ワセリンだと赤ちゃんのあせもが悪化するって本当!?正しいケア方法とは?
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そもそもあせもはなぜできるの?
あせもには、白いあせもと赤いあせもの2種類があります。
白いあせもは、皮膚の浅いところで炎症が起きている状態で、比較的症状が軽く、治りも早いです。
赤いあせもは、皮膚の深いところで炎症が起きているため、激しいかゆみをともない、完治までに時間がかかります。
どちらのあせもも、原因は「水分」と「刺激」です。
汗をかき、その水分で柔らかくなった肌に洋服などの刺激が加わり、皮膚が傷つくために炎症が起きるのです。
ワセリンであせもが悪化するのはなぜ?
ワセリンは、そのほとんどが油分でできています。
この油分は、肌のうるおいをサポートして皮膚を守ってくれる役割があるため、冬場の乾燥肌や、洗剤などによって油分を除去されてしまった手荒れなどのカサカサ肌には、かなりの効果を示します。
しかし、あせものようなジメジメ肌に使用してしまうと、汗が出る穴を塞いでしまい、正常な汗の排出を妨げてしまうのです。
そのため、汗が皮膚の表面にずっと残ってしまうため、皮膚を柔らかくしてしまい、傷がついて炎症を起こしやすくなってしまうのです。
あせもがひどくなるとどうなるの?
あせもは、症状が悪化すると激しいかゆみを伴います。
特に赤ちゃんは、痒い部分を掻かずにはいられず、また、掻く強さも上手にコントロールできないため、掻き傷が深くなりやすいので、注意が必要です。
あせもがかゆいからといって掻いてしまうと、掻き傷から菌が侵入しやすく、皮膚感染症を引き起こしてしまう可能性があります。
皮膚感染症を起こしてしまうと、あっという間に症状が全身に広がり、飲み薬を使っての治療が必要になる場合もあるため、できるだけあせもを悪化させないことが大切です。