんの口をおっぱいから離す方法は、赤ちゃんの唇とおっぱいの間に指を入れてゆっくり引き離すようにすると外れます。
母乳の出と質の改善
白斑ができたり、赤ちゃんが強く吸いすぎることには母乳の出や質が悪いことも理由に挙げられます。母乳マッサージをして詰まりを解消するようにしましょう。
湯船などで体を温めながら行うと詰まった白栓や脂が出やすくなります。
(尚、詳しいマッサージ方法は『赤ちゃんがおっぱいを飲まない!拒否する原因と対策』に乳頭マッサージとして記載しています)
また食事が原因で母乳の質がドロドロになり詰まりやすくなるので日々の食事の見直しをしてみてください。
脂質・糖分の多いもの、高カロリーのものは控えるようにし、なるべく野菜中心の和食メニューを心がけてください。
特に青菜野菜(ほうれん草、小松菜、春菊)などは母乳の原料である血液をサラサラにし、乳質を良くする効果があるので積極的に摂取しましょう。
母乳に良いハーブティーなどもおすすめです。
むやみに添い乳で飲ませない
添い乳は乳首が横に潰れている状態で飲ませている状態(つぶし飲み)なので乳首に負担がかかりやすくトラブルの原因になります。
なるべく添い乳は夜中の授乳時など、どうしても眠い時だけにするなどして回数を減らすようにしてみてください。
乳首を清潔に保つ
裂傷や亀裂、また水泡が破れたりすると、そこから雑菌が入って炎症を起こしたり化膿性乳腺炎になってしまいます。
ですので入浴時にはきちんと乳首を洗って清潔にしましょう。その際ゴシゴシこすると刺激になり痛めつけるので優しく洗ってください。
またブラジャーや母乳パッドなどもこまめに変えるようにしましょう。
乳頭保護器を使う
乳首に傷があったり出血がある状態なのに無理に授乳し続けると、赤ちゃんの唾液から雑菌が傷口から侵入してしまい、炎症や化膿性乳腺炎を引き起こす恐れがあります。
ですが授乳をストップしてしまうとおっぱいも張って辛いですし、せっかくの授乳ペースがくるってしまいます。
この場合は乳頭保護器を使用することで授乳を止めることなく母乳育児を続けることができます。
乳頭保護器は乳首にかぶせて保護しながら授乳ができるグッズです。
乳首が痛い時以外にも陥没や扁平乳首、小さい乳首にもこれを使用すると赤ちゃんが哺乳しやすくなります。
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