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誰か助けて!妊娠中の便秘・・・妊婦さんに超オススメ薬を使わないアロマを使った便秘解消法!

出産/妊娠
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妊娠中に便秘になるのは…

ホルモンバランス

妊娠中は赤ちゃんをお腹にとどめておくためのホルモンが分泌されます。

これが腸の動きも低下させ、便秘の原因となってしまうのです。

子宮による圧迫

臨月の子宮は通常時の子宮と比べて、体積がなんと2500倍にもなるんだとか!

大きくなった子宮が腸を圧迫することで、腸の動きを低下させたり、便の通る道を狭くしてしまいます。

それによって便秘になってしまいます。

運動不足

妊娠中はつわりや重くなったお腹のせいで、思うように動けないことも多いですよね。

運動不足になると、腸の活動も低下してしまい、便秘の原因となってしまいます。

水分不足

妊娠中は血液量が増えたり、羊水を作り替えるために、普段よりも多くの水分が必要になります。

水分が不足すると、腸の中で便が固くなってしまい、なかなか排出できなくなってしまいます。

ストレス

ママになることへの不安や、妊娠に伴う生活の変化など、妊娠中は何かとストレスが溜まりやすい時期でもあります。

ストレスが溜まると交感神経が活発になってしまい、副交感神経の働きが弱まることで、消化器官の働きが低下します。

それによって便秘となってしまうのです。

妊娠中の便秘を放っておくと

むくみの原因になる

妊娠中はホルモンバランスなどの影響で、ただでさえむくみやすいのですが、便秘になると、骨盤腔内のリンパ管を圧迫したり、腸自体もむくんでしまいます。

特に、腸がむくむとさらに便秘になりやすいという悪循環になってしまうので、早めの対処がひつようです。

痔になりやすい

固くなった便を出すときにお尻を傷つけてしまったり、溜まった便によって腸の血流が悪くなることによって、痔になりやすくなります。

妊娠中は8割の方が痔を経験すると言われていますが、ひどくなると癖になってしまい、産後も痔が治らなかったり、手術が必要になる場合もあります。

便秘撃退!オススメのアロマ精油の使い方

オイルトリートメント

マッサージオイルなどに精油を混ぜて、皮膚に塗り込む方法です。

妊娠中は赤ちゃんがお腹の前側にいるので、便秘解消には、腰などをマッサージするのが効果的です。

直接肌に精油を浸透させるので、精油の作用を得やすいのですが、妊娠中には作用が強く出てしまうかもしれないというデメリットもあります。

実施するときには精油の濃度が1%を超えないようにし、使用中に異常が生じた場合には直ちにオイルを洗い流して、医師の診察を受けるようにしましょう。

温シップ

精油を3滴ほど垂らしたお湯にタオルを浸してしぼり、それを腰に当てる方法です。

アロマの力に加えて、温熱効果もあるため、腸の働きを活発にするのにとても効果的です。

10分ほどで身体全体もポカポカしてきます。

芳香浴

精油の香りを楽しむ方法です。鼻や肺の粘膜から香り成分を体内に取り入れることで、精油の効果を発揮します。

刺激が少なく、リラックス効果も高いため、妊娠中におすすめの方法です。

妊娠中にアロマを使用する際の注意点

必ず天然のものを使う

「アロマオイル」として販売されているものの中には、アルコールで薄められたものや、石油成分から合成された香料などといったものもあります。

こういったものを使用すると、逆に体調の悪化を招いてしまう危険がありますので、必ず100%天然のものを購入して使用するようにしましょう。

「精油」と言って販売されているものは天然成分でできたものが多いので、購入の際の目安にしてください。

使用濃度を守る

精油は植物などの成分をギュッと濃縮したオイルです。天然成分100%のものでも、ときに皮膚をかぶれさせたり、身体に刺激になってしまうこともあります。

特に妊娠中は外部からの刺激にとても敏感になる時期です。使用する量や濃度をきちんと守り、安全に使用しましょう。

長時間継続して使用しない

精油のいい香りは心も身体も癒してくれますが、その効果を期待しすぎるあまり、ずっと使い続けるのは危険です。

同じ食べ物をずっと食べ続けていると健康を害してしまうように、同じ香り成分にさらされ続けると、身体に害を与えることもあります。

妊娠中は特に身体が敏感ですので、使用の目安は1回30分程度にとどめましょう。

使用後は必ず換気する

精油を使用すると、香りの成分はお部屋いっぱいに広がり、使用を終えてもそのまま香りがお部屋に残ります。

そのままにしておくと、長時間使用し続けるのと同じことになりますので、精油をしたあとはお部屋を換気し、香り成分がお部屋に残らないように注意しましょう。

原液を直接つけない

精油の原液には、非常に刺激が強いものもあります。そのまま皮膚や衣類などに付けてしまうと、皮膚や衣類などを傷めてしまうことがありますので、原液を直接つけないように注意しましょう。

妊娠中に使えないアロマ精油に注意!

以下の精油は子宮の収縮を引き起こしたり、胎児や母体に刺激を与えてしまう精油です。

妊娠中の使用は控えましょう。

  • クラリーセージ
  • クローブ
  • シナモン
  • ジャスミンアブソリュート
  • ジュニパーベリー
  • スイートマジョラム
  • タイム
  • バジル
  • フェンネル
  • ペパーミント
  • ミルラ・ローズマリー
妊娠中に使えない精油に関しては、参考にする文献などによって違いがみられます。

人によって作用の程度も様々ですので、アロマセラピーを実施する際には体調の変化に注意し、体調が悪化した場合にはすぐに使用を中止して、医師の診察を受けてください

必見!スルッと快便アロマ

オレンジスイート

柑橘の甘く爽やかな香りが特徴の精油です。消化機能を高めてくれるので、お腹がパンパンに張ってしまうような便秘や、運動不足などによる便秘に効果的。

ただし、紫外線によって変質し、皮膚に害を与えてしまうことがあるため、使用後12時間は使用した部位が日光にあたらないように注意してください。

ゼラニウム

ホルモンバランスや神経バランス、体内の水分のバランスや精神的なバランスも整えてくれる、優秀な精油です。

ローズに似た甘い香りで、女性に好まれることが多いです。便秘の他に、むくみが気になる方にもおすすめ。

ラベンダー

赤ちゃんからお年寄りまで、万人に使える精油として有名なラベンダー。

作用が穏やかで刺激も少ないので、妊娠中でも安心です。

リラックス効果が高く、副交感神経を優位にして消化機能を高めてくれるので、ストレスなどで便秘になっているときに効果的。

安眠効果もあるので、妊娠中の不眠にも使えます。

まとめ

便秘を経験するのが初めてだったり、今まで使っていた薬が使えなくなったりと、何かと戸惑いがちな妊娠中の便秘。

妊娠中にも安全なアロマを使って、気分転換しつつ、便秘も解消できれば一石二鳥ですよね。

精油の種類や使い方には様々なものがありますので、自分に合ったものを見つけて、快適なマタニティライフを過ごしましょう♪


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ライター紹介 ライター一覧

星山春菜

星山春菜

メディカルアロマセラピスト&心理カウンセラーとして、婦人科や精神神経科の病に悩む患者様と、そのご家族に寄り添ってきました。

現在は初めての妊婦ライフ真っただ中!つわりやむくみなどに悩みつつ、アロマをフル活用して乗り切っています。皆様のお役に立てる記事を書けるようがんばります!