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子供が水疱瘡にかかっちゃった・・・お風呂には入浴していいの?いつから入浴してもいいの

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水疱瘡でお風呂に入ってはダメ?いつから入浴してもいいの?

水疱瘡の基本情報

水疱瘡(みずぼうそう)は感染症の一種で、37度くらいの発熱や頭痛とともに、小さな発疹が現れます。

最初はおなかや顔に出ることが多く、虫刺されやあせもと勘違いしやすいのですが、数時間後には大きくふくらんで水ぶくれ状になり、強いかゆみをともないます。

子供に発症することが多いのですが、まれに大人でもかかる人も。

大人になってから発症すると重症化しやすいので、予防接種などしてきちんと対策しておくことが必要です。

子供が水疱瘡にかかった時のお風呂はNG!

理由その1.お風呂のお湯を通じて家族に感染する危険があるため。

水疱瘡はとても感染しやすく、家族間での感染にも注意が必要です。

身体にできる水ぶくれの中の液に、水疱瘡の原因となるウイルスが含まれていて、触れると高い確率で感染します。

お湯に入っている間に皮膚がふやけて知らない間に水ぶくれが破れ、中のウイルスが出てしまう可能性もあるので、家族間での感染を避けるため、水疱瘡の症状がある人はお風呂に入らないようにしましょう。

理由その2.お風呂で温まることで、かゆみが増し、かきむしった結果跡が残るのをふせぐため。

水疱瘡で出来た発疹は熱を帯びるとかゆみが増すため、シャワーをするときなどもぬるめのお湯がおすすめです。

水疱瘡自体は完治すれば跡は残りませんが、かゆみに我慢できずにかきむしってしまうと、皮膚を傷つけて跡になってしまう場合があります。

理由その3.水ぶくれ部分をタオルでゴシゴシして細菌が入り、重症化するのをふせぐため。

先ほどの述べたとおり、水ぶくれをつぶしてしまうと、中からウイルスを含んだ液が出てきて、他の人に感染しやすくなります。

また、タオルが直接傷口に当たることで、そこから細菌が入ることも。

細菌が入ってしまうと、傷口が化膿して治りにくくなったり、細菌の種類によっては最悪の場合、命に関わる感染症を引き起こす場合もあります。

そのようなケースは稀ですが、跡を残さないためにも、タオルを使うときはゴシゴシせずにやさしく当てて汚れをふき取る程度にとどめてください。

水疱瘡になってからお風呂に入れられるのはいつ?

全ての水ぶくれがかさぶたになったら、お風呂に入ってもOKです。

発症してから大体1週間ぐらいが目安になりますが、念のため病院で確認してもらいましょう。

1つでもかさぶたになっていない発疹があると、感染の原因になります。

お風呂に入れない間は、温かいタオルでサッと拭く程度にとどめておきます。

夏場で汗が気になる場合もゴシゴシこすらず、蒸しタオルで汗を抑えるようにしましょう。

どうしても我慢できないときはシャワーをしても構いませんが、ぬるめのお湯にし、また強い刺激を与えすぎないように、シャワーヘッドを皮膚に近い位置から優しくお湯を当てるようにしてください。

水疱瘡が治った後、お風呂に入れるときの注意点は?

全ての水ぶくれがかさぶたになれば入浴して構いませんが、入浴の際はかさぶたをはがさないようにゆっくりと入浴するようにしてください。

身体は洗わず、湯船につかって体をあたためる程度にとどめます。

入浴剤は刺激が強いので使わず、かゆみが出ないよういつもより短時間で切り上げるようにしてください。

かさぶたが茶色くなって体を洗うことができるようになっても、タオルでこすらずに、しっかり泡立てた泡でやさしく洗うようにします。

入浴後もタオルで肌を軽く押さえるようにして水気を取り、強くこすらないようにしてください。かさぶたがはがれてしまうと、水疱瘡が再発したり化膿する恐れがあるので注意しましょう。

水疱瘡が治った後、シャワーを浴びさせるときの注意点は?

