1. TOP
  2. 出産/妊娠
  3. 頭痛に効くアロマ!妊娠中に頭痛薬に頼らずすっきり痛さを和らげ解消!

頭痛に効くアロマ!妊娠中に頭痛薬に頼らずすっきり痛さを和らげ解消!

出産/妊娠
この記事は約 7 分で読めます。 4,130 Views
Sponsored Link

妊娠中の頭痛はなぜ起こるの?

ホルモンバランス

妊娠中はホルモンバランスが大きく変化します。それによって自律神経のバランスも崩れ、頭痛につながりやすくなります。

また、ホルモンそのものの影響で血管が拡張したり、赤ちゃんを育てるためにママの血液量が増えることで、脳が刺激を受けて頭痛が起きやすくなります。

不安やストレス

妊娠や出産は人生の大きなイベント。

特に、初めての妊娠だとわからないことも多く、不安やストレスを抱えやすくなってしまいます。

不安やストレスは血管を収縮させてしまい、脳の血流が悪くなることで頭痛につながりやすくなります。

運動不足

妊娠中はつわりや切迫などの影響で安静にすることも多いです。

また、お腹が大きくなって動きにくくなると、どうしても運動量が減ってしまいます。

そうなると、血流が悪くなって頭痛が起きたり、頭がボーっとすることもあります。

身体の歪みやコリ

妊娠すると身体の筋肉や筋を緩めるホルモンが分泌されます。

それによって骨盤などが開いてくるのですが、骨盤が開くことによって身体のバランスも大きく変化します。

すると、肩や首などにも負担がかかり、脳への血流が悪くなって頭痛が起こることがあります。

貧血

妊娠中は急激に血液の量が増えます。

そのときに赤血球を作るスピードが追いつかないと、貧血になってしまいます。

貧血になると脳に酸素を送る力が弱くなり、頭痛が起こることがあります。

妊娠中もアロマを使っていいの?

アロマセラピーとは

植物などから抽出した「精油」というオイルの香り成分には、薬のような作用があることが知られています。

その作用を利用して、身体や心のバランスを整え、健康を目指すことをアロマセラピーと呼んでいます。

アロマは医療現場でも大活躍!

アロマセラピーはヨーロッパなどではすでに医療保険が適応になり、治療として取り入れられるほどに効果や安全性が認められています。

近年では日本でも、産婦人科のクリニックでサービスとして取り入れられるなど、医療分野で活躍するアロマセラピストも増えています。

妊娠中のアロマ活用法

ホルモンバランスに影響を与えたり、子宮を収縮させてしまう作用があるなど、妊娠中は使えない精油もあります。

妊娠中にアロマセラピーを行う際には、妊娠中でも安全に使用できる精油を選び、安全な使用方法を実施することが大切です。

また、妊娠中は香りに敏感になるので、精油の効果にだけこだわらず、好みの香りのものを優先して使用すると良いでしょう。

人間の身体というのは不思議なもので、「いい香り」と感じる精油は、自然とそのときの自分の体調に合ったものを選んでいることも多いです。

妊娠中にアロマを使用する際の注意点

必ず天然のアロマを使う

「アロマオイル」として販売されているものの中には、アルコールで薄められたものや、石油成分から合成された香料などといったものもあります。

こういったものを使用すると、逆に体調の悪化を招いてしまう危険がありますので、必ず100%天然のものを購入して使用するようにしましょう。

「精油」と言って販売されているものは天然成分でできたものが多いので、購入の際の目安にしてください。

アロマの使用濃度を守る

精油は植物などの成分をギュッと濃縮したオイルです。

天然成分100%のものでも、ときに皮膚をかぶれさせたり、身体に刺激になってしまうこともあります。

特に妊娠中は外部からの刺激にとても敏感になる時期です。使用する量や濃度をきちんと守り、安全に使用しましょう。

長時間継続して使用しない

精油のいい香りは心も身体も癒してくれますが、その効果を期待しすぎるあまり、ずっと使い続けるのは危険です。

同じ食べ物をずっと食べ続けていると健康を害してしまうように、同じ香り成分にさらされ続けると、身体に害を与えることもあります。

妊娠中は特に身体が敏感ですので、使用の目安は1回30分程度にとどめましょう。

使用後は必ず換気する

精油を使用すると、香りの成分はお部屋いっぱいに広がり、使用を終えてもそのまま香りがお部屋に残ります。

そのままにしておくと、長時間使用し続けるのと同じことになりますので、精油をしたあとはお部屋を換気し、香り成分がお部屋に残らないように注意しましょう。

原液を直接つけない

精油の原液には、非常に刺激が強いものもあります。

そのまま皮膚や衣類などに付けてしまうと、皮膚や衣類などを傷めてしまうことがありますので、原液を直接つけないように注意しましょう。

妊娠中に使えない精油に注意!

以下の精油は子宮の収縮を引き起こしたり、胎児や母体に刺激を与えてしまう精油です。妊娠中の使用は控えましょう。

  • クラリーセージ
  • クローブ
  • シナモン
  • ジャスミンアブソリュート
  • ジュニパーベリー
  • スイートマジョラム
  • タイム
  • バジル
  • フェンネル
  • ペパーミント
  • ミルラ
  • ローズマリー
※妊娠中に使えない精油に関しては、参考にする文献などによって違いがみられます。

人によって作用の程度も様々ですので、アロマセラピーを実施する際には体調の変化に注意し、体調が悪化した場合にはすぐに使用を中止して、医師の診察を受けてください

 

妊娠中の頭痛にオススメの使い方

芳香浴

専用のディフーザーなどを用いて香りを楽しむ方法です。熱湯を注いだマグカップに精油を垂らすことで代用できます。

作用が緩やかで刺激も少なく安全なため、妊娠中にとてもオススメの方法です。

吸入法

熱湯に垂らした精油の蒸気を、鼻から吸い込む方法です。

芳香浴よりも精油の作用を得やすいのですが、刺激が強いというデメリットもあります。

アロマバス

バスタブにお湯を張り、精油を5滴ほど垂らして入浴する方法です。

香りによる癒し効果の他、身体を温めることによって精油の作用も得やすくなります。

妊娠中の頭痛にオススメの精油(アロマ)

ユーカリ

すっきりとシャープな香りが特徴の精油です。

血液の流れを良くし、頭をすっきりとクリアにしてくれる作用を持っています。

抗菌作用や炎症を抑える作用もあるので、風邪のひき始めなどの頭痛に効果的です。

オレンジスイート

甘く爽やかな柑橘の香りで、初心者でも親しみやすい精油です。

リフレッシュとリラックスの両方の作用を持ち合わせており、原因のわからない頭痛を解消するのに役立ちます。

ただし、柑橘系の精油には、紫外線で変質して皮膚を刺激するという特徴があるので、アロマバスなどで使用したときは、使用後12時間はその部位が直射日光に当たらないよう注意が必要です。

ラベンダー

落ち着きのあるお花の香りが特徴の精油です。

赤ちゃんからお年寄りまで、万人に使えると言われるほど使いやすく、アロマ初心者の方におすすめ。

リラックス効果が高く、ストレスやコリなどからくる頭痛に使えます。

ただし、文献によっては妊娠中の使用を勧めていないこともあるので、使用には注意しましょう。

まとめ

妊娠中は身体も心も大きく変化するので、それによって頭痛が起こりやすくなります。

そんなとき、妊娠中でも使える安全な精油を選べば、薬を使わず気軽に頭痛対策ができます。

精油の使用が不安な方は専門家に相談すると安心。

たった10ヶ月の貴重な妊娠期間、精油で頭痛をすっきりさせて、気分も明るく過ごせるといいですね♪


この記事を読んだ方はこちらの記事も読んでいます。

Sponsored Link

\ SNSでシェアしよう! /

Be a mother.の注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Be a mother.の人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

星山春菜

星山春菜

メディカルアロマセラピスト&心理カウンセラーとして、婦人科や精神神経科の病に悩む患者様と、そのご家族に寄り添ってきました。

現在は初めての妊婦ライフ真っただ中!つわりやむくみなどに悩みつつ、アロマをフル活用して乗り切っています。皆様のお役に立てる記事を書けるようがんばります!