産後に肌がざらざら・・・産後に肌が変化する理由とツルスベはだに戻る秘策とは?
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産後に肌質が変化する理由
産後のざらざら肌の原因はターンオーバーの乱れとバリア機能の低下です。
これらが原因で肌表面に古い角質が残ってしまい、ざらざら肌になってしまいます。
ターンオーバーの乱れとバリア機能の低下を引き起こしている原因は主に次の3つになります。
ホルモンバランスの乱れ
妊娠中はたくさん分泌していた女性ホルモンが出産することで急激に激減します。
女性ホルモンは別名「美肌ホルモン」と言われるほど、肌を正常に美しく保つために大切なホルモンです。
でも産後この女性ホルモンが激減することで肌が正常に機能しなくなり、バリア機能が低下したりターンオーバーが乱れやすくなって不安定な肌になってしまいます。
十分なスキンケアができていない
産後のママさんたちは毎日赤ちゃんのお世話に追われて自分に構う暇はないというのが現状ですよね。
産前まではきちんと手間暇かけてスキンケアができていた人でも、産後は思うようにいかないのも当然です。
健康で美しい肌を育てて守るためには日々の正しい洗顔と保湿ケアが重要です。この2つがおろそかになっていたり誤っていたりすることで、産後の肌がますます不安定になってしまい、様々な肌トラブルを起こしてしまいます。
産後の生活習慣の変化と乱れ
産後のママさんたちは頻回授乳や夜泣きなどで慢性的な睡眠不足になりやすいです。
さらに授乳中は食事からたくさん栄養をとって母乳を作らなくてはいけませんが、赤ちゃんのお世話に気を取られて自分の食事がつい疎かになりやすいですよね。
また授乳中に特に欠かせないのが水分補給です。母乳は血液が原料なので血流を促すことで分泌量を増やすためにもしっかり水分を取らなくてはいけません。
しかし水分補給というのは意外に意識的に取るようにしないとすぐ水分不足に陥りやすいのものです。
睡眠も食事も水分も母乳のためだけでなく、健康で美しい肌を作るために欠かせないものですが、産後はこれらが全て不足しやすい生活環境になってしまうのでターンオーバーの乱れとバリア機能の低下を招きやすくなるのです。
さらに睡眠&栄養&水分が不足することで便秘になりやすくなり、これが原因で肌荒れやニキビなどの肌トラブルが出やすくなります。
さらに毎日の育児疲れやストレスなどが追い討ちをかけてしまい、肌にとっては最悪の環境を招いているのです。
あなたの肌のザラザラはターンオーバーが早いから?or 遅いから?
先述したように、産後の肌のざらざらはターンオーバーの乱れによる古い角質が肌表面に残ることが原因です。
しかし乱れといってもターンオーバーが早まったことが原因なのか、それとも遅くなってしまったことが原因なのかで原因や改善方法も少し違ってきます。
では早い場合と遅い場合それぞれについて詳しくみていきましょう。
ターンオーバーが早まっている場合の症状・原因
炎症やかゆみなどがでる。
敏感肌・乾燥肌になることで肌触りがザラザラ・ガサガサに
洗い過ぎやこすりすぎなどの誤った洗顔やピーリングなどの刺激の強い角質ケアで肌を痛めてしまっている
痛んでしまった肌を早く再生しようとするあまり、自然と古い角質が剥がれ落ちる前にターンオーバーが進んでしまい、古い角質が肌表面に残ってしまうから。
改善方法
控えめスキンケアにする
洗い過ぎやこすり過ぎなど誤った洗顔で肌に摩擦などの刺激を与えてしまったことが原因の1つです。
洗顔を1日1回にしたり、洗顔料を使わずにぬるま湯洗顔にするなどして刺激を極力避けるようにして控えめなスキンケアを心がけましょう。
またピーリングやスクラブなどの角質ケア化粧品は刺激が強いので控えるようにしましょう。
セラミドを補う
ターンオーバーが早まっている肌は肌細胞が未成熟のまま肌表面に押し上げられている状態で、刺激に弱く乾燥しやすい肌になっています。
このように低下しているバリア機能を正常にし、刺激に強く潤いを保てるような肌にするには保水力のある肌にしなくてはいけません。
保水力を持つ肌にするためにはセラミドが最適です。
セラミド配合の化粧品のスキンケアでスベスベふっくら肌を作っていきましょう。
セラミドについて詳しくは下記記事を参照してください。
>>「肌の若さを保つためには乾燥肌のケアが必須!これだけは必要な10のケア方法」
皮膚科へ行く
敏感肌や乾燥肌により炎症やかゆみなどが酷いようなら思い切って皮膚科に行ってみるのも手です。
皮膚科で処方される保湿剤や薬などを使うほうが状態によっては改善の近道にもなります。
ターンオーバーが遅れている場合の症状・原因
角栓が詰まっていて少し飛び出ている
ニキビや肌荒れ・毛穴・くすみなどがあり肌触りがざらざら・ゴワゴワに
不十分なスキンケアや加齢
洗顔などできちんと老廃物を落としきれていないことから古い角質が剥がれ落ちずに肌に残ってしまう。
さらに毛穴に詰まって角栓ができ、飛び出ている状態により触るとざらざらに
改善方法
優しいピーリングで古い角質を取り除く
ざらざらの原因である古い角質はスキンケアの浸透も邪魔しているのでまずは取り除くことが先決です。
古い角質除去といえばピーリングですが、産後の肌はバリア機能が不安定なので刺激に弱くなっています。
本来、古い角質は毎日正しいスキンケアを行えば自然と剥がれ落ちるものですが、どうしても早く改善したい、気になるという人は低刺激なピーリングケアをするようにしましょう。
おすすめは美容オイルマッサージです。
角栓のつまりも取れますし、マッサージ後は肌がツルツルになりふっくらと柔らかくなります。
(オイルマッサージの詳しい方法は別記事「産後の忙しさでいちご鼻…簡単改善&治し方!」に記載しています)
水分メインの保湿ケア
古い角質によって角栓のつまりやニキビができてしまっている場合は肌質がインナードライ肌になっているかもしれません。
インナードライ肌は肌内部の水分が圧倒的に少なくなっている状態です。化粧水をたっぷりとつけて肌に水分補給をしましょう。
またパックをしながら家事や育児をする「ながらパック」もおすすめです。
油分メインの保湿はニキビがある場合は負担になるので控えた方がいいでしょう。