赤ちゃんのいびきがすごいけど大丈夫!??いびきの原因と注意しておくべきこと。
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赤ちゃんのいびきで注意しておくべきこととは?赤ちゃんのいびきの原因を知っておこう!
「いびき」とは
いびきというのは、眠っているときに鼻や喉を通る空気が振動を起こすことで出る呼吸音のことです。
眠っている間の音なので、自分自身では気が付きにくいものです。
音の大きさや頻度などはひとそれぞれ。
いびきが原因で睡眠が浅くなってしまったり、呼吸がスムーズにできていいないこともあるので、場合によっては治療が必要です。
そもそも、赤ちゃんはいびきをかくの?
気道が狭く未発達な赤ちゃんは、空気の通り道が狭いため、いびきをかくのは珍しいことではありません。
いびきをかいていても睡眠中の呼吸や日常生活に異常がないようであれば問題ありませんが、いびきによって夜中何度も目が覚めたり日中に活気がないときは注意が必要です。
普段どんないびきをかいているか観察して、いつもと違う様子だったり、苦しそうにしているときは対処が必要な場合があります。
赤ちゃんがいびきをかく原因
赤ちゃんのいびきの原因は以下の3パターンであることが多いです。
未熟な喉の発達・舌の沈下
身体のいろいろなところが未発達なあかちゃんは、気道の組織が柔らか。
特に何も問題がなくても、息が通るだけで震えて音が鳴ることがあります。
また仰向けで寝ていると重力によって舌が喉の方に落ち込み、気道が狭くなって音が鳴っていることも。
眠りに影響していないようなら、そのまましばらく様子を見ましょう。
鼻づまり
「フガフガ」「ズルズル」と鼻をすするような音のいびきがしているときは、鼻づまりが原因であることが多いです。
赤ちゃんの喉は大人より高い位置に、舌も上のほうについているので、口呼吸がしにくく、鼻呼吸が基本になります。
アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などの鼻疾患が悪化すれば、呼吸困難になる可能性もあるので、注意しましょう。
鼻がつまって鼻腔が狭くなってしまっているときは、空気が通るときに「ピー」という音が出るときもあります。
扁桃腺肥大・アデノイド肥大
扁桃腺はのどの奥の両側にあるふくらみのことで、外部の病原体に対して免疫を作る機能を持っています。
活発に免疫を作るときに肥大するため、新しい免疫をたくさん作らなければならない赤ちゃんは肥大しやすく、それによって気道が狭くなり、いびきをかきやすくなる原因になります。
鼻の奥のつきあたりにあるアデノイドも感染防御の役割をはたしているので、赤ちゃんのときに肥大しやすく、同様に気道を狭めてしまうことがあります。
これらの肥大に伴って発熱を繰り返してしまうこともありますが、10歳ぐらいをピークに自然と治るのがほとんど。
まれに手術が必要なことがあります。