妊婦は使っちゃダメなの?車椅子駐車場!誰が使えるのか徹底的に調べました!
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妊婦は車いすマークの駐車場に車を止めてもいいの?
妊婦は車いすマークに駐車してもいいの?
車椅子マークの駐車場を妊婦が利用してよいかについては、妊婦が「各種障害を持つ人」に当てはまるかどうかの判断に委ねられます。
国際シンボルマークを管理している日本障害者リハビリテーション協会の意見は「妊婦については該当しないと考えている」とのことでしたが、実際に利用できる人を決めるのは各駐車場の管理者であり、その中には、妊婦は大きなお腹や体調の変化によって、平常時と比べて動きが制限されるため、車椅子マークの駐車場を利用して良い、と考えている人もいます。
マタニティステッカーを利用しよう
地域によっては、妊娠届を役所に提出したときに、母子手帳といっしょに自動車用のマタニティステッカーをもらえるところがあります。このステッカーを貼っている車は身障者用駐車場に駐車できることになっていますので、車の見えやすい位置に貼るようにしましょう。
特にお腹がまだふくらんでいなくて見た目で妊婦と分かりづらい場合は、このステッカーを貼っていると、周りに妊婦ということを分かってもらうのに役立ちます。
しかし・・・
世間では、マタニティステッカーの存在や意味、車椅子マークの駐車場に誰が停められるかなどについて、正しい知識を持っている人がまだまだ少なく、たとえマタニティステッカーを貼っていたとしても、妊婦が車椅子マークの駐車場を利用していると、周囲から冷ややかな目で見られてしまう可能性があります。
日本障害者リハビリテーション協会が妊婦については該当しないと考えていることもあり、残念ですが、本当に必要な場合以外は、妊婦は車椅子マークの駐車場の利用は避けたほうが良いでしょう。
実際に妊婦が車椅子マークの駐車場を利用したことでトラブルになったという事例もあります。
自身の安全を守るためにも、このスペースの利用については、よく考えて判断してください。
本当に必要な場合とは?
筆者の見解では、妊婦はたとえ周囲の人から冷ややかな目で見られたとしても、本当に必要な場合は、車椅子マークの駐車場を使わせてもらってよいと考えています。
本当に必要な場合というのは、貧血や切迫流産気味などで体調が悪く、それでも買い物などに出かけなければならない場合や、お腹が大きくて広いスペースがないと乗り降りできないような場合などです。
つわりがひどい場合などにも利用して良いと思います。
しかし、妊婦が自分で運転せずに同乗者が運転する場合は、一時的にこのスペースを利用するのは良いとしても、ずっとそこに停めっぱなしにしておくのは印象が良くありません。
妊婦の昇降時に利用するだけにして、あとは一般の駐車場に停めなおした方がよさそうです。
まとめ
本来は妊婦も利用して良いスペースだとは思うのですが、日本ではまだまだ妊婦や子育てに対する理解が進んでいません。
妊婦と分かっていても、このようなサービスを利用すると冷たい目で見られてしまうことがあるのが現状です。
悔しいですが、自分が嫌な思いをしないためにも、なるべくは一般の人と同じ駐車場を利用することをおすすめします。
具合が悪い、動きに制限がある等の場合は、車椅子マークの駐車場を使わせてもらいましょう。