超意外!子供の野菜嫌いを克服させるための意外な方法!
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子供が好きな野菜、嫌いな野菜
子供の「野菜嫌い」をなくす上で参考になるのが、子供が「好きな野菜」と「嫌いな野菜」について。
味の好みは一人一人違って当たり前。例え、すべての子供たちに当てはまらなくても「好きな味」、「嫌いな味」それぞれの傾向が掴めれば、野菜嫌いをなくす上でのヒントになりますよね。
まずは「タキイ種苗」のアンケートをもとに、子供たちの「好きな野菜・嫌いな野菜」が具体的にどんな野菜であるのかを見ていきましょう。
「子供が好きな野菜トップ10」を見ると、1位の「トマト」をはじめ、甘みのある野菜が多いですね。
一方、「子供が嫌いな野菜トップ10」は、グリーン系で「苦み」の強い野菜が多い結果になっています。
「野菜」と一口に言っても味や風味に幅があるので、比較的子供が好きな「甘みのある」、「クセの少ない」野菜であれば味付け次第でかなり食べやすくなりそうですね。
子供の味覚は大人より敏感!
子供の味覚は、大人よりはるかに敏感であるということをご存知ですか?
新生児の舌にある味覚を感知する「味雷」は、大人の1.3倍ほどあると言われています。
ですから、子供の味覚は大人が感じるよりもかなり敏感であると言えるわけですね。
先ほどの野菜に関するアンケートには、「大人が好きな野菜トップ10」、「大人が嫌いな野菜トップ10」もありますので、そちらも見てみましょう。
先ほどの「子供編」と比べると、あまり変わらない結果であるということが分かります。
子供よりも味覚が敏感でなくなる大人も、実は子供と同様の「苦味」が苦手ということがわかりますね。
「食体験」を豊かにすることがカギ
子供が野菜を嫌いになる理由に、「食体験」の少なさがあります。
子供は大人に比べてまだまだ「食の体験」が少なく、食べ慣れない野菜も多いですよね。子供は味覚が敏感ですから、「苦味」や「酸味」はどうしても子供の好きな「甘味」に比べると、「食べにくい味」になりがちです。これは、「苦味」や「酸味」が毒物や腐敗した物の味であり、身体が本能的に避けるからなのです。
食体験を増やしてさまざまな味を経験することで、味覚の発達を促すことができますから、子供の好みに合わせ過ぎないメニュー作りも大切と言えるでしょう。
野菜嫌いを克服するには?
子供が野菜を食べられるようにするためには、どんな方法がよいでしょうか?
手軽に試すことができるアイデアを挙げてみました。
子供の野菜嫌い克服!野菜の切り方・調理法 編
野菜は切り方によって甘味が増し、且つクセも抑えられるので食べやすくすることができます。
トマト
「子供の好きな野菜トップ10」で第1位の「トマト」。
何と言っても小さくざく切りにしたトマトは最高に美味しい!
普通のトマトはもちろん、ミニトマトも小さく切るとフルーティーで食べやすい味になりますよ。
くし切りもより甘みを感じるので美味しく食べられます。
玉ねぎ
サラダやオニオンスライスなど生で食べても、また、炒めるなどの加熱でも美味しく食べられる「玉ねぎ」。
切ると涙が出るのは玉ねぎの辛み成分である「硫化アリル」が目や鼻の粘膜を刺激するからなのです。
この辛味が苦手な子供も多いのでは?
サラダやオニオンスライスは、薄く繊維を断ち切るように切ってから水にさらすと硫化アリルが水に溶けだし、辛みを和らげることができるので食べやすくなります。
また、この切り方で肉じゃがなどの煮物は味が染みやすくなります。
繊維に沿って切ると辛味は残りますが、シャキシャキとした食感を楽しみたい場合はおすすめです。塩もみや砂糖もみしてから水にさらしても辛味がかなり抜けますよ。
ピーマン
「ピーマン」は繊維に沿って縦に切ることで苦味を抑えることができます。
また、この方法で切ると、シャキシャキとした食感も味わえるので炒めものなどにおすすめです。
そして美味しい食べ方は、何と言ってもまるごと焼くこと!あらかじめへたの部分に指で穴をあけておけば、焼いた時破裂せず火も通りやすいのでおすすめです。
また、油で調理することで、ピーマンの苦味成分を抑えることができますから、炒めものや素揚げなども美味しく食べる調理法ですね。
きゅうり
「キュウリ」も繊維に沿って縦に切ると、きゅうり独特の青臭さが和らぎ食べやすくなります。
ちなみに、きゅうりは生で食べるほか、炒めても美味しく食べることができます。
キャベツ
シャキシャキとした「キャベツ」の千切りは、子供にとってモソモソして食べにくい場合があるかもしれませんね。
冬キャベツは、繊維に沿って切ると繊維分が残っり硬いままなので、繊維を断ち切るように直角に切ると柔らかくふわふわにカットできます。
なす
加熱した時のあのクニャツとした食感が嫌いな理由であることが多い「なす」。
「エグ味」も苦手な子供は多いかもしれません。
なすは水分を多く含んでいるので、薄めに切って油で揚げると表面がカリッとしてクニャッとした食感を少なくすることができます。
カットした後水にさらしてあく抜きすれば「エグ味」を取り除くことができます。
また、「なすの皮」が嫌いな場合は皮をむいて調理すると食べやすくなりますね。
子供の野菜嫌い克服!おすすめメニュー 編
野菜だけでは食べにくい場合でも、ほかの食材と混ぜ合わせて調理するとかなり食べやすくなります。手軽にできるおすすめ野菜メニューをご紹介します。
お好み焼き
キャベツがたくさん食べられるヘルシーメニュー!
ジャガイモおやき
皮をむき、擦りおろしたジャガイモに片栗粉を適量入れて混ぜて焼くだけ!離乳食としてもおすすめです。
ピーマンのまるごと焼き
ピーマンは切らず、オリーブオイルでまるごと焼くと最高に美味しい!油で調理するので苦みを抑えて食べやすくなります。
カレー
子供が好きな定番メニューのカレーは多くのスパイスを使っているので、人参や玉ネギなどの野菜の風味を和らげてくれ、その上、煮込むことでかさが減るので野菜をたくさん食べられます。
これを利用しない手はない!
ミートソース
野菜を細かく刻んで入れるミートソースも子供の好きなメニューの上位に入りますよね。隠し味にカレー粉を入れると、さらに美味しい!
野菜嫌いを克服できそうですね。
「野菜嫌い」でも大丈夫!?“代替”野菜を活用しよう!
子供に嫌いな野菜があると、私たち「ママ」はその“撲滅”にエネルギーを費やします。でも、「野菜嫌い」はそんなに悪いことでしょうか?
確かに、全ての野菜が食べられなかったとしたら、やっぱりそれはとても心配なこと。でもいくつか食べられる野菜があるなら、そこから広げていけばいいと思うのです。絶対に食べるのが無理な野菜ではなく「調理次第で食べられる」、「好きでも嫌いでもない」といった野菜から始めてみるのはどうでしょう?
青菜類一つとっても、味や香りは実にさまざまです。
「ニラ」などの香りの強い野菜もあれば、「チンゲンサイ」などの比較的クセが少ない野菜もあります。
ちなみに、「チンゲンサイ」は白菜の仲間でれっきとした「緑黄色野菜」なので、β-カロテンや鉄分、カルシウム、葉酸などが豊富なのです。
そのように“代替”の野菜をうまく活用するのはいかがですか?
完璧にやろうとすると、私たちも子供も疲れてしまいますね。ですから、できることから始めてみましょう!
まとめ
ビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれている「野菜」。
子供たちの心身の成長に欠かせないですね。
赤ちゃんがおなかにできた時はママの食べるものが、そして、生まれた後はママがつくる食事やおやつが、その子供の「味覚」を育てます。
ですから、妊娠中からママが好き嫌いをせず食べることが、「野菜嫌い」などの好き嫌いを防ぐことにつながるのかもしれませんね。
子供が大人になった時、健康に過ごすための「食育」を伝えられるよう、ママたちがんばれ!!
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