朝子供の口が臭い!!臭い原因とママができる対処法
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子供の口臭の主な原因と対処法
では次に具体的な口臭の原因や対処法を見ていきましょう。
以下は子供の口臭の原因で多いものです。子供の口臭が気になったら、これらの原因を疑い、各対処法を参考にしてみてください。
歯磨き不足による歯や舌の汚れ
歯磨きが十分にできておらず、歯や舌に汚れが残ったままでいると、口腔内殺菌が繁殖し、臭いを発生させます。
対処法
歯磨きのやり方を見直しましょう。
小学校低学年までは、どうしても磨き残しがありますので、親御さんが仕上げをしてあげるようにしてください。
フロスや歯間ブラシも利用して、歯と歯の間の汚れもしっかり取るようにします。
舌が汚れている場合には濡らしたガーゼでやさしくふき取りましょう。
加えて、年に2回ぐらい歯医者での定期健診に通って、プロに歯の状態や磨き方のチェックをしてもらうのがおすすめです。
口の乾燥
唾液には抗菌作用や殺菌作用のある成分が含まれていて、口腔内殺菌の繁殖を押さえる働きをしてくれます。
口呼吸などで口が乾燥すると唾液の量が減り、細菌が繁殖して臭いの原因となります。また口呼吸をしていると、口から菌が侵入しやすく、虫歯や歯周病になってしまう可能性もあります。
対処法
子供が口呼吸をしている場合は、1日数回ガムを噛ませるなどして、鼻呼吸の練習をさせましょう。
ガムは砂糖不使用のキシリトールガムがおすすめです。もし鼻炎などで口呼吸になってしまっている場合は、病院でしっかりと治療をしましょう。
そのほか食事中によく噛むようにしたり、水分補給をこまめに行うようにするのも、口の乾燥を防ぐのに効果があります。
便秘
便秘も口臭の原因になります。
便秘になると体内で便が発酵したり腐敗したりして、不快な臭いが発生し、それが腸壁や血液中に溶け出して、口や皮膚から臭うようになります。
対処法
便秘を防ぐため、食物繊維が多く含まれる野菜(根菜類)を食べさせましょう。
水分をたくさん摂るようにするのも効果的です。
また便秘解消のためには毎朝決まった時間にトイレに行く習慣をつけさせるのもおすすめです。
それでも便秘が解消しない場合は、一度小児科に相談してみてください。
病気、免疫力の低下
例えば蓄膿症になると、鼻に膿が溜まって、鼻や口から不快な臭いが発生します。
気管支炎になって痰の量が増えたときにも口臭が発生する可能性があります。
また、病気ではなく、単に免疫力が低下したり、精神的ストレスを感じている状態でも、唾液の分泌量が減って口臭が発生しやすくなります。
対処法
子供の口臭が気になったら、体調不良や精神的ストレスを疑ってみるのも大事です。
特に蓄膿症の場合は悪化させると中耳炎や肺炎になることもありますので、早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう。
マウスウォッシュの使いすぎ
口臭を気にするあまりマウスウォッシュを使いすぎると、唾液の量が減って逆効果になる場合があります。
対処法
口臭がそれほどひどくなければ、水やお茶でうがいをするだけでも十分です。
むやみにマウスウォッシュを使いすぎないようにしましょう。
家庭で出来る口臭ケア
子供の口臭を予防するため、まずは家庭で出来ることからやらせてみましょう。
ダラダラ食べをやめさせる
ダラダラ食べが習慣化してしまうと、ついつい歯磨きの後におやつを食べたりして、口の中に常にたくさんの菌がいる状態になってしまいがちです。
食事やおやつの時間は一定にして、その後歯磨きしたら食べない、という決まりを作りましょう。
歯みがき習慣をつける
食後に歯磨きをしないでいると、口の中には食べかすや死んだ細菌、口腔内のはがれた粘膜などで出来た歯垢が溜まります。
この歯垢が悪臭や虫歯の原因になりますので、食事をしたらすぐに歯磨きをする習慣を身につけさせましょう。
また歯磨きは子供が自分でするとどうしも磨き残しが発生するので、夜寝る前だけでも良いので、親が仕上げをしてあげるようにしましょう。
口呼吸を直す
先ほども書きましたが、口の中が乾燥してしまうと唾液の量が減って、口腔内の細菌が繁殖してしまいます。常に鼻呼吸をすることを覚えさせましょう。
常に口を閉じるように言って聞かせるのが効果的です。
水分をたっぷりと摂取させる
口腔内の乾燥を防ぐために、水分を十分に摂ることも必要です。
目安は1日に1.2~1.5リットルです。特に寝起きは口の中が乾燥していることが多いので、歯磨き後にたくさん水を飲ませるようにしましょう。
子供の口臭で病院へ行く目安は?
上記のことを試してみても口臭治らない場合は、病気やストレスなどの原因も考えられますので、病院を受診することもおすすめします。具体的な目安としては
- 口臭のほかに症状が出ている(鼻詰まりや咳、発熱など)場合
口臭が急に強くなって長期にわたって続いている場合
には、病院を受診することをおすすめします。
病院を受診する場合は、鼻詰まりがある場合は耳鼻科、咳や発熱がある場合は小児科、それ以外の場合は口臭外来を受診するのが良いでしょう。
口臭外来は歯医者さんに併設されていることが多く、口臭の程度を確認するとともに、対策についてのアドバイスももらえます。
病院に行く際は、家族みんなが正しい知識をつけ、協力して予防や対策に取り組むことも大切ですので、必ず親子揃って受診するようにしましょう。