育児でイライラするママとしないママの違いとは?違いを知って楽しく育児♬
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イライラを解消する9つのイライラ解消ワーク!
イライラ解消ワーク1.どんなときにイライラしますか?
ママがイライラしがちな瞬間はどんなときですか?
まずはここ最近でイライラしたことを、書き出してみましょう。
実際にあった出来事を振り返ることで、まずは一旦ママの感情に変化が起きたという事実をママ自身で受け止めます。
【例】
- 赤ちゃんが泣き止まない
- 子供がごはんを食べない
- いつも部屋を散らかしている など
イライラ解消ワーク2.その時のママの感想は?
今回は例として上記の「赤ちゃんが泣き止まない」を詳しくみていきましょう。
その出来事があったとき、ママ自身はどんな気持ちが浮かびましたか?
その時感じた感想をできるだけ細かく書き出してみましょう。
【例】
- なんで泣いてるの?
- なんで泣き止まないの?
- どこか痛いのかな?
- 私の育て方が悪いのかな?
イライラ解消ワーク3.その時、ママが感じている感情は?
次に、さきほどママに浮かんだ感想には、どんな感情が隠されていたのかを探してみましょう。
【例】
- なんで泣いてるの?⇒不安・困惑・疑問
- なんで泣き止まないの?⇒不安・困惑・疑問
- どこか痛いのかな?⇒心配・不安
- 私の育て方が悪いのかな?⇒不安・悲しみ
どうですか?
「イライラした出来事」のはずなのに、冷静に考えてみると「怒り」の感情はどこにも含まれていないのがわかりますよね?
感じているのは不安。
では、「イライラ」はどこから湧き上がってきたのでしょうか?
イライラ解消ワーク4.その感情を感じた理由をつけたしてみる。
ワーク2で書き出したのは、ママが直感的に感じた感想でした。
今度はそこに、その感想を持った理由をつけたしてみましょう。
【例】
- なんで泣いてるの? ⇒おむつも替えたしごはんもあげたし、お昼寝もしたのに「なんで泣いてるの?」
- なんで泣き止まないの?⇒こんなにあやしているのに。ちゃんと側にいるのに「なんで泣き止まないの?」
- どこか痛いのかな?⇒他に理由がないのにこんなに泣くなんて「どこか痛いのかな?」
- 私の育て方が悪いのかな?⇒ちゃんと面倒をみているのに泣き止まないなんて「私の育て方が悪いのかな?」
だんだんイライラの原因が見えてきたでしょうか?
イライラ解消ワーク5.自分の思いを受け止める。
ワーク4からわかるように、直感的に感じた感想にはちゃんと理由がありました。
今度はこの理由の部分に向き合ってみましょう。
【例】
- おむつも替えたしごはんもあげたし、お昼寝もしたのに。
- こんなにあやしてるのに。ちゃんと側にいるのに。
- 他に理由がないのに。
- ちゃんと面倒をみているのに。
そう。
ママは「ちゃんとやっている」のです。
「ちゃんとやっている」のに、思ったような結果が得られない。
「ちゃんとやっている」のに相手にわかってもらえない。
ママは何も悪くないのにうまくいかない。
「ちゃんとやってるのに」すごく不安な気持ちになるなんて納得がいきません。
思い通りにならないんですもん。
そりゃイライラもしますよね。
イライラ解消ワーク6.自分を認めてあげる
うまくいかないのはママのせいではありません。
一旦、「ちゃんとやっている」自分を認めて、たくさん褒めてあげましょう。
【例】
- おむつも替えたしごはんもあげたし、お昼寝もしたのに。⇒こんなにも赤ちゃんの世話をこなしている私はすごい!
- こんなにあやしているのに。ちゃんと側にいるのに。⇒いつでもこの子を守っているなんて、私は愛のあるいいママだ!
- 他に理由がないのに。⇒赤ちゃんがやって欲しいことを察してあげられる私ってすごい!
- ちゃんと面倒をみているのに。⇒赤ちゃんのことを一番に考えて行動できるなんて、ママ業がんばってるな!
そうなんです。
ママはいつも一生懸命がんばっています。
ちゃんと真面目にがんばっているからこそ、思った結果が得られなかったときは本当に悔しい!
だから、ついイライラしてしまうんですよね。
イライラ解消ワーク7.なぜその結果を望んだの?
では、ママが望んだ結果はどんな結果でしたか?
なぜママはその結果を望んだのでしょうか?
【例】
- 赤ちゃんが泣き止まない
ママが望んだ結果⇒泣き止ませる。 - なぜその結果を望んだか?
⇒何か悲しいことがあって泣いてると思ったから。
赤ちゃんを泣かせてはいけないと教わったから。
近所迷惑になるから。
イライラ解消ワーク8.それ、本当?
ワーク7で挙げた理由は、本当にそうでしょうか?その理由に反論してみてください。
【例】
- 本当に悲しいのかな?ちょっと声を出す練習をしてるだけかも。
- 赤ちゃんは泣くものなんじゃないの?泣かない赤ちゃんなんていない!
- 泣き声、そんなに外に漏れてるかな?窓閉めてるし、大丈夫じゃない?
どうですか?
ママがイライラしてしまった事象は、ママがイライラしてまで解決しないといけない問題だったでしょうか?
ママの本当のイライラの理由は「こうしなければいけない」という、ママの価値観からうまれるものなのです。
いいママになろうとがんばるほど、「こうしなければいけない」という価値観に相手を当てはめようとしてしまい、イライラも大きくなってしまうのです。
イライラしてしまったときはひとまず落ち着いて、「これ、本当に今どうしてもやらなきゃいけないことかな?」と、考えてみてください。
応用編:子供の心も理解してママも子供もイライラ解消!
今やったのは、ママの心を整理するワークでした。
ママの中でこれができるようになったら、今度はお子様やパートナーの心も整理してみてください。
たとえば、手強いイヤイヤ期。
何を言っても「いや!」の一点張りで、想いが伝わらないママはクタクタになることでしょう。
しかしそこで一言、「なんで○○ちゃんはこれが嫌なの?」と聞いてみてあげてください。
きっと理由を話してくれます。
その理由を「あぁ、○○ちゃんはそう感じているんだね。」と一度受け止めてあげるのです。
すると、お子様には「ママは私の気持ちを分かってくれるんだ」という安心感と信頼感が生まれます。
また、ママもなぜお子様が「いや」と言っているかを知ることで、お子様が納得できる妥協点を見つけられるのです。
まとめ
育児は、子供の成長を見守ると同時に、子供という新しい人物との出会いの中で、深い人間関係を築く大事な作業でもあります。
育児を楽しめるママはきっと、「あ、この子はこう感じるんだ。」「こんな世界もあるんだ。」と、お子様の価値観を認め、自分だけだったときより何倍にも広がった世界を楽しんでおられるのだと思います。
相手に対してムッとしてしまったり、イライラが募ってしまうのは、相手の価値観と自分の価値観に違いが出るから。
そこで相手に「そう思うのはなぜ?」と問うことで、相手の価値観を知ることできます。
そうしてお互いの価値観をすり合わせていくうちに、お互いの中での新しい価値観が生まれ、それを共有することができるので、イライラもグッと少なくなるでしょう。
思い通りにならないことだらけの育児ですが、そのぶん新しい自分を発見できるチャンスもたくさん♪
「完璧なママ」を目指さずに、ゆるーくのんびり「柔軟なママ」を目指してみませんか?
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