陰ヨガとは?ヨガの種類と妊娠中におすすめのヨガのスタイルとは?
陰ヨガとはどんなヨガ?
陰ヨガは、動きが少なく、身体の関節など結合組織に働きかけるヨガです。
陰ヨガには、どんな効果があるのか、みていきましょう。
ヨガの種類
ヨガにはさまざまな流派があり種類もたくさんあります。
そのヨガをもっと大きな括りで、「陰」と「陽」の2つのスタイルに分けることができます。
動きが少なく、長時間ポーズをホールドしてじっくりと関節などにアプローチする「陰ヨガ」と、運動量の多い、筋肉を鍛えるアクティブな「陽ヨガ」の2つです。
陰ヨガとは?
陰ヨガとは、筋肉の柔軟性をアップするだけでなく、身体の深部にある関節や、靭帯、腱、筋膜などといった結合組織に働きかけ、じっくりと身体と心をほぐしていくことができるヨガです。
股関節まわりや背骨にアプローチする座位や寝位、仰向けで行うポーズが多く、動きが少ないことから「静止のヨガ」とも言われています。
自分の身体が心地よいと感じるところで静かにホールドすることで、関節などの結合組織を柔らかくほぐしていきます。
また、陰ヨガで行う関節を曲げる、伸ばす、ひねるなどのポーズによってツボや経絡を刺激し、気血の流れを良くして自然治癒力を高める効果もあります。
深い呼吸とともにポーズを長めにホールドするので、リラックス効果も高く、静かに自分の身体と心に耳を傾けることができるのです。
筋力をあまり使わないので、年齢、性別を問わず、誰でも行えるヨガであるといえます。
陽ヨガとは?
陰ヨガに対して、動きが多く筋肉の柔軟性を高め、身体をしなやかにするアクティブなヨガのことを、陽ヨガといいます。
普段、みなさんがイメージするヨガは、この陽ヨガのほうかもしれませんね。
ポーズを連続して取るので運動量も多く、また、身体の鍛練とともに汗をかくことなどでリフレッシュ効果もあります。
内面を見つめるといった点は共通していますが、陰ヨガよりもエクササイズ色が強いといえます。
陰と陽の考え方
陰陽五行思想において、陰と陽は、この相反する二つのエネルギーが互いにバランスを取りながら、「ひとつ」として成り立っている、とされています。
ヨガにおいて、陰ヨガと陽ヨガのどちらかに優劣が付くというわけではなく、その人その人の、その時の身体と心のコンディションに合わせて、「陰」、「陽」を組み合わせることで、身体と心の調和を図ることができると考えられています。