葉酸サプリランキング！妊活・妊娠中にいいってほんと？効果や口コミをご紹介

妊活から授乳中になぜ葉酸が必要か？正しい選び方も学ぼう

海外では昔から葉酸は妊婦に必要不可欠な栄養素として知られてきました。

妊婦は葉酸の摂取が義務付けられているという国もあります。

日本でも2000年に厚生労働省が妊娠可能な全ての女性に葉酸の摂取を呼びかけ、2002年からは母子手帳にも葉酸に関する記載が行われています。

妊婦や妊娠可能な女性になぜ葉酸が必要なのか、その理由と、正しい摂取の仕方について見て行きましょう。

妊活中や妊娠中の人に葉酸が必要な理由

赤ちゃんの先天異常のリスクを減らす

葉酸は細胞分裂や新陳代謝に欠かせない栄養素で、特に妊娠の初期段階で葉酸が不足していると、胎児の細胞分裂が正しく行われず、二分脊椎や無脳症などの先天的な病気を引き起こすリスクが高まります。

お母さんの健康を守る

妊娠中は、赤ちゃんを胎内で育てるため、通常時に比べて約2倍の葉酸の摂取が必要になります。

これが足りていないと、赤ちゃんの成長に影響があるだけでなく、お母さんにも貧血や粘膜の異常などの症状が起こる恐れがあります。

1日に摂取すべき葉酸の量

厚生労働省は、先天的な病気の一つである『神経管閉鎖障害』を発症するリスクを抑えるためには、「妊娠の１ヵ月以上前から妊娠３ヵ月までの間、１日の必要量480μgの葉酸摂取が必要」としています。

葉酸は食事からも摂取することができますが、水に溶けやすく熱に弱いという性質があるため、調理する過程でその量が減ってしまいます。

また、食品に含まれる天然葉酸は身体に吸収されにくく、食事だけで必要量を摂取するのは難しいです。

そのため、食品での摂取に加えて、サプリメントで1日400μgの葉酸を摂取することが推奨されています。

葉酸サプリが推奨される理由

「妊婦がサプリを飲んでも大丈夫？」と思う人もいるかもしれませんが、厚生労働省でも食事摂取の不足分を葉酸サプリで補うことを奨めています。

サプリに含まれている合成葉酸は、食品に含まれている天然葉酸よりも身体に吸収されやすく、効率よく葉酸を摂取することができます。

また葉酸サプリには葉酸以外にも妊婦に必要な栄養素が含まれていてバランスよく摂取でき、つわりや体調不良で食欲が湧かないときにも安定して栄養を補えます。

葉酸サプリはいつから摂取するの？

胎児は受胎直後から細胞分裂が活発に行われ、妊娠２ヵ月目には脳や脊髄の神経細胞の80％が作られます。

そのため妊活中や妊娠する可能性のある期間から毎日飲み続けることが理想ですが、「３ヵ月目で妊娠がわかった」「母子手帳の記載で葉酸が必要なことをはじめて知った」という場合もあるかと思います。

葉酸には早産や流産のリスクを軽減する効果や貧血予防効果がありますし、赤ちゃんにとっても重要な栄養素なので、それから飲み始めても遅くはありません。

わかった時点でなるべく早く飲み始めるようにしてください。

葉酸サプリはいつまで摂取するの？

妊娠の1ヶ月前から妊娠初期（15週まで）が特に重要な期間ですが、葉酸サプリは妊娠中期や後期に飲んでも健康リスクを防ぐ効果があります。

16週に入って以降も飲み続けるようにしてください。

また葉酸は母乳の元になる血液を作り出す働きもしているので、できれば授乳期間中も飲み続けるのがおすすめです。

葉酸の摂取量の上限と摂り過ぎによる副作用は？

葉酸の耐容上限量（過剰摂取による健康への影響を避けるために設けられた基準のこと）は年齢によって異なります。

• 18～29歳：900μg
• 30～69歳：1000μg

です。

この耐容上限量を超えて葉酸を摂取し続けた場合、副作用が起こる可能性があります。葉酸の過剰摂取によるおもな副作用は以下の4つです。

• 葉酸過敏症（発熱、蕁麻疹、かゆみ、呼吸障害など）
• ビタミンB12による貧血との区別が難しくなる
• 亜鉛の吸収を阻害する
• 乳児が喘息になるリスクが約1.3倍に増える

葉酸サプリを飲み忘れたからといって、翌日に飲み忘れた分を一緒に摂取することは過剰摂取になってしまう可能性があるので避けましょう。

飲み忘れてもあまり神経質になり過ぎずに、1日分の目安量の摂取にとどめておくと良いでしょう。

安全な葉酸サプリを選ぶ際に基準にすべき５つのポイント

世の中には非常に多くの葉酸サプリが販売されていて、いざ葉酸サプリを入手しようとした時に、一体どの葉酸サプリを選べばよいのか分からず、迷ってしまう人も多いようです。

安価なサプリの中にはアレルギーの原因になりやすい成分が含まれていたり、葉酸の含有量が不足していたりするものもあるようですので、葉酸サプリの正しい選び方や摂取方法については、しっかり把握しておきたいですね。

人気ランキングや口コミなどを参考にするのもよいですが、まずは基本的な選び方のポイントを知っておきましょう。

充分な量の葉酸が摂れる

厚生労働省が推奨する400μgがクリアされているかどうか、また過剰摂取にならないかどうか、成分の種類だけでなく、成分量も確認しましょう。

他の栄養素も一緒に摂れる

妊娠中にサプリで不足する栄養を補助することは厚生労働省でも推奨されています。厚生労働省などが摂取を推奨している栄養素としては以下のような物があります。

• 亜鉛：胎児の細胞分裂を促進、低身長、低体重などのリスクを低減
• 鉄分：母体と赤ちゃんへの赤血球の酸素運搬の働きをサポート、貧血を防ぎ妊娠中の不快感を軽減
• カルシウム：胎児の骨を作るために減少する母体のカルシウムを補給
• マグネシウム：カルシウムの吸収を助ける
• ビタミン：ビタミンB6、ビタミンB12等赤血球の形成に必要。ビタミンB6はつわり予防効果もこれらの栄養素も葉酸と一緒に摂れるようなサプリだとより良いです。

天然葉酸よりも合成葉酸

一見、天然と合成では、天然のほうが安心な印象を与えがちですが、天然葉酸は調理過程で失われやすく吸収効率が悪いため、葉酸の摂取量が不足してしまう恐れがあります。

厚生労働省でもロスが少ない「合成葉酸」を推奨しています。

合成葉酸が含まれているサプリには、原材料欄に「葉酸」か「葉酸含有酵母」と書かれているので、原材料欄を確認してから選んでください。

GMP準拠工場で作られている

GMPとはGood Manufacturing Practiceの略で、原材料の受入れから製造・出荷までのすべての工程において、製品が「安定」かつ「一定の品質」で作られていることを示す基準です。

サプリメントは製造の過程で、製品にばらつきがでたり有害物質が混入したりするリスクがあります。

確実に安全なサプリメントを選ぶためにはGMPに準拠している工場で作られているものを選ぶようにしましょう。

放射能・残留農薬検査についても確認できるとなお良いです。

安全な材料や添加物を使っている

「天然」「無添加」「オーガニック」などと聞くと、体にいいというイメージがあり、逆に「添加物や合成など人工的なものはよくない」という印象を持ちやすいのですが、実は天然なものでも危険なものはありますし、添加物が入っていても安心なものもあります。

これは葉酸サプリに限った話ではありませんが、無添加＝安全という証明にはなりません。言葉のイメージにだまされないように注意してください。

適切な葉酸サプリを選んで、より良い妊活・妊娠期間を過ごしてください。