子育てに不安になっていた私が子育てに自信を取戻方法とは?(自己肯定感の高め方)
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子育てに重要なのは「自己肯定感」だった!
自己肯定感とは?
『自己肯定感』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
最近では育児書でもよく取り上げられているこの言葉。自己肯定感とは、「自分に価値がある」「自分は愛されている」と捉える感覚のことを言います。
人間の無意識の中に芽生える感覚なので、捉え方も程度も人それぞれなため、具体的な表現は難しいのですが、簡単に言えば「私は私のままでいいんだ」と自分で認める感覚です。
なぜ自己肯定感が重要なの?
自己肯定感は、前述したように「私は私のままでいいんだ」と自分を認める感覚のことを言いますが、これが低いと常に自分を否定してしまうようになります。
すると、周囲から見れば誰もがうらやむような素敵な人格を持っていても、自分では自分に価値がないと思い込み、生きるのが辛くなってきてしまうのです。
自己肯定感が持てない原因は?
自己肯定感が育まれるのは主に生後~3歳までの間と言われています。
この時期に親とのスキンシップが少なかった場合や、うまくコミュニケーションが取れなかった場合に、自己肯定感が低くなるという傾向にあります。
充分にかまってもらえなかった経験や、自分の気持ちを受け止めてもらえなかった経験がトラウマのようになり、自己肯定感の低さとして現れる場合が多いのです。
自己肯定感が低いままだと…
自己肯定感が低いまま育つと、「自分はダメだ」という思い込みから何事にも消極的になってしまいます。
すると、人と関わることが怖くなってしまったり、自分が生きていることに罪悪感を抱いてしまったりして、自傷行為や自殺に走るケースもあります。
また、自分が追い込まれていっぱいいっぱいになってしまったときに、周囲の人を傷つけたり、反社会的な行動をとってしまうこともあるのです。
心当たりはありませんか?自己肯定感が低いママが陥りやすい育児トラブル
- 子供に手をあげてしまう
- 子供が言う事を聞かないと腹が立って仕方がない
- 他人に子供のことを言われると過敏に反応してしまう
- 子供の泣き声が、自分を責め立てているように聞こえる
- 他の子と自分の子を比べてしまう
- 子供の笑顔を素直に喜べない
実はこれらのトラブルは全て、親の自己肯定感の低さから起こります。
一見、子供を責め立てるような行動に見えますが、このとき親自身が責め立てているのは子供の頃の自分で、それをわが子に反映して行動してしまっているのです。
こういった行動をとってしまう方は、子供の頃に自分も同じような経験をされた方が多いです。
そのため、自分のこともわが子のことも認め方がわからずに、このような方法でしかコミュニケーションをとれなくなってしまっている可能性があります。
辛くなる前に試して欲しい!自己肯定感を持つ方法
周囲に認めてくれる人を見つける
あなたの周りに、あなたを褒めてくれたり、いつもそばにいてくれる人はいますか?
今まで愛情と向き合うことを恐れていた人は、他人からの愛情を受け取ることに抵抗があるかもしれません。
もし、あなたが辛いときに話を聞いてくれたり、側にいてくれたりする人がいるなら、その人はあなたを愛してくれています。
その愛情を素直に受け取ってみませんか?愛されている自分を、素直に受け入れましょう。
思い切って親と距離をとる
自己肯定感を持てない人は、親との関係に問題があることが多いのが特徴です。
虐待を受けていたり、いつも折り合いが悪いような関係はもちろんのこと、一見関係がいいように思えても、実は「あなたのため」と言いながら親の思い通りに支配しようとしたり、「愛情」という名の檻に入れてあなたを縛り付けるような親も、いい親とは言えません。
親の前では本当の自分を出せないと感じている方や、自分の人生なのに自分のものではないように感じている方は、親に支配されている可能性があるので、思い切って親との関係を断ち切るのも一つの手です。
自分のいいところを認める
周りから褒められた時や、何かを成し遂げたとき、それを素直に受け止められずに「自分の手柄ではない」「たまたまうまくいっただけ」「もっとすごい人もいる」と自分の成功を否定してしまう癖はありませんか?
もしかしたらそれは、子供の頃テストでいい点をとっても「それが当たり前」「他の子はもっと頑張っている」「100点じゃないと意味がない」などと言われた経験があるからかもしれません。
でも、それと同じようにあなたがあなた自身を否定する必要はありません。
あなたが頑張っていることを、あなた自身が認めてあげましょう。
自分ノートをつけてみる
自分を褒めることが難しければ、まずは日記をつけてみたり、目標ややりたいことを書き出したノートを作ってみましょう。
少し時間が経ってそれを読み返すと、過去の自分と今の自分の違いに気づき、自分が成長していることがわかりやすいです。
安心できる場所をつくる
自己肯定感が低い人は、子供の頃に家庭内で自分の居場所がなかった人が多いのが特徴です。
常に親の顔色をうかがったり、家族に気を使って苦しかったのではないですか?もう誰かの機嫌を伺う必要はありません。
自分が心地よく、安心できる場所を作って、長年張りつめていた神経を休ませてあげましょう。
自分で自分をあやす
あなたは、自分の感情にちゃんと耳を傾けることができていますか?
悲しみや怒りなどを、無意識のうちに心の奥に押し込めて、気づかないふりをしていませんか?
押し込められた感情は、気づかないところで癒されることなくどんどん膨れ上がって、あなたから余裕を奪っていきます。
自分の子供をあやすように、悲しんでいる自分や不機嫌な自分をあやしてあげましょう。
インナーチャイルドを癒す
自分の子供に優しくなれないときは、あなた自身の中に存在する子供な自分がいっぱいいっぱいになっているときです。
あなた自身の中に存在する子供な自分が「その子ばっかり優しくしてもらってずるい」と泣いてしまっているために、苦しくなるのです。
そんなときは、あなた自身の中にいる子供な自分に声をかけてあげてください。
「誰にも向き合ってもらえなくてつらかったね。」「もっといっぱい甘えたかったね。」などと、傷ついている感情を受けとめてあげましょう。
そうすると、不思議と自分の子供にも優しく接することができるようになります。
まとめ
3歳までに獲得すると言われる自己肯定感ですが、実は大人になってからでも、自分の意識次第で高めることができます。
今まで自己肯定感を持てなかった自分を責める必要はありませんし、あなたが自分自身を愛することに罪悪感を持つ必要もありません。
まずはしっかりと自分への愛情を育んで、その愛を子育てにも活かしていきましょう。
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