かさぶたがある期間は、シャンプーやボディソープは刺激が強いのでなるべく使わないようにします。

お湯をかけるだけでも汗や汚れは十分とれます。

頭を洗うときはシャワーヘッドを頭に近づけて、頭皮を洗うようにしてください。

頭を流すときに、子供が目に水が入るのを嫌がる場合、上を向かせて後ろからシャワーをあてるようにすると、顔に水がかからず上手く流せます。

水疱瘡になったときは、お風呂は慎重に

水疱瘡になってしまうと、皮膚がデリケートな状態になるので、入浴の際は十分に注意してください。

水ぶくれがある場合はタオルで拭く程度にとどめ、かさぶたになってからも、かさぶたがはがれないようにゆっくりと入浴するようにします。

また感染力が強いので、シャワーをするときも家族の一番最後の順番にするなど、感染を拡大しないため、最大限の注意を払うようにしてください。

その他、水疱瘡で注意したいこと

子供が水疱瘡にかかった時に気をつけたい事

水疱瘡は感染力が強く、空気感染、飛沫感染、接触感染の3つの方法で他の人に感染します。

季節に左右される病気ではないのですが、毎年春ごろに患者が多くなり、その理由は新学期など新たな環境で他の人から感染するからだと言われています。

感染してから発症するまで、10日から2週間ほどの潜伏期間があり、症状が無い人でも感染している恐れがあります。

学校や会社などで水疱瘡を発症した人がいる場合は感染を疑い、お風呂に浸からないようにしたり、シャワーの順番を家族の最後にするなど、対策をした方が安全です。

大人が水疱瘡に感染すると重症化しやすいので注意!

水疱瘡は子供に多い病気で、およそ90%の人が10歳までにかかるといわれていますが、大人の感染者もゼロではありません。

また、子供のときに1度なったことがある人でも、免疫が切れるとまれに2度目の感染をすることがあります。

症状は大人になったときのほうが重く、高熱が出て、ひどいときにはまぶたの裏や口の中、髪の毛の間に水疱が広がることもあります。

高熱が続いて脱水症状を起こしたり、上気道に発疹ができると呼吸困難を引き起こすこともあるので、早めに病院に行った方がいいのですが、感染力が強く、他の患者さんにも広がってしまう恐れがあるため、診察に行く前にまずは病院に電話して、水疱瘡の恐れがあることを伝えた方が良いでしょう。

無理に会社に行くと他の人にもうつしてしまう可能性があるので、出来るなら休んだ方が良いです。

掻いても傷跡が残らないように爪は切っておく!

身体に水ぶくれができるとかゆくて辛いのですが、かきむしったりかさぶたを無理にはがすと、跡になって残ってしまうことがあります。

子供は言い聞かせても我慢させるのが難しく、目を離した隙にかきむしってしまうので、傷にならないように爪は短く切っておきましょう。赤ちゃんはミトンなどで手を包んでおくと良いです。

赤ちゃんでオムツの当たる場所に発疹が出た場合は、こまめにおむつを替えて、お尻を風にあてながら乾燥させてあげるようにすると、かゆみが広がらずに済みます。

水疱瘡に感染すると登園・登校はいつまで禁止?

登園・登校は、入浴の場合と同じく、すべての水疱がかさぶたになってウイルスがいなくなればOKです。

通常発症してから1週間ほどが目安ですが、小児科で水疱が残っていないかどうか、確認してもらったほうが安心です。

ウイルスがいる間はきちんと療養し、感染を広げないようにしましょう。

予防接種

水疱瘡は、予防接種を打つと8割がかからずにすみ、残りの2割も発症しても重症化せずに済むなど、かなり有効なことが分かっています。

特に大人になってからかかってしまうと大変ですので、家族の中でまだ水疱瘡にかかったことが無い人がいれば、すぐに予防接種を受けるようにしてください。子供は12ヶ月から36ヶ月の間に2回摂取するのが推奨されています。

2014年10月1日から定期接種の対象となったため、生後12ヶ月から36ヶ月未満の子供は基本的に無料で接種できます。

対象外の年齢の人は、任意接種の扱いとなり、医療機関によって金額が異なりますので、受診先に確認してください。


水疱瘡は感染力が強く、大人になってかかると重症化しやすいやっかいな病気ですが、予防接種などで防ぐことができます。

出来るだけ子供のうちに予防接種を済ませておき、万が一かかったときには、肌をかきむしって傷が残らないよう、また他の人に感染を拡大させないよう、しっかり対策を行ってください。

まとめ

いかがでしたか?水疱瘡は感染力が強いので、水ぶくれができている間はお風呂に入らない方が良いです。

タオルで拭くときやシャワーをするときにも、強い刺激を与えないよう、できるだけ優しく肌に触れるようにしてください。

かさぶたになってからも、無理にはがして跡が残ってしまわないように気をつけましょう。

一度かかってしまうと治るまでに時間がかかり、発熱やかゆみも出て辛い思いをします。

できるだけ定期接種で定められた時期に予防接種を受け、感染しないように事前に対策をしておきましょう。

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