いつから使う離乳食にだし!!使う時期と出汁の取り方(和風~洋風だしまで)をご紹介!
赤ちゃんの味覚について
人間の味覚は、舌にある「味蕾(みらい)」という感覚器官よって食べ物の味を感じることができます。
実は、生まれてから乳幼児くらいが1番味蕾の細胞の数が多いと言われていて、味蕾の数が多ければ多いほど、味を敏感に感じることができます。
つまり、離乳食期が味覚の発達する時期であり、食生活の土台を作る時期でもあるのです。
大人が味見をしてみて味がしない、美味しくないと思っても、赤ちゃんには味をしっかり感じることができています。
だしはなにからあげたらいいの?
5~6カ月ごろ
ゴックン期 |
7~8カ月ごろ
モグモグ期 |
9~11カ月ごろ
カミカミ期 |
昆布だし
(野菜スープ) |
かつおだし
かつおこんぶだし |
煮干しだし
干し椎茸だし |
離乳食は食生活の土台を作る大切な時期ですが、だしといってもさまざまなものがあり、なにからあげていいか迷ってしまいますよね。
だしに使う材料によって、使い始める時期も変わってきますので、上記の表を参考に進めていきましょう。
和食だしにはうまみが凝縮されていて、素材本来のおいしさを引き立ててくれます。
離乳食期はなるべく調味料には頼らずに美味しい離乳食を作っていきたいですね。
「離乳食の味付けに調味料は使っていいの?使ってはダメなもの」まとめてありますので参考にしてください。
>> 離乳食の味付けに調味料は使っていいの?使ってはダメなもの
離乳食 だしレシピ
大人用の市販のだししか使ったことがない方や、だしをとるのが面倒だと思うかもしれませんが、意外と簡単に作れます。
だし汁の作り方をマスターしておけば、大人の料理にも使えますよ。
昆布だし
初めて与えるだしにおすすめです。
加熱などせず、お手軽に作る方法です。冷蔵庫で保管する場合は、2~3日で使い切るようにしましょう。
材料
- 昆布・・10cm程度
- 水・・4カップ
作り方
- 昆布は濡れふきんでふき、汚れを落とす。だしがでやすいように外側にハサミで切り込みを入れておく。
- 1.と水を密封容器に入れて冷蔵庫で保管する。半日くらいおけば完成。
かつおだし
生後7~8カ月ごろから取り入れてみましょう。
茶こしではなくても、お茶やだし用のパックにかつお節を入れて作ることもできます。
だしをとり終わったあとのかつお節はえぐみが強いので、絞らないようにしましょう。
材料
- かつお節茶こし・・1/2杯分
- 水・・1カップ
作り方
- 鍋に湯を沸かし、茶こしにかつお節を入れて湯につける。
- 5~10分つけておけば完成。
かつお昆布だし
基本的な和風だしの作り方です。みそ汁や煮ものの他、おじやなど幅広く使えます。
材料
- 昆布・・5cm×5cm
- 削り節・・大さじ1
- 水・・200ml
作り方
- 昆布は濡れふきんでふき、汚れを落とす。だしがでやすいように外側にハサミで切り込みを入れておく。
- 鍋に昆布を入れて、中火で5分ほど煮る。沸騰する前に白い泡が出てきたら昆布をとりだす。
- 削りぶりを入れて1分ほど煮て、削り節が沈んだらボウルにこし器を重ね、汁ごとこす。
煮干しだし
香りが強いのが特徴で、生後9カ月以降に取り入れてみましょう。
だしに苦味が残らないようにするために、煮干しの頭やはらわたはしっかり取り除くようにしましょう。
材料
- 煮干し・・30g
- 水・・1カップ
作り方
- 煮干しの頭をはらわたをしっかり取り除く。
- 鍋に水と1.を入れて中火にし、沸騰したら弱火にして、1、2分煮ます。アクが出たらすくいとる。
- ザルでこす。
野菜スープ
野菜のうまみを生かした、ほんのり甘みも感じるスープです。
材料
- キャベツ・・20g
- 玉ねぎ・・20g
- にんじん・・20g
- 水・・200ml
作り方
- 野菜は全て粗く刻んでおき、水とともに中火で煮る。煮立ったら5分ほど煮る。
- ボウルにこし器を重ねて汁ごとこす。
他にもかぼちゃや大根、かぶ、ブロッコリーなど、あくが少なめで煮ると甘みが出やすい野菜がおすすめです。
複数の野菜を使うことで味に深みがでて、旬の野菜を入れるとさらに美味しい野菜スープができあがりますよ。
ここで煮た野菜は離乳食でも使うことができますので、種類別に分けて、月齢にあった大きさにしてから保存しましょう。
だしの保存方法
冷めたら冷蔵庫で保存をし、2~3日で使い切りましょう。
長期保存する場合は、冷凍保存をするのが便利です。
製氷皿に1食分ずつ小分けにして冷凍し、完全に凍ったら密封式冷凍保存袋に移し替えます。
2週間を目安に使い切りましょう。
大人の料理にも使えますよ。