知っていましたか?アロマが乳児(赤ちゃん)に良くない影響があるということを!?
精油の種類と赤ちゃんへの影響
精油は現在250~300種類ほどあると言われており、効果効能は様々です。
しかし、1歳未満のお子さんへの精油の使用は原則禁止とされています。
精油は前述したとおり濃度が高く刺激が強いものです。
様々な器官が未発達な1歳未満のお子さんには刺激が強すぎる精油もあります。
また、赤ちゃんは匂いでお母さんを嗅ぎ分けると言われていますのでその妨げにもなってしまいます。
原液のままの使用はもちろんだめですが、薄めたものであっても皮膚に直接つけると刺激が過ぎることもありますし、赤ちゃんが舐めて口に入ってしまう事を考えて直接塗布は避けたほうが良いでしょう。
赤ちゃんの皮膚は柔らかく刺激に弱いため、高濃度な精油が直接皮膚についてしまうとかぶれてしまったり、ピリピリとした痛みを感じてしまう恐れがあります。
しかしまだ言葉の話せないような小さなお子さんであればその事にも気づきにくく、トラブルになりかねません。
どうしてもアロマが使いたい、ということであれば通常よりもかなり薄めた上で芳香浴での使用をおすすめします。
芳香浴とは、空気中に精油の成分を拡散させて香りを楽しむことができる方法です。
アロマディフューザーや加湿器に精油を入れることによって手軽にアロマを楽しむことができます。
また、機械がない場合でもマグカップなど耐熱の容器にお湯を張ってそこに精油を垂らしても楽しむことができます。
ただ、どんな方法であっても赤ちゃんのすぐ近くにはそれらを置かないこと、赤ちゃんが触らない、近づかない場所に設置する必要があります。
機械を赤ちゃんが触ってしまうと何があるかわかりません。
芳香浴というのは、鼻から吸収した香り成分が様々な器官を経て脳へ伝わり、ホルモンの分泌を促すことによって気分や体調に影響を及ぼすものです。
ただいい匂いだから気分が良くなるだけではなく、香りの成分には様々な効果効能が期待できますので、それらを理解したうえで使用しなければなりません。
血圧の降下上昇、子宮の収縮、抗炎症、抗ウイルス、昆虫忌避、抗鬱、血流促進など…作用は様々ですが、小さなお子さんに精油を使用する際には特に、効果効能、禁忌事項などをきちんと把握して頂きたいです。
また、アレルギー物質が含まれていることもあるので、注意してください。
これらを踏まえた上で精油をするのであればまずは「カモミールジャーマン」と「ラベンダー」から始めてみると良いと思います。
この2種類の精油には心を落ち着かせる効果があります。
血圧を下げる効果があり、精神の興奮を沈めてくれるのです。
日々のイライラを和らげてくれたり、寝付きやすくしてくれます。
元々血圧の低い方は注意しながら使用してください。
この2種類は赤ちゃんへの使用を促している機関もあり、赤ちゃんの夜泣きや寝つきに効くとされているのでご自身の判断で使用するのも良いかと思います。
香りが独特なのでアロマ初心者の方には臭く感じることがあるかもしれませんがかなり薄めて使用し続けることによって香りに慣れてくると感じ方が変わるかもしれません。
「いい匂い」だと感じる精油はそのとき必要な香りだとも言われています。
「嫌な匂い」だと感じる場合はそのとき自身にとって不必要な成分が含まれており、体が拒否をしている、という説もあります。
ある日はとてもいい香りに感じて購入してもある日は不快に感じるということもありますし、購入するときは臭く感じたのに今日はなんだかいい香り…なんてこともあります。
好き嫌い関係なく精油を何種類か集めて、今日の体調や気分を探るのも育児に追われるママさんのリフレッシュの機会になるのではないでしょうか